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2008年冬の旅(BARCELONAへ 27) [2008冬ローマ、ナポリ、シチリア島の旅]

2/21(木) パリ(オルリー)12:25~バルセロナ13:55(iberia air)
                          バルセロナ4泊Hotel Espana
 パリの行き帰りはいつもシャルル・ド・ゴールなのでオルリー空港は初めて。フランス国内線なども多く飛んでいるようです。発券カウンターのすぐ後ろが荷物検査場。あまり歩かずに済んで、便利です。

さて、バルセロナのターミナルAに到着したのですが、荷物の出てくるのはターミナルBと表示されています。オルリーからの到着と時間をチェックしたので見間違えるはずはないのですが・・・。直線で数百メートル以上のターミナルを移動し、荷物のターン・テーブルに辿り着いたものの様子が変です。係員に確認したところ、あなたの荷物はターミナルAだから、再び出発ゲートから入らなければならないとのこと。そんな訳で30分ほど余計に時間をロス。案の定、私の便の荷物受け取りは終了し、次の便の分が回っています。テーブルの上には私のトランクは見あたりません。やれやれとアムスに続いてのロスト・バッケージの手続きへ。列に並んでいる数人も浮かない顔です。ここは泥棒が多いのかも・・・やばいことになりました。青ざめながら手続きを終え、出口に向かい、先ほどのターン・テーブルの近くをきょろきょろ見ながら歩いていますと、なんと!!目の前に「私を置いていかないで~」という風情で私のRIMOWAが・・・上に紙袋が乗っています。その紙袋を怒りながらドンと置くと、近くにいた若い男性が「僕の荷物になにするの~!」「何よ!これは私のよ!荷札見なさいよ!」「あれ~、同じトランクだから間違えたみたい、ごめんなさい」と平謝り。白い荷札を2個つけていたのですが、フライトの白いタグと見間違えたのかも・・・。

そんなこんなで1時間以上もホテルに入るのが遅くなりました。ホテルは今回の旅では一番エコノミーですが、リセウ劇場の裏に隣接、とても便利な立地です。モデルニスモの建築家が設計した由緒ある建物とのこと。古いけれど、お部屋も広く、水周りにも問題はありません。窓が中庭に面していて覗かれる心配があるので、いつもカーテンを閉めて薄暗かったのと、冷蔵庫がないのが難点。写真は玄関付近。

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 すでに4時をまわっていましたが、昼食はランブラス通りのEgipteで。知らずに入ったのですが、地球の歩き方でも紹介されていました。アジア系のボーイさんの勧めで昼のランチセット。魚のフライとパエーリアでしたが、味はそこそこ。バルセロナはさすがに暖かく、ビールも飲みました。(言い訳 笑)☆
このホテルは昼寝をぎりぎりまでしてもOK。開演10分前に部屋を出ても悠々でした。

写真はランブラス通りからのリセウ劇場。メトロの駅へのエレベーターのBOXが見えます。1996年に次女とこの通りを歩きました。当時はリセウ劇場は大改装中。いつかはここでオペラを観るときがあるのだろうかと思いましたが、あれから12年も経って実現したというわけです。

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★Richard Strauss : Elektra 20:00開演

Conductor Sebastian Weigle
Producer Guy Joosten
Sets, Costumes Patrick Kinmonth
Lighting Manfred Voss
~
Klytämnestra Eva Marton
Elektra Deborah Polaski
Chrysothemis    Ann-Marie Backlund
Aegisth Graham Clark
Orest Albert Dohmen
Der Pfleger des Orest   Kunt Skarm
Die Vertraute Klytämnestras Claudia Schneider
Die Schleppträgerin Michelle Marie Cook
Ein junger Diener Charles Hens
La zeladora Renate Behle

New coproduction with La Monnaie, Bruxelles

このオペラは映像で何度か観ていますが、実舞台は初めて。ナチスの軍隊が出てきたりする現代的な演出です。Elektraの Deborah Polaskiは当たり役です。安定した実力を遺憾なく発揮したパフォーマンスに引きこまれました。特に父を偲んで、恋人の名前を呼ぶように「アガメムノン~ 」から始まるアリアは秀逸でした。父と娘、母と娘、姉と弟、愛憎の果てにあるものの底知れない不安。ギリシア悲劇だけにとどまらない現代の家族の問題にも・・・好き嫌いはともかく、オペラはモダンな演出にならざるを得なくなってきているのですね。結局目に見える&耳に聴こえる美の向こうにあるものを感じ取らなければならないという・・・。
  Chrysothemis のAdrianne Pieczonka も楽しみだったのですが、キャンセル。最近の彼女どうなのでしょうか?

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  夜になっても暖かいバルセロナ、コート無しで歩けました。ここが今回の旅の最終地です。なんとか無事にここまで辿り着いたわと安堵しつつ、眠りにつきました。


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