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L.A旅日記 [2006春NYとロスアンジェルスの旅]

4/1  N.Y~L.A

ニューヨークではTVで毎日天候をチェックしていた。私の滞在中は西海岸は大雨、中央がブリザード、東海岸は春らしい温暖な気候ということで、北米大陸の広さを実感。さてN.Yを正午に出発のこの日から低気圧は接近してきて、やっぱり私は照る照る坊主・・・。3時間の時差があるので6時間のフライト。これだけ乗ったら日本からはバンコクやハノイくらいまで行ってしまうなと考えてしまう。後ろの席のおばさんふたりがトランプゲーム。ずーっと喋ってうるさいこと。

L.Aの空港のアメリカンエアーラインのターミナルは荷物の引き取り場所は外部から直接入れる場所にある。娘夫婦も「ここまで入れるんだねぇ~」と、驚きながら出迎えてくれた。4ヶ月ぶりの孫娘もちょっと見ぬまに大きくなって元気そう。サンタモニカの日本のスーパーで買い物をしてから、サンタクラリタの家へ。娘夫婦の家はマジックマウンテンの近くの新しいコミュニティにある。昨年出産の手伝いで来てから1年ぶり。まだ建築中だった家々も完成、温暖なカルフォルニアらしく、植木や花々も成長し、落ち着いた町並みになってきた。

4/2 ロサンゼルスオペラ「フィガロの結婚」

今日は日曜日なのでオペラはマチネ。野球青年の娘婿に練習を休んで子守をしてもらい、娘とオペラへ。ダウンタウンにあるミュージックセンターのオペラ劇場の駐車場は地下8階まである。ワンブロックも車で移動というL.Aならではと驚く。日本からばらばらに2枚ネットで申し込んだので、席は離れていると思っていたが、チケット引き換え窓口で名前をいったら「サッポロね~」と並んだ席を用意してあった。しかも舞台近くの良い席!親切だわ~

さてケント・ナガノが今シーズン限りでL.Aの音楽監督から引退ということで、ほぼ満員。日曜日のせいか若い人たちが多くカジュアルな雰囲気だった。幕はハリウッド風、スクリーンにタイトルの表示。Abdrazakovのフィガロ、Pittsingerの伯爵、伯爵夫人のPieczonka(彼女ひとまわり太ってしまって、えっ!)バーバラ・ボニーのスザンナ、Lucy・Schauferのケルビーノという豪華なキャスト。舞台も映画の街を意識させる、18世紀末らしいリアルさ。演技も細かく、なかでもボニーはベテランらしく視線さえも計算され、少々衰えを感じさせる歌唱をカバー。演出でめだったとろは伯爵夫人とケルビーノの今後のなりゆきを示唆する場面が多かったこと。ケント・ナガノは私はあまり買ってない(といってもリヨンで録音したものは好きな盤がある)が、この日のモーツァルトも何かが欠けているような頼りなさが気になって・・・歌手は歌いやすいタイプ?ここを去ったあとはバイエルン州立歌劇場とカナダのモントレオールのオーケストラを主に活動とのこと。ミュンヘンでフランスものが聴きたいな。写真はパンフレットとケントナガノの特集号。夫人はピアニストの児玉麻里さんと初めて知った。

4/3 ショッピング  4/4 NORTON・SIMON美術館  4/5桜子の一歳の検診&誕生日

残念ながら帰国まで雨が降り続いたが、娘の運転であちこち連れて行ってもらったし、この旅のメインイベントの孫のバースディもお祝い、楽しい滞在だった。

NORTON・SIMON美術館  L.A郊外の落ち着いた高級住宅地パサディナの町外れに建っている。赤ちゃん連れなので地階のアジアなどの彫刻はパスし、一階フロアの14世紀から20世紀までの欧米絵画を見学した。美術館デビューを果たしたチビちゃんはむずかることもなく、最後に玄関前にあった大きな仏像を指差し「あ~!!」さすが日本の赤ちゃんと喜んだオババ馬鹿。

コレクションで気にいったのは好きなスルバランが3点もあったこと。変わったとこではフォンテンブロー派の影響を受けたアントワープ出身の16世紀の画家Jan Massys、渋沢龍彦のお気にいりのS・Stoskopffなど。セザンヌ、ルドン、ゴッホも優品が揃っている。L.Aに行くことがあったらポール・ゲッティの次にぜひ訪ねてみてください。素敵な庭園を眺めながらでお茶してゆっくりできる。スキャナーの調子が悪いので絵葉書を撮影。下左スルバランの「静物」、リヴェラ(メキシコの女流画家)の「The Flower Vendor」


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