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2007冬の旅 チュニジア(3) [2007冬チュニジアとマルタ島の旅]

 1/28(日) チュニス~ザクアン~スース~エル・ジェム~スファックス
 

北アフリカとはいえ広い砂漠地帯のある国です。朝晩は寒い と聞いていましたが、最高温度は20度くらいに上がるとの事前情報。暖かいジャケットなど要らないかしら?と思いながら、寒いと辛いからと革やキルトのジャケットをトランクに詰めてきて正解でした。  この日の 朝の出発時はそれを着込んでも寒いくらいでした。バスに乗り込み次の目的地スファックスをめざして出発。

バスからカルタゴ時代からの水源とされる山脈が見えてまもなくザクアンの水道橋遺跡があらわれてきました。世界最長の全長132キロという 統治国であるローマをしのぐ規模だったそうです。現在の道路はこの水道橋に沿ってカーブしています。

ここから地中海沿岸東を南下してスースの旧市街(世界遺産)に寄りました。高い城壁に囲まれたメディナのなかはモスクの塔がそびえ、登って見学できる要塞もあります。今日は日曜日ということもあってスークの生鮮食料バザールは大混雑。ゆっくり珍しい野菜など見ていると迷子になってしまいそうでした。いつも個人旅行なので、何かに気をとられるとついつい意識が団体行動からずれてしまいます。きっと、添乗員さんにとっては要注意人物だったことでしょう。

ランチはこの近くのハーバーに面したリゾート風イタリアレストランで。

午後からはやや内陸に入ったエル・ジェムの円形闘技場へ。ここも世界遺産になっています。ローマの属州とはいえ高度な建築技術を駆使した都市が残されているのは、それだけ世界の超大国ローマがカルタゴの領土を重要視していたことのあらわれでしょう。現代のチュニジアは石油資源もなく決して豊かとはいえません。でも現地ガイドさんが「石油がとれなくてもかえって良いのです。平和が一番です」という意味が心に響きました。石油を巡っての利権争いや超大国の介入には無関係でいられますもの。  エル・ジェムの円形闘技場 をバックに咲き乱れるブーゲンビリアの花々。そして名も知らない黄色の野草がひっそり遺跡の石の間に咲いていました。

再び地中海沿岸に戻って、日暮れにスファックスの街に到着。長いバスの旅で疲れましたが、ホテル(OLIVIERS PALACE)は中庭の美しいイスラムの宮殿風の建物、お部屋もなかなか素敵でくつろげました。


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コメント 4

あがるま

チュニジアとは羨ましい!

何時か春休みにアレクサンドリアをはじめアフリカの地中海沿岸に行かうと思つて居るのですが、今回も逃してしまひました。

パック旅行の方が移動も容易だし安くて便利なやうですね。
でも少しはアラビア語も覚えなくては、と思ふとまた億劫になります。

ギリシアでもローマのものでも植民地の方がよく残つてゐますね。
ElDjem(Thysdrus)やLeptisMagnaやアルジェリアのTimgad(Thamugadi)古代都市の写真が印象的ですす。
アドリア海や黒海の方も行つてみたいし。
by あがるま (2007-02-14 22:26) 

tina

青い扉はあちこちにあるのですか?
亡くなった友達から、知り合いの方が扉や窓の写真を撮って絵葉書にしたのをいただいたことがあって、その中にチュニジアの青い扉があったのですが、もう少し幅が広かったような気がするので、べつのものかと。
チュニジアン・ブルーと言うのはこのことかしらんと思ったものですが。
by tina (2007-02-15 13:33) 

alice

あるがまさま

北アフリカのマグレブと呼ばれるモロッコ、アルジェリア、チュニジアは私にとっても以前から憧れの国でした。ようやくチュニジアだけはクリアしたので、来年にでもモロッコへ行きたいと思っています。ホントはジブラルタル海峡を船で渡ってタンジェに上陸するのが望ましいのですが、今回のような楽々パックを選ぶことになりそうです。

アルジェリアはまだ政情不安定なのでしょうか。ツアーはあまり見かけませんね。
by alice (2007-02-15 14:41) 

alice

tinaさま

チュニジアン・ブルーと呼ばれるあの青い扉や窓の色、とても印象的でした。シティ・ブ・サイド以外にもあちこちで見かけました。ですから大きさも形もさまざまです。白壁の家に良く似合ってましたよ。

旅日記を早く書き上げて確定申告しなければ、そろそろ夫に叱られそう・・・。
by alice (2007-02-15 14:55) 

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