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N.Y旅日記(3) [2006春NYとロスアンジェルスの旅]

3/29 MOMA(ニューヨーク近代美術館)&MET「Luisa Miller」 

昨夜も夜中に目が覚め睡眠不足。けど美味しいベーグルのおかげで少し元気になり外出。MOMAまでは数ブロックの道のりなので、のんびり散策。途中RIZZOLI書店をみつけ店内探検。意外にスペースは狭いし、お目当てのものもなくちょっぴり失望。3年前のN.Y訪問は9.11テロの半年後だったので、まだ反旗が掲げられ、沈鬱なムードが残っていた。観光客にもセキュリティがきびしかったが、空港を除いてゆるやかになり、街のムードも好景気を反映して明るく華やかだ。

MOMAは日本人の建築家によって新しい建物が完成。モダンアートの殿堂にふさわしい空間が広がっている。「ムンク展」も開催されていたので10:30の開館前はチケット売り場の前や館外にも行列。子供たちを含めた団体客も多く、広いエントランスロビーもごったがえしていた。

前回は建設にあわせて大部分のコレクションが世界各地に巡回中だったのであまり多くは観られなかった。しかし門外不出?のルソー「眠れるジプシー」とゴッホの「星月夜」は観られてそれほど失望しないですんでいた。今回はほぼここにある収蔵品を見学。デ・キリコやマティス、ココシュカなどの名品が多く堪能。写真はゴーギャンの「3匹の子犬と静物」のワンコの部分。以前、ゴーギャンは苦手な画家だったがある論文を読んでから興味をひかれるようになった。こういうなにげない日常風景の絵画も独特の味がある。

彫刻ガーデンはまだ工事中だったので室内彫刻コーナーを撮影。

特別展のムンクは数年前にウィーンのアルベルティーナ美術館で開催されたパーフェクトなエキシビジョンでの印象が強く残っている。あの時に較べると展示品もやや落ちるが、特別だったのがアメリカの某富豪の家を飾っていた梁にあわせて描かれた「セイレーン」。人魚の暗く誘惑に満ちたまなざし・・・。

ランチはMOMAから徒歩数分のお気に入りのベトナム料理店へ。フレンチベトナム料理は洗練されて美味。前菜に焼海老のサラダ、メインに鶏肉の皿、ココナッツのシャーベット。優しい気配りのマダムの笑顔、一人旅には嬉しいランチだった。

夜のオペラはヴェルディの「ルイザ・ミラー」、はじめてのオペラだ。フリットリがキャンセルになり、シコフもこの公演は出番でないので、少々期待薄ででかけた。ルイザはヴィッラロエル、ミラーにc・アルヴァレツ、フェデリカがW・ホワイト、昨日に続いてモリスも堂々たる伯爵さま、それぞれがなかなか気合のはいった良い歌唱だった。ベニー二の指揮もイタリアの叙情的な音楽を流れるようにまとめあげGood。舞台装置はまたまたゴージャス系、特に伯爵の城内が豪華だった。席は昨日に続き2列目の中央寄り。


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