2008年冬の旅(TAORMINA 20) [2008冬ローマ、ナポリ、シチリア島の旅]
今日は朝から南イタリアらしい青空が拡がるとても良い天気。おかげさまで、快適なタオルミーナ観光ができました。8:45にバスで出発。青く輝くイオニア海を右に眺めながら、タオルミーナへ。メッシーナ門でバスを降り、徒歩で街を巡ります。
コルヴァヤ宮は15世紀の貴族の館ですが、現在は(i)となっています。
花馬車やシチリア伝統の人形劇プピーの実物が並べられています。壁に周辺の観光ポスターがあり、そのなかで目にとまったのはサンティ・ピエトロ・エ・パオロ教会(12世紀)の写真。ところがここの(i)の人たちの不親切なこと。3人もカウンターにいるのに・・・憮然。資料も地図もいただけませんでしたので、教会の名前だけメモ。帰国後、調べましたらこの教会はタオルミーナから北へ15キロくらいのサンタレッシオ・シクロ→5キロでカサルヴェッキオ・シクロ→内陸に入りアグロ川の近くに建つとのこと。
検索の結果ようやく写真を発見。正確にはChiesa SS. Pietro e Paolo d'Agrò と呼ばれています 。起源は6世紀ですが、アラビア支配下時に破壊され、後のノルマン時代に再建されました。現存する建築はビザンチン、アラビアン、ノルマンの重なる構造となっています。山間の地に孤立して建っているとのこと。一人旅だったら多分訪れていたでしょう。グループのなかにいると、結構気弱な私です。(汗)
脱線が長くなりました。さて、この日のエトナ山は噴煙をあげた威容が美しく、タオルミーナからの眺めはまったく絵のようでした。なかでもこのあと見学したギリシア劇場からの眺めは最高。天候に恵まれたツアーの日々のなかでも、この日が一番良い天気になり、ついていました。
ギリシア劇場から坂道を下り市民公園へ。北海道では真夏にしか見られない花がすでに咲き誇っています。ここからの眺望も素晴らしく、旧サント・ドミンゴ修道院(現在はホテル)が右下に見えます。自然と文明の調和に敬服といったところでしょうか。
タオルミーナの街角風景いろいろ。
←お菓子屋さん
4月9日広場からドゥオーモへ。タオルミーナ大聖堂は13世紀のゴシック・カタラン様式。そしてカターニャ門まで。
初めのメッシーナ門からカターニャ門まではウンベルト通りで約1キロのメインストリートになっています。この通りから狭い道を登ったり、降りたりしての散策は楽しかったです。ここでのささやかなショッピングはオレンジピール・チョコ、
ピスタッキのお菓子(Terrone di pistacchi)、同じくピスタッキのペースト(瓶詰)など。帰国後、マイミクのとらねこさんの日記で、シチリア名産のなかでも美味しいもの(Bronte)を選んできたことが分かったので、慌ててカメラに写しました。食べてしまう寸前。(笑)
ツアーの皆さんは明日帰国とのことで、大量にシチリア名産をお買い物。食いしん坊の私には妬ましや~でした。(笑)
ランチは市民公園の側のレストランで。うにのスパゲティ、かじきマグロのカルパッチョ、デザートのパンナコッタも美味でした。久しぶりにビール。
午後からはカステルモーラ、イゾラ・ベッラ、、マドンナ・デル・ロッカをドライブ。
解散後、夕食は自由でしたので、シラクーザでも一緒だった方と。しかし、今回の選択はミス。というのもめぼしいレストランは観光シーズン前の休業期間で閉まっているお店ばかり。残念でした。イタリア風前菜、鰯のパスタ、かじきまぐろなど。
今日はツアーの最後の観光でした。ここまで無事に元気で巡ってこられたことに感謝しつつ・・・。明日からの一人旅を淋しくも感じながら、就寝。
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