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2007冬の旅 チュニジア(6) [2007冬チュニジアとマルタ島の旅]

1/31(水) タメルザ~スベイトラ~カイラワン

  名残惜しいタメルザのホテルを写真↓に撮って、バスに乗り込み一路スベイトラへ。

3時間のバスの旅は疲れの出る頃でしたし、ほぼ寝入ってしまいました。どんな風景だったのかあまり記憶にないのですが、景色は砂漠から次第にオリーブやアーモンドなどの緑、それとともに村や町のの集落も多くなってきます。

チュニジアに来て道路沿いに羊の死体がぶら下がっているレストランが並んでいるのを見た時は驚いたものの、次第に見慣れてきて、6日目ともなるとバスにまで漂ってくる美味しそうな匂いにお腹がぐう~。慣れとは恐ろしいものです。こちらの方は食べる前に羊を見てから注文するのが当たり前なのだそう。またイスラム教では禁じられている豚科の猪が山に繁殖しすぎて困っているとか・・・。砂漠を見ながら温泉に入って牡丹鍋のコースが日本人向けで良いんじゃないかしら・・・って冗談です。

この日は朝はどんより曇って雨も落ちそうでしたが、スベイトラの遺跡の見渡せるホテルで昼食を取っているうちに晴れ間が見えてきました。

今回は天候には恵まれ、マルタでも一度も傘を使うことなく旅を終えました。しかし、2月は雨が降るべき時期なのです。春までに雨が降らないとこの国は大変なことになります。乾いた大地に人々が伏して、アッラーの神に祈る気持ちがここではすんなりと理解できるのでした。日本とはまったく違った風土に数日間とはいえ身を置いてみると、今までの認識不足を痛感させられました。中東のイスラム圏との違いもここへ来てなるほどと思うことも多くありました。私たちのバスに手を振ってくれたやさしい表情の大人やはにかんだ子供たちの可愛らしさ・・・。ツアーとはいえ治安に不安を抱く場面は皆無でした。充分、個人旅行ができる国ではないでしょうか。

さて、ランチのあとはスベイトラの古代ローマ遺跡の見学です。

ここは2次大戦のとき?フランスの軍隊が駐屯していた時に発見されましたが、発掘作業は予算が乏しくすでに終わっています。広い敷地に3つの異なったギリシア建築の神殿が並んでいる風景は珍しいといわれています。

ほかは浴場や水道池の見学。途中カブサに立ち寄り休憩後、夕方カイラワンのホテル(ラ・カスバ)へ。 バスの移動が最も長く、見るところも一箇所だけの疲れた一日でした。ホテルは外観はカスバ(城壁)を模した建物ですが、中は近代的です。

チュニジア最後の宿泊にふさわしくお部屋も壁にモザイクタイルが張ってあって、エキゾチックな趣でした。

いつものひとり旅では3星中心に泊まっていますから、今回の旅は5星ばかりで贅沢なものでした。ホテルに着く度にうわ~5星!豪華!と喜んでいたのは私だけ・・・。(笑)


 


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