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2007年ヨーロッパ初夏の旅(リール1) [2007夏ベルリンからブリュッセルまで周遊の旅]

5/14(月) パリ北駅~リール  リール美術館        Mercure Lille Centre Opera2泊
 おにぎりを握ったり、荷物の整理をしてから11時過ぎにホテルをチェックアウト。ラッシュアワーの時間ではないのに北駅までタクシーはのろのろ状態。駅に着いてタクシーを降りようとしたら寄付をせがむアラブ系の女性たちに囲まれました。ドライバーさんが凄く怒ってポリスを呼ぶぞ!と叫んだので離れて行きました。ところが、時間があまりないのに、窓口は長蛇の列です。お昼休みなので窓口は半分しか開いてません。発車5分前にようやくリール行きのTGVに駆け込みました。せっかく作ってきたおにぎりですが、車中では4人掛けの席(テーブルのある)になり、他の3人は揃ってばりっとしたスーツ姿のビジネスマン。ここでおにぎりをほうばる勇気?はありませんでした。で、ホテルに着いてからゆっくりお茶を入れてランチ。

ホテルは歌劇場の真裏、ロビーから劇場裏口のアーティスト専用入り口(左)が見えます。

お部屋も広く、バスルームも大きな窓付きで広々。写真でははっきりしませんが、バスタブに載せた脚拭きタオルがシャツのように畳んであってお洒落。一泊朝食込み138ユーロ。

パリ、ブリュッセル、ロンドンから近いという地の利もあるのでしょう。街に活気があり、素敵なお店も並んでいます。美術館までの散策も雨が時折強く降りましたが、車の入らない通りが多く、のんびり15分ほど歩きました。

 宮殿のような豪壮な建物のリール美術館はおりしもPhilippe de Champaigneの特別展が開かれていました。特に好みの画家では ありませんが、古典的で巧みな絵画はそれなりに惹きつけられるものがあって、ルーブルの何点かは素晴らしいです。この地でまとまって観ることができたのは幸運でした。アメリカなどからの出品も多く、スピリチュアル&フォーマルな傑作75点を展示。(4/27~8/15)

 Philippe de Champaigne シャンパーニュ(1602~74)
 フランス古典主義の画家。ブリュッセル生まれだが画の修業のためフランスへ。師匠の娘との結婚を機にフランスに帰化。宰相リシュリューの庇護下で多く制作。肖像画や宗教画に優れたものが多い。フランドル絵画の伝統とイタリアの古典主義絵画を融合した、独自のモニュメンタルな画風を形成した。全作品数 :約200点

↑「律法の石版を示すモーゼ」1648(米ミルウォーキー・アート・センター)

↑「1662年の奉献画」(パリ・ルーブル)

↑「屍衣の上に横たわる死せるキリスト」1654以前(パリ・ルーブル)

リール美術館で一番の目的だったのはCarlo Crivelliの4点の聖人画(S・Aostino、S・Nicola、S・Chiara、S・Lucia)・・・中世から15世紀までの彫刻や絵画の展示室↓はもとよりあちこち探し回りましたが、結局発見できませんでした。ブックショップ でここのカタログを立ち読み(重くて買えない)もしましたが、どこにもクリヴェッリの名は見当たらずがっかり、足が棒になってしまいました。

追記:クリヴェッリの4点は南仏アヴィニヨンの美術館にあることが分かりました。

夕食はオペラ劇場の斜め向かいにあるHIPPO GRILLという大きなレストランで。フォアゴラの入ったムニュがありましたので 注文。前菜はパンに フォアゴラのペーストをバターのように塗って食べるというシンプルなもの。それがなんでこんなに美味しいのでしょう!!添えられた粗塩と香辛料の刻んだものをパラパラふりかけていただきました。

メインはここの売りの肉類の串焼き。美味しくて、少し食べてから慌てて撮影

デザートはチョコレートムース。ワイン一杯、水、コーヒー。お勧め度 ★★★★


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