2008年冬の旅(PALERMOへ 12) [2008冬ローマ、ナポリ、シチリア島の旅]
2/6(水)
9時10分頃、駅前のSAIS社のバス発着所に行きチケットを購入。さて、荷物をバスの荷台に載せようとしましたが、何人も若い男性が回りにいるのに、手伝ってくれません。あらら冷たいなと思っていましたら、見るからにきびきびした元気なお嬢さんが、手助けしてくれて感謝でした。今までの旅ではありえないことです。女性が頼もしくなってきたのは良いことなのですが・・・。5分前になって、ようやく運転手さんがやってきてドアを開け、座ることができました。
フェリーの行き交う 港の風景を眺め。早くもメッシーナとはお別れです。
バスは市内中心部で1度ストップした後は山側に入り、高速道路をノンストップでパレルモまで走りました。トンネルも多いのですが、時折、ティレニア海が青く輝いて観え、雪に覆われた札幌のことが頭を過ぎりました。
パレルモの駅前が終点です。南国の日差しがさんさんと降り注ぎ、ローマ、ナポリより暖かいので、気分も上々。タクシーでホテルへ。この日からU社のツアーに合流します。ホテルは自分で手配したら絶対選ばないだろうと思える大型ホテル。
一休みした後は、徒歩でホテルの横の古い城壁から市の中心部まで行ってみました。
途中に●パレルモ/シチリア州立美術館(写真左、塔の建物)があるので、寄ってみましたが、無情にも改修のため閉館中の張り紙が・・・。U社の添乗員さんの話ではたびたび閉まっているとかで、今回も1週間前出発のツアーの情報で知っていたということでした。
アントネッロ・ダ・メッシーナの傑作「受胎告知のマリア」に会えなくて涙。隣接のLa Ganciaラ・ガンチャと呼ばれるゴシックの教会もクローズ。この教会はアバテッリ宮殿の中庭に面して建っています。宮殿の回廊の壁画など撮影。
この後、道に迷いながらプレトーリア広場(写真左)やマルトラーナ教会、サンカタルド教会など見て歩きました。
赤い帽子の可愛い小教会(サンカタルド教会)は閉まっていました。上の写真2枚はマルトラーナ教会(シチリア最古のビザンチン様式)のガラスモザイク。
お茶タイムで一休みしているうちに外は真っ暗。 写真はサンフランチェスコ・ダッシジ教会の横路の八百屋さん。この近くに良さそうなレストランがあり、探していってみたのですが、8時がオープンとのこと。まだ時間がありますし、帰りが心配なので諦めて、もと来た道へ。
旧市街のやや荒廃したエリアを通過しなければなりません。さすがの私もびくびくでした。ホテルが見えてほっとしながら、城壁の側を通りかかりましたら、お洒落なWine Barがあります。つい?ふらふらと入って、カウンターに座り、おつまみ色々(野菜スティックのウイキョウが美味)とワイン2杯で、おなかもいっぱいになりました。ここで結構食べて飲んでから上階のレストランへ行く人たちには脱帽でした。
就寝前にお風呂に入ろうとしましたら、お湯がぬるいのです。U社のツアーは初めてでしたが、価格がリーズナブルな分、ホテルも良くないのかと思い、後悔半分でうじうじしながらベットへ。12時ごろ、ふと目覚めると懐かしい日本語が廊下のほうで聴こえます。ツアーの皆さんがほぼ予定通りに到着されたようでした。長旅でお疲れ様。でもお風呂が・・・。
アントネッロの受胎告知残念でしたね。
三十年近く前一人でシチリアを訪ねた人に絵葉書をいただいて以来、あこがれていたマリアに会えたのは、三度目のシチリア訪問の時でした。
それもツアーの人たちがマーケットを訪ねるというのをキャンセルして、あわただしく夫と二人で訪ねたのですが、その次の年、ローマでアントネッロ展でまた見ることが出来ました。
そんなものなんですね。
aliceさんもまだまだ機会がありますよ、きっと。
by tina (2008-03-19 13:10)
>aliceさんもまだまだ機会がありますよ、きっと。
シチリアは今回が最初で最後とは思いますが、どこかの展覧会ででも観られたらいいのですが・・・。でも、パレルモのあの古びた美術館で観たかったです。(うじうじ)
by alice (2008-03-20 01:32)