2008年冬の旅(NAPOLI 10) [2008冬ローマ、ナポリ、シチリア島の旅]
2/4(月)
朝食の後、ホテルの屋上に行ってみました。晴れた青空が広がり、ヴェスーヴィオ火山の眺めはGOOD。でも、冬ですから風が冷たくて長居はできません。オレンジ色の3階建ての建物がホテル・ミラマーレ。
今日は●San Martino Museum and Monasteryサン・マルティーノ美術館と修道院の訪問です。サンタ・ルチアの海岸通りをのんびり歩き、卵城の近くまで行った後は、
近くのサンタルチア通りのバス停から地下鉄のAMEDEO駅へ。100mほど右手の坂道を行くとフニコラレのキアイア線の乗り場です。トンネルばかりで眺望は楽しめないのが残念でした。終点のCimarosa駅からまっすぐの通り(50mくらい)の地下鉄VENVIITELLIの近くにサン・マルティーノ行きの巡回バスの停留所があるのですが、良く分からないまま坂道を登ってしまいました。坂道の途中にバス停を見つけ乗車。このバスは帰りにも利用しましたが、地下鉄VENVIITELLIの出入り口のすぐ近くで降りました。サン・マルティーノ修道院の前の広場が終点。修道院の中庭を見た後、美術館へは教会から入って行きます。
右翼廊脇からナポリ派の絵画で埋められた部屋を巡りました。なかではスペイン人ですがナポリで活躍したJusepe de Riberaリベーラの傑作が何点かあります。ナポリにくるまではリベーラがナポリ派の始祖とは知りませんでした。マドリードのプラドやサン・フェルナンドに印象的な作品が数多くありますが、ナポリから送ったそうなのです。ここサン・マルティーノにあるものは背景の深い闇にカラヴァッジョの影響が見られます。写真は「ピエタ」
美術館からの展望です。
帰りは違う経路で、地下鉄VENVIITELLI からDANTEまで。広場の奥から狭い路地に入りインマコラータの尖塔を見上げてから、近くのLonbardi a Chiaraというピッツェリァ兼レストランでランチ。ナポリといえばピッツァというわけで期待したものの・・・あまりお腹もすいてなかったので半分も残してしまいました。味は悪くはないと思います。おまけで☆☆
ランチの後は隣に建つ●Santa Chiara サンタ・キアラ教会へ。ここの見所は教会に隣接するクラリッセのキオストと呼ばれる回廊です。マヨルカ焼のタイルで装飾された円柱や低い壁、そのオレンジの実る庭園に猫が我が物顔で遊んでいます。私を見て「邪魔者が来た」みたいな顔をして・・・。ローズ・マリーの花も咲く庭でのんびり。
スパッカ・ナポリの裏通りを歩き●Cappella San severo サンセヴェーロ礼拝堂へ。ここは美術館のようになっています。入り口で入場料を払い「ヴェールに包まれたキリスト」の彫刻を見学。注目されるのはこの彫刻のみ。これだけに6€は高いので、入らずに帰る人もいました。写真左は入り口、右はスパッカ・ナポリの塔。
ホテルに戻り休憩。ナポリ最後の夜なので、夜7時半にガイド本に出ていたレストランDa Ettore へ。小さなお店で独りでも気楽な雰囲気。ところがカメラを忘れたこともあり、何を食べたのか良く思い出せません。えーっと前菜にアンティショークの花のフライ、そして海老のパスタでした。味も値段も普通 。この店で、ナポリに来てから初めて日本人を見かけました。☆☆
今日で10日目、旅程の三分の一が過ぎました。前菜のローマ、ナポリを終え、明日からいよいよメインのシチリアです。
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