SSブログ

2007年ヨーロッパ初夏の旅(ミラノ2/コモ) [2007夏ベルリンからブリュッセルまで周遊の旅]

5/20(日) コモ湖一日観光

いつもスタートの遅い私、出発の頃になってバタバタ。メトロの確認などして出かけましたが・・・ドゥオーモ駅からガリバルディ駅までの切符を買うのに一苦労。まだ自動販売機に慣れません。結局、新聞売ってるところで2枚購入。この数分のもたつきとコモ行きの窓口の長い行列で、丁度良い時間のコモ行きを一本逃がしてしまいました。

コモ駅からタクシーで、丘の上のサンタッボンディオS・Abbondio教会(11世紀)へ。運転手さんに15分くらい待ってもらって見学。ロンバルディア=ロマネスクを代表する建物です。ロンバルデァ帯、付け柱や扉口の彫刻が典型的なロマネスク建築。内部は天井が高く、暗くひんやり、イタリアン・カソリックに多い華美な飾りが無く、いい雰囲気です。壁画が暗くてよく見えなかったのですが、帰国後の情報では照明があったようです。

後陣外観は両側の鐘楼のバランスが良く、背が高くすっきりした印象。

遊覧船の情報を日本で取ってこなかったので、まったく行き当たりばったりになってしまって、やはり時間にロスが出ました。Gravedonaへ行く定期船の2時の出発まで時間がたっぷり。↓大聖堂の見学やこの広場でランチ(ピッツア)をとったりして過ごしたのですが、真夏のような太陽に照らされ(帽子もホテルに忘れてきて)たこともあり、次第に疲れてきました。

それでも、kさんが以前訪問されたときのHPのコピーだけは忘れずに持ってきました。それを眺めていると、私も頑張って行ってみようという気持ちになりました。今、この日記を書いていてもkさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

↓船からの眺め。湖畔のあちこちに美しいヴィラやホテルが建っていて、素敵なレストランも・・・。

日曜日なので小さな子供を連れたファミリーが多く乗っていました。

何箇所かストップしながら1時間半。次はGravedonaのアナウンス、目的のサンタ・マリア・デル・ティリオ教会(12世紀)が見えてきました。

船着場から徒歩数分。枇杷の実る木の向こうににゅっと現れた八角形の鐘楼。

正面に到着。今日は日曜日、ミサが終わった頃?と思ったら

今日はキリストの昇天祭。洗礼を受ける赤ちゃんが集合。

後陣にはフレスコ画が残り、窓からの淡い光が差し込みます。最近訪れたロマネスクの教会の中では屈指の心休まる内部空間。幸い儀式の終わった直後でしたから、しばらくぼーっとしていました。

後背部に回りますと、芝生と樹木。そして湖の波がすぐそこに・・・。

40分後に波止場に戻るとお迎えの遊覧船がやってきました。

ミラノに戻ったのはすでに7時を過ぎていました。ホテルへ帰る前に夕食をと、ミラノ風カツレツの美味しいレストランへ。しかし祭日で近辺は軒並みお休み。仕方なくエマニエルⅡのガレリアへ。ミラノ最後の夜です。スプマンテで乾杯。

前菜の蛸のカルパッチョ、味は普通ですが、量が多過ぎ。次のパスタも何を食べたか思い出せないくらいの代物。デザートはパス・・・でもお値段は嘘!!っていうほどお高いものでした。コペルトが場所代で高かったのかしら?お勧め度★ 救いはドミンゴに似たお給仕のおじさんが、内緒ねとウィンクしてスプマンテをもういっぱいサービスしてくれたこと。

奥の右に見えるお店です。親切なおじさんには悪いけれど、二度と行きません。

帰りの道すがらドゥオーモを撮影。本格的に暗くなる前の明るい藍色の宵の空が、いかにもイタリア。この色が大好きです。暑くてもイタリアは夏が最高!!

 

 

 

 


nice!(0)  コメント(4) 

nice! 0

コメント 4

kikuko

あまりにも過分なお言葉、汗まみれになってしまいます! サンタッボンディオは湖畔から線路の横の道を延々と歩きました。今度行ったAgliateやGallianoのロマネスクの聖堂も「コモの工匠」の技術をいまに伝えて、しかも住民の振興のよりどころとして息づいていることに感動しました。洗礼式とは、いいときにいらっしゃいましたね。
 
by kikuko (2007-06-06 19:57) 

alice

AgliateやGallianoのロマネスクの聖堂は以前チェックしたことがあって、どうやったら行けるのか~?と思っていました。

さきほどMIXIにもコメントさせていただきましたが、意外に簡単に行かれそうなので、次回ミラノに行ったら、ぜひ訪れたいと思っています。

Gravedonaの八角形の鐘楼は鐘楼としてはあまり例のない形と思っていましたが、洗礼堂(八角形)をかねて建てられた教会なのかもしれませんね。それで、この教会で洗礼を受けることが、代々受け継がれてきたのでしょう。
by alice (2007-06-07 18:10) 

kikuko

 「住民の信仰」が「住民の振興」になっていました。恥ずかしい! いつぞやテルニのロマネスクの聖堂へ行く道を尋ねた老紳士が「私はその聖堂で洗礼を受け、亡き妻と結婚式を挙げたんだよ」と言われて、途中まで付いて来てくださいましたが、単に見学だけで行って、ちょっとたじろいでしまうときがあります。でも、今度行かれたサンタッポンディオに行ったときも、熱心に祈っていらした方が帰られるときに、祭壇画がよく見えるように電気をつけてくださったり、とても寛容で、ありがたいと思いました。
by kikuko (2007-06-08 09:46) 

alice

Kikukoさん

↑の2重投稿の分を消させていただきました。

>単に見学だけで行って、ちょっとたじろいでしまうときがあります

確かに私もクリスチャンでもないので、居心地の悪い時もあります。けれど、逆に考えると日本のお寺を拝観している外国の方を見かけると嬉しいわけですから、そのように考えることにしています。
儀式のときは邪魔にならないように細心の注意または終わるのを待っていたりします。一人旅だと目立たないのが良いですね。

>祭壇画がよく見えるように電気をつけてくださったり

Kikuko さんがやさしくされるというのは、謙虚なお気持ちが伝わっていることなので、良いお話ですね。
by alice (2007-06-08 17:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。