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2007冬の旅 チュニジア(4) [2007冬チュニジアとマルタ島の旅]

1/29(月) スファックス~マトマタ~ドゥーズ~大塩湖~タメルザ

 チュニジア第2の都市スファックスでは観光する暇も無く朝8時には出発です。いくらあなた任せの団体旅行といってもバスがどのあたりを走っているのか知らないのは耐えられないので、昨日購入した地図を見ながらの確認作業。いくつかの町や村を通り南下し、途中から 地中海沿岸を離れ内陸の砂漠山岳地帯に入っていきました。どの町でも学校が一番立派な建物で、教育費はかからないという恵まれた環境です。中東のイスラム圏との大きな差は女性の立場です。独立後の総選挙後は女子も参政権と教育が受けられようになりました。今では優秀な人材が育ち社会の中枢で活躍しています。もちろん一夫一妻制で、離婚の慰謝料も高く、払わなければ夫は刑務所行きです。その厳しさのためか独身男性が増えているとか。日本語堪能なチュニジア人のガイドさん(推定年齢35歳男性)はユーモアたっぷりにいろいろなお話を聞かせてくれました。 一番の傑作は8歳のときに行われた割礼の儀式の赤裸々体験談。 もう、爆笑!

そうこうしているうちにこの日最初の訪問地マトマタに到着。北アフリカの先住民族ベルベル人の住居を見学しました。アラビア語でマグレブ(西の果ての意味)と呼ばれるモロッコ、アルジェリア、チュニジアに多く住んでいます。ベルベル人は自由な気質を持つ民族なので、アラブ化には相当な抵抗をしました。そのアラブ軍との戦いでチュニジア南部の山岳地帯に逃れ、山に横穴を掘って住み着いたのです。私たちが訪れたのは道路わきの小規模な民家です。アーモンドの花が満開でした。

歓迎のしるしに竈で焼いたあつあつのパンを振舞っていただきました。粉も臼でひいたのでしょう、とても香ばしく美味しいパンでした。

ランチはホテル(シディ・ドリス)も兼ねた大きな穴居式建物で。ここは「スター・ウォーズ」のロケ地として知られています。

Barのこの椅子にいつもハリソン・フォードが座っていたとか聞きましたが、この土俗的な場所とあの宇宙を舞台の映画が・・・いまいちイメージが一致しませんでした。ジョージ・ルーカスは空からの眺めで月世界をイメージしたのでしょうね。ランチではチュニジア風春巻きやクスクスなどいただきました。

マトマタを離れ、らくだの放牧が見られる砂漠地帯へ。砂漠といってもナツメヤシの並木もまだ多く見られますし、らくだ草?の低い潅木状のものも茂っています。

ドゥーズではらくだに乗っての砂丘散策がスケジュールに組まれていましたが、私はエジプトで体験済みだったのでパスしました。今はらくだの雄の発情期で、涎だらだらで 気持ち悪かったのもありました。↓はこの近辺の風景です。

 幻想的な夕暮れの大塩湖(ここを横断するのに約1時間かかりました)を眺めながら今夜宿泊のタメルザのホテルへ。

着いたときはすでに暗くなっていましたが周囲の景観に溶け込んだ外観の素敵なオアシスの宿です。実はここで私の誕生日を迎えました。なつめやしの絵のついたお祝いのケーキ も運ばれ、みなさんにお祝いしていただきました。家族から離れたバースディは初めてでしたが、添乗員さんの肩もみプレゼントつき、そしてBarで2次会の無花果酒も美味しくいただきました。とても思い出深い誕生日になり、幸せでした。


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