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2007冬の旅 チュニジアからマルタへ [2007冬チュニジアとマルタ島の旅]

 2/1(木) カイラワン~チュニス16:00発~トリポリ乗り換え~バレッタ20:00
 午前中はカイラワン(ケロアン)の観光です。ここはメッカ、メディナ、エルサレムに次いで4番目に重要なイスラムの聖地だそうで、それにふさわしいアフリカ最古(9世紀建立)のグランド・モスクが建っています。ミナレット(尖塔)から流されるスピーカーでのコーランを初めて聞いたのはエジプトのカイロでした。その時は何が始まったのかと驚いたものです。カイラワンのモスクもチュニスと同様に2つの塔を持ち柱頭はローマ時代の神殿のものを移築しています。

ここでは回廊以外も観光ができますので、色彩豊かなモザイクタイルやレース編みのような白い石の彫刻などで装飾されたミラフーブといわれるメッカの方角を示す壁面のくぼみなどの内部を見学をしました。シリアのダマスカスのグランド・モスクは屋内の大礼拝所にも入れたのですが、ここでは入り口でストップ。ダマスカスより凝った装飾、瞑想的な暗い内部にシャンデリアが綺麗です。

  

回廊の柱頭彫刻がヨーロッパのロマネスク聖堂とも当然似通っていますが、↑右の礼拝堂への扉口にもローマ帝国の属領時代にさかのぼれそうな様式が見られます。柱頭彫刻もひとつひとつゆっくり観ていたら・・・置いて行かれてしまいました。どの方向に行くべきか一瞬頭が真っ白に ・・・でも入り口が見えたので走ってそこから外へ。路地の向こうに添乗員さんの後姿がチラッと見えて一安心。人について歩くと自分がどこでバスを降りて、どこから入ったのかも注意を払わなくなるものですね。今回は背の高い添乗員さんだったので遅れても見つけやすく助かりました。

タイルで飾られた華麗な回廊はシディ・サハブ廟です。

カイラワンの旧市街は世界遺産に登録されています。

   

旅の振り出し地チュニスに戻り、市内の港に近いレストランで昼食。ブイヤベースのような魚のスープが美味でした。このとき雨が降ってきましたが、店先からバスに乗り込み 空港へ。

当初の予定ではチュニスからダイレクトでマルタ島へ飛ぶはずでしたが、飛行機の手配ができなかったそうで、リビアのトリポリ経由になりました。チュニジアみやげに地元のワインを免税店で購入しました。一番高いので1,200円くらい。日本には輸出されていないそうなので家人も喜ぶでしょう。リキュールの無花果酒も欲しかったのですが、マルタからミラノ間も重量制限が厳しく、かといって手荷物の液体チェックは厳しい昨今ですから、諦めました。

トリポリでの乗り換えカウンターでは、ハラハラしました。係員が全員のパスポートを持ったまま、どこか違うオフィスに行ってしまったのです。心なしか添乗員さんの顔が青ざめています。そして係員の去った方向を見つめながら、行ったりきたりしています。それも知らず酒豪たちは文句たらたらです。「リビアは来たくないわね~」・・・リビアでは国際空港のBarといえども禁酒国なので、ビールも飲めませんから。(笑)
30分ほどたって係員がパスポートを抱えて戻ってきました。先ほどの厳しい顔から変貌、にこっと微笑んで「Bon voyage!」でした。空港内の係員は外国人にはほとんどフランス語で話します。

 結局飛行機も遅れたので、マルタ島のホテルに着いたのは10時近くでした。そのままホテル内のイタリア・レストランで軽めの夜食をとり部屋へ。(ラディソン・ベイ・ポイント・リゾート)


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