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2008年初夏の旅(Genova →Milano11) [2008夏パリ、ロンドンと伊リグーリアの旅]

6/23(月)Genova15:19→Milano16:50    MINI AOSTA   2泊(9,500円 朝食込み)
                                                          [ LIGURIA  ROMANICA]のなかで重要な位置を占めるのが、ここGenova。ミラノへの出発の前に半日でまとめて見学しようという計画でしたが・・・午前中は閉まっている教会も多く、予想していたとはいえ苦戦。それでも、目的の場所は旧市街に集中していますので、迷路のような細い路地や坂道を地図をたよりに聖堂を巡る時間を満喫できました。

P1060436.JPGホテルを9時半ごろチェックアウト。このホテルで最も気に入った鉄と木製のエレベーターともお別れです。二重のドアなども手動の代物ですが、古き良き時代のヨーロッパの優雅さを漂わせています。

 

 

 

 

(1)サン・ジョヴァンニ・ディ・プレ教会San Giovanni di Pre   (12世紀)
ホテルから徒歩2,3分、海側に降りてすぐに鐘楼が見えてきます。教会の扉口前の道路を工事中でしたが中には入れます。黒灰色の石で造られていますので、重厚な雰囲気です。珍しくサラリーマン風の若い男性がお祈り中。音を立てずにそーっと見学。

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見取り図を持っていたのですが、複雑な構造です。どうやら入り口は古いアプシスだったよう。肝心のフレスコ画のある回廊は閉鎖されて教会側から入れません。ロッジア側に回ってみましたが柵に鍵がかかっています。11時オープンとの張り紙・・・帰りによるつもりでしたが  結局時間がなくなって断念。上階の開廊からも海が見えるように設計されているのは昨日のサン・フルトゥオーゾと似ています。

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駅前からバスでカルロ・フェリーチェ劇場まで行き、向かい側の細い道を下ると小さな広場に面して
(2)サン・マッテオ教会 S・Matteo   ガイド本にはロマネスク・ゴシック様式となっていますがJacaの参考書には記載されていません。このサン・マッテオ広場は中世の建物に囲まれた一角にあり、白黒の縞模様の小さな教会も可憐な姿を添えて、魅惑的な空間になっています。

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P1060452.JPG次の大聖堂も近くです。側面部からみえてきました。(左)

(3)サン・ロレンツォの大聖堂 La Cattedrale di S・Lorenzo
建築は1100年ごろから14世紀過ぎまでかかり、ふたつの鐘楼も左の低いほうが15世紀、高いほう は16世紀に完成。

 

 

 

P1060453.JPGファサードはゴシック様式、説明書きにはアンテラーミの名前も。内部は2階建ての大アーケードの荘厳な大空間。正面扉のリュネットに「最後の審判と栄光の聖母」(13~14世紀)など、当然ながらロマネスクだけではない見るべきものも多く、肝心の側面扉口の彫刻などの印象がぼやけています。左側廊から宝物館に入ってみました。銀や宝石で飾られた赤ひげ皇帝のものといわれている棺(12世紀)、ゴシックの宝飾品など。入場料の割りにがっかりの内容。

 

 

 

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P1060466.JPGここからサン・ロレンツォ通りを横断。港方向へ、迷路のような細い道が続く界隈に入っていきます。煩雑に地図を見直しながら10分ほど歩くと、ようやく路地の行き止まりに見えてきました。(左)


(4)サンティ・コズマ・エ・ダミアーノ教会 Santi Cosma e Damiano   内部は夕方からのオープン。正面右のニッチに花が飾られているほかは、装飾も少なく素朴な小聖堂。参考書によりますと、11世紀にジェノヴァ様式で建立。、20世紀になってから修理補強されたようです。内部は3廊式。3つのシンプルなアプシスを持っていますが、鐘塔は見えませんでした。ファサードに象眼細工のアーキトレーブ。

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P1060477.JPGこの教会の横の道を200mほど進みますと、坂道の上にエンブリアーチの塔(12世紀)が見えてきます。その右の階段の上に建つ


(5)サンタ・マリア・ディ・カステッロ教会 S・Maria・di・Castello
7世紀のランゴバルド時代にさかのぼるという歴史がありますが、今の教会は12世紀に建立され、15世紀には改装、修道院も併設されました。

 

 

ロマネスク様式のファサード。扉口のアーキトレーブはローマ時代の彫刻が使われています。内部の見学をしていましたら、鍵を持った男性が近づいてきて、こちらへどうぞと後陣右の方へ。慌てて付いていきました。修道院の部屋が続き、ロッジアまで。ここでゆっくり見てくださいというそぶりで別室へ行ってしまいましたので、

P1060473.JPG開廊天井のフレスコ画(左)を撮影したり、隣の小部屋の絵画などを鑑賞。

 

 

 

教会に戻る途中Giovanni Gagini作の扉口も発見。15世紀に主にシチリアで活躍したあのガジーニ一族の一員。シチリアに渡る前はジェノヴァがファースト・ワークとのこと。

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私が外に出たとたんに昼休み?鍵をかけられました。先ほど見えた塔と教会の間を登って、5分ほどで
(6)サン・ドナート教会 S・Donato
柱廊式玄関は1925年に付け加えられたようです。ここも夕方にならないと開きません。ファサード側柱の彫刻、タンパンの小さな石の窓などがロマネスクの特徴。

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 ←後陣の眺め、8角形の鐘楼もなかなか良いのですが、惜しいことに補強部分が不細工。

 

 

 

 

 ここからダンテ広場に向かう途中はレストランなどが並ぶ緩い坂道。向こうにソプラーナの塔が見えてきました。

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P1060489.JPG(7)ソプラーナの門 Porta Soprana   (12世紀)城壁の一部。
門の両脇に双子の塔が建っています。くぐリ抜けると新しいビルがダンテ広場の周りに見えて、せっかくの中世の気分がしぼんでしまいます。

 

 

 

 

でも、階段を降りると左に野ざらしの
(8)サンタンドレア修道院(修道院自体は20世紀初めに倒壊)の移築された回廊が見えますので、機嫌を直して即直行。夏の青空の下、ロマネスクの美しい柱頭彫刻を割合低い位置で観ることができました。

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ダンテ広場からXXSettembre大通りに出て右折すると、アーケードのショッピング街。今までは旧市街ばかり歩きましたので、ダンテ広場からこの大通りにかけてのGenovaの現代的な都市の顔に初めて接したというわけです。交通量も激しい通りの向こうにアーケードの屋根の上に乗っかるように、

(9)サン・スティファーノ教会 San・Stefanoが見えてきました。午後遅くからのオープンなので、結局ランチの後でも内部は観られなくて残念。

創建は10世紀ですが、現在の建物は12~13世紀の建築。ファサードのゴシックの薔薇窓と左側の建築部分がややバランスを悪くしています。ほかの3連窓や素朴な方形の鐘楼は素敵。見取り図によりますと、内陣は高く、その下がクリプト(11世紀)。

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ランチは教会近くのレストランで。Genovaに着いてからほとんど魚を食べてきましたので、牛肉のカルパッチョと野菜のリゾット。久しぶりのお米がお腹に優しい味。スマートなサービスで気持ちよく食事が出来ました。

P1060499.JPG   P1060500.JPG

大通りからプリンチペ駅行きのバスに乗車。ところが山側を迂回するバスでしたので、結構時間がかかりました。間に合いましたがハラハラ。ホテルに預けていた荷物をピックアップ、列車でミラノへ。
                                                               ホテルではKikukoさんを真似て、バスつきをお願いしたのですが、シングルは全部シャワーだけだよと断られ、すごすご退散。ここのシングルは4年前泊まったことがありますが、狭いといってもトランクも拡げられますし、なにより駅が近いのが助かります。

7時頃、宿を出てスカラ座へ行ってみました。チケットは出発前にオンライン予約しようとしたのですが、席はあるのにプロセスができなくて断念。演目の変更といい、イタリアの誇るオペラの殿堂がこういうことでは困ります。30分前に声をかけてくるダフ屋には目もくれず、チケット売り場に行ってみました。予想通りプラテア4列目ほぼ中央の良い席がありました。130€
4年前もやっとの思いでオンラインから予約して、来てみたら良い席がガラガラ空いていたという経験もありましたので・・・。

Giuseppe Verdi [La traviata]    20:00 開演 Conductor Carlo Montanaro
Staging Liliana Cavani
Cast
Violetta Valéry Mariella Devia 
Flora Damiana Pinti
Alfredo Germont José Bros
Giorgio Germont Renato Bruson 

  当初は「 Andrea Chénier 」の予定でした。初めての実舞台に、タイトルロールがM・Alvarezということで、当然観るつもり。それが、いつのまにか 「La traviata」に変わっていて、しかもViolettaはWキャスト。それはないでしょうとほぼパスするつもりでいましたが、この夜はMariella Devia が歌うと知ってからは、よほど疲れていなければと聴きたい!ホテルの部屋にいる訳には行きません。

 Scala1.jpgLiliana Cavani 演出の「椿姫」はスカラ座の十八番みたいなもの。プログラムをチェックしましたら、1990.4、1991.4、1992.3(Muti/Fabbricini,Alagna)1995.5(Muti/Fabbricini,vargas)1997.10、2001.3(Muti/Rost,Sabbatini)2002.1、(Muti/Mula、Alvarez) 2007.7(Maazel/Gheorghiu、vargas)と続き今年で9回目。映画のように美しい舞台に衣装も豪華、オーソドックスで細やかな演出と定番になるのもうなずけました。それよりもMariella Devia が今までスカラ座でViolettaを歌ってなかったのは不思議。

彼女の歌唱は病弱で繊細なVioletta の表現としてはとても優れていました。ただ、Alfredoへの恋はやや淡白な印象。「E strano!・・・」彼の愛情を受け入れるまでの一連のカバレッタやアリアはもっと狂おしい感じが欲しいなと思ったり・・・Violetta はホントに難しい。         Alfredo のJosé Bros は2月にバルセロナで聴いたばかり。あの時はそんなに気にならなかった癖のある歌い方が好きになれません。Violettaの死の場面では相当に入れ込んだ演技で、ホントに泣いていたみたいでしたから、張り切り過ぎて力が入ってしまったのかしら?Bruson はここ2,3年で随分力を落としたようですが、なんとか頑張ってこなしました。
                                                                スカラ座で「椿姫」というので、今回の旅で観たオペラ10公演のなかでは日本人を一番多く見かけました。幕間ではさすがに疲れが出て、ワインを飲む元気もなく、打ち身のわき腹もチクチク、座席でじっとしていました。旅はまだ中間ですから・・・。
帰りは劇場前ではタクシーが拾えず、ドウォーモまで歩いて、行列に並びました。年々この付近も安全になって、夜遅くなっても怖くなくなりました。シャワーを浴びて倒れるようにベットへ。


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kikuko

San・Stefanoは私の定宿の窓から見えるのに、いつも時間が合いません。次回こそ(もしあればですが)行ってみようと思っています。そのグルグル回りのバス、乗りました! あまり時間がなくて、死ぬ思い。

 内緒ですが、AostaはOctopusで予約すると、シングルとツインの一人利用は500~600円しか違いません。去年までは同額だったんですよ。ですから、いつもツインを予約して、「Vasca da bagnoが欲しいから、わざわざツインを予約したのよ」と泣き付いて、成功率100%。末尾が3と4はバスタブ付きだと思います。8月16日は8100円だったのに、10月は1万円を越えた可愛くないお値段です。飛び込みの人にはフロントに貼ってある紙を示して、170ユーロだなんて・・・。冗談じゃない。
by kikuko (2008-07-19 19:32) 

alice

>そのグルグル回りのバス、乗りました! あまり時間がなくて、死ぬ思い。

行き先だけで、どこを経由するかまでは注意しませんもの~。私も15分くらいと踏んで、駅前のSan Giovanni di Pre にバスから直行すれば20分くらいは見学できると計算したのですが・・・。

Octopusで予約して、日本円の前払いでした。あの時は気がつきませんでしたが、今度は絶対!ダブルをリクエストします。

そういえば、飛び込みのお客さんが文句を言ってました。インターネットでは安いとか何とかと云って・・・。



by alice (2008-07-20 13:31) 

さくら

ジェノバにはこんなにたくさんステキな教会があるのですネ。びっくりです。

スカラでの Mariella Devia の椿姫!席が取れてよかったですね♪昔、ルチアでグルベローバとDeviaのダブルキャストで来日しまたことがあります。彼女の歌唱は完璧過ぎるとの評をもとに、私はグルベローバのチケット買いました。aliceさんの「恋はやや淡白な印象。」「もっと狂おしい感じが欲しい」を見ると、やはりもう一押し乱れて欲しくなるDeviaの歌唱を思い出します。
by さくら (2008-07-23 02:26) 

alice

Deviaはあの端正で清楚感のある歌唱が彼女の人柄をあらわしているようで、本当に好感も持てるソプラノですよね。

昨年ご主人を亡くされて、少し、痩せられたかも・・・。秋のジェノヴァのシーズン開幕で、パリで見たカーセン演出の「カプレーティ・・・」のジュリエッタを歌うようです。
by alice (2008-07-24 17:23) 

ゆみゆみ

御無沙汰いたしております。
1年のたつのは早いもので、もう北海道では、雪だそうですね。
お元気でいらっしゃいますか?

私の苦手な冬でございます。
例年ですと冬は、冬眠を決め込んでおりますが、今年は、もし明日チケットが取れましたら、ミラノへ2月に参りたいと思っております。
怖そう!!と思いながら、コメントを拝見しましたら、【年々安全】との書き込みを拝見し少し安堵いたしました。
アリーチェさんに又お尋ねさせていただくことお許し下さい。
ミラノのデマチは、可能でしょうか?
寒空の下、人気の無いドアの外    なのか  賑やかでひとがいっぱいなのでしょうか?
Stage Doorの場所は御存知でいらっしゃいますか?
始めは、オペラを見るだけにするつもりでいました。しかし、マッティに聞きましたら、「ドンジョ」の予定は入っていないとの事。事務所の方からも「心配している」とのメールを頂いており、暫く見れないのなら、私の初お目見え・憧れのスカラ座のプログラムにサインを頂ければ・・・。
と思いました。

水曜日にメトから戻りましたが、あそこは、未だ工事をしていまして、Stage Doorも位置が変わり、出演者の方も足元が悪くて何人もこけそうになる有様でした。相変わらず「エンパイヤー」ホテルは、煩そうです。

by ゆみゆみ (2009-11-29 22:07) 

alice

ゆみゆみさん、ニューヨークからお帰りなさい!

>ミラノのデマチは、可能でしょうか?

ごめんなさい。私はデマチなるものを一度もしたことがないので、お答えできませんの・・・。いつも早く帰らなければ、と焦ってそれどころではないのです。人通りが少なくなると、どこも真夜中なので怖いです。

METまだ工事中なのですか~。次回は来年春ですが、地下鉄ひと駅のビーコンに戻ります。昨年の30.000→18.000円に値下がりしていますし。(にっこり)
by alice (2009-11-30 20:23) 

ゆみゆみ

残念!!
マッチャンとホロ様だけは、デマチ  付です^^。
来春といいますと、デセイ・キーンリサイド  あたりですか?
今回私は ハドソンホテルにしましたが、4日でぜ~んぶ含めて8万円弱でした。ですから同じくらいですね。
しかし、NYは一体いくつの税金を取るのでしょうね?
税金で随分上がってしまいます。

ミラノの書き込みのあるところを探すのに随分と時間を費やした、私でございます。ついでに何かミラノ旅行のアドヴァイスをいただけましたら幸いでございます。
こちらに書いていらっしゃるミラノの御旅行は暖かくなってからですが、寒い時期にいらしたことはおありでしょうか?

昨日地図を見ていましたら、スカラの近くにロマネスク教会が有るようですね。今回は、閉じこもっていないで、アリーチェさんを思い出して、行ってきます。NYでは、メト以外は何処にも出かけず朝から晩まで持参のDVDばかり見ていました。それはそれで、日本ではできないことなので楽しゅうございましたが・・。
by ゆみゆみ (2009-12-01 23:05) 

alice

ゆみゆみさん

>来春といいますと、デセイ・キーンリサイド  あたりですか?

ピンポーン!でございます。(笑)

METの予約システムがようやく最新版になりましたね。席も選べて、チケットもこちらでプリントしていけばOK・・・ということで、早々と手配終了しました。ハムレット、アッテラ、ボエームです。シカゴもファウストの劫罰(スーザン・グラハム、レリエ)、フィガロの結婚を観る予定です。

ミラノは3月に一度行きましたが、真冬は経験ありません。東京の冬と同じくらいではないかしら?

ミラノのロマネスク教会はサンタンブロージォ教会がお勧めです。スカラ座からは徒歩は無理ですが、地下鉄の同名の駅からすぐなので、行きやすいと思います。

HPのほうに簡単ですが、アップしてあります。
http://homepage3.nifty.com/teruterubouzu-travel/romaneitary3.html

自分でも記事を探すのが大変なので、タグをつけました。それぞれの記事の最後尾のタグをどれでも押してみてください。そうしますと、多数のタグの一覧が出てきます。大体はアルファベット順になっています。
by alice (2009-12-02 23:36) 

ゆみゆみ

今日は東京もとってもお寒うございました。
札幌はこんな物ではないでしょうね?お元気でお過ごしでしょうか?
HPですね。拝見いたします。いつもありがとうございます。
しかし私は地下鉄に乗れないのではないかしら?
物凄く怖がりなのです・・・。
帰ったばかりなのにNYへ行きたくなります。シカゴも豪華ですね。

アリーチェさん!!じつはここ数日物凄い事になっております。
その1:4月にウィーンへ参ります。丁度その間にマッチャンがストックホルムでマーラーを歌うことがわかりました。
私は、マッチャンのオペラ以外も結構気に入っています。CDが届くたびにその曲がドンドン好きになります。私は  【ヨーロッパに居るのよ】
もう後には引けません。1日帰国を遅らせストックホルムに寄り道する事に決めチケットを購入いたしました。ところが、飛行機が・・・。
その日は、公演がマチネで、運の悪い事に飛行機の便数が少ない日でした。で間に合いません。
諦めかけましたが、ホロ様の「リゴレット」をパスし、1日早くウィーンを発ち、ストックホルムへ行って見る事にしました。
これを決意するのに、物凄いエネルギーが要りました。(クタクタ)
何とか無事6万マイルで『成田→ウィーン⇔プラハ  ウィーン→ストックホルム→フランクフルト→成田』  に成功いたしました。
今の所ストックホルムの何処へ行けばよいのかわかっておりません。情けなや・・・。
しかし、これで、アリーチェさんがされている旅行に近ずけたと^^。

その2:丁度並行して、マッチャンがルツェルン音楽祭8/12・15に出る事がわかりました。その上、間の13・14日にザルツブルグへ飛べば、「ノルマ」「ロメジュリ」「オルフェオ」「ダムラウのコンサート」が見れるのです。
これは行くべし・・・。Hさんもご一緒です。
カメタロウさんから、チューリッヒ ⇔ ザルツ の飛行機があることも伺いました。決行!!

ところが、飛行機の本数が足りない・時間帯が悪い。
「ロメジュリ」が見れず、帰りの便は1本しかないのでマッチャンに間に合いません。列車だと7時間だそうで腰が痛くなりそうです。
ホテル「エレフオァント」も取れているのに。

ここを何とかせねばなりません。本には、音楽祭の時には飛行機の本数が増えると書いてありますが、そんなことは無いと旅行会社の人に言われてしまいました。しかし、諦め切れません。
私は、1人ででも、7時間かけてでもいってみせますぞ~!!
何かGoodなアイディアがございませんか?
旅の達人のアドヴァイスが頂ければ幸いです。
by ゆみゆみ (2009-12-18 20:21) 

alice

ゆみゆみさん

こちらも昨夜どっさり雪が積もりました。本格的な積雪は今年初めてなので、許せます。(笑)そのうち、うんざりするほど降ってきて、白い魔物(!)のになってしまいます。

チューリッヒからチロリアン航空というのが飛んでいましたが、便数は少ないのですね。

それでしたら、ウィーン経由はいかがでしょう?私の場合はイタリアからウィーン経由でザルツ入りしました。オーストリア航空のAパスが1フライト15.000円くらいだったと思います。
ゆみゆみさんはANA利用なので、より割安で利用できるのではないかしら?

夏はおばばのお仕事で、どこにも行けそうもありません。
なんとか無事に天使ちゃんがきてくれることを励みに頑張ります。


by alice (2009-12-19 13:42) 

ゆみゆみ

昨日ヨーロッパ・NYと大雪の映像が紹介されていました。
幸い私は、今まで冬の旅行でも雪に合った事はありません。
カメタロウさんに、【ストックホルムで雪像にならないか?】と不安を語ってしまいました。
アリーチェさんは、雪に慣れていらっしゃいますが、冬は特別な雪靴?をはいていらっしゃるのでしょうか?

私が雪用に持っているのは(年に1度利用するかどうかなのですが)、靴の底に金具が付いていて、雪の日はそれを引き出すと、雪の中に刺さる様になっています。
歩き方に問題があるのか、すぐに滑って危険なので、昨年これを買いましたがまだ使用しておりません。

しかし、コンサートにこんな靴を履いて行くことはできず、別に靴を持っていくとなると手が塞がり、危険です。
(雪の中を一体どのように歩いているのか想像できないと思いますが、大変な苦労がいるのです)
4月は、ウィーン  →  ストックホルム  ですから、多分ウィーンでは雪にあうことは無いでしょう。そうすると、あの重いブーツを持参するのかと気が重くなると同時に、多分重量もオーバーでございます。
靴底が滑りにくくなっている靴を 雪靴に変身させる そんな優れものが札幌にはないものでしょうか?
フト思いました。スーツケースだって雪なら転がせませんね。

想像外の出来事がマダマダ有るのかもしれません。
やはり怖いです^^。
by ゆみゆみ (2009-12-24 12:49) 

alice

ゆみゆみさん

4月のストックホルム、夏靴でも大丈夫じゃない?
世界一雪の多い都市の札幌でも4月の道路は雪が消えますから。

3月はNYでも雪が降ることがありますが、今年は夏靴で行きました。

そうそうこちらの冬靴は金具はつかないタイプが主流です。特殊なゴム?セラミック?(よく分かりませんが)の靴底で、年々新しいのを売り出しています。新しい靴は買わないで、古い靴に(夏靴でもOK)に張り替えます。それでも私は転びますが・・・運動神経ゼロなの。

>フト思いました。スーツケースだって雪なら転がせませんね

田舎道はともかく、路面はつるつるまたはロードヒーティングですから全然大丈夫ですよ。ストックホルムも同じだと思います。

ストックホルムの歌劇場、写真で見ただけですが素敵ですね。確かフェリーで渡るんじゃなかったですか?
by alice (2009-12-24 23:43) 

ゆみゆみ

やはり雪の降る所での工夫があるのですね。
ロードヒーティング・・道が温かいのですか?凄いですね。
東京もそうしてもらうと、靴の底にカイロを入れなくてすみます。

残念ながら、ストックホルムは歌劇場ではないのです。
ラジオホールみたいな所です。
ストックホルムには、ビックリするほど沢山のホールが存在します。
今回私が行くホールの周りは大使館ばかりで、安全といえば安全そうですが、夜は静かなのではないでしょうか?
航空券の関係で1日滞在することができません。コンサートを見て寝たら
早々に帰国でございます。
今度はゆっくり滞在したいです。

札幌も4月はまだ4℃位なのですか?ウワッ、寒そうです。
そういえば、桜も咲いていないですね?

アリーチェさんのシカゴも寒そうです。
3月にシカゴへ行った時あまりの寒さに、フードを被り・マスクをしてその上にネックウォーマをし目だけ出して歩きましたが、目から涙が出て・・。
私は、目が凍る前兆かと思ったほどです。
アリーチェさんもお気をつけて、といっても寒さには慣れていらっしゃるから大丈夫でした^^。
今年は、3月にお目にかかる事ができ、又色々アドヴァイスを頂きありがとうございました。
今ミラノの地下鉄に何とか乗りたいと毎日地図を暗記するように努力中。

時節がらお体にお気をつけ頂き、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
そして来年もお目にかかれる機会があることを願っております。


by ゆみゆみ (2009-12-25 15:35) 

alice

>ロードヒーティング・・道が温かいのですか?凄いですね。

あはは!雪をとかすだけで、温かくはないですよ~。
うちの駐車場もこれになっているので、雪かき不用で楽ちんです。

街の中心部の歩道はロードヒーティングになっているところが増えましたが、他はまだまだなので、すってんころりん(痛)。老人は転んで背骨を骨折して、寝たっきりになったりするので、私もこれからが問題なのです。

シカゴは11月と3月に行ったことがありますが、札幌より寒いくらいでした。ミシガンからの寒風で体感温度は超低くなるようでした。

シカゴもN.Yも不況と円高のおかげでホテル代が昨年の2/3くらいなので、助かります。
by alice (2009-12-27 22:36) 

ゆみゆみ

道が暖かいのではないのですね^^。
私は雪道ではスキーのストックを持ちたくなります。

年末バーゲン  ソロソロ安いかと思い
雪対応の靴なんてないのかなと探しに参りました。
そういたしましたら、どんな靴にもくっつけられる
“かんじき”のようなものを見つけました。2000円ほどでした。
想像では、これで雪が降っても大丈夫のようです。

後は、着る物です。
今の所東京は暖かで、寒がりの私には嬉しい限りですが
急に ミラノ  → ストックホルム  と寒い土地に行きましたら、
どうなることやら。でも、年令を考えましたら、冒険も今のうちかな?
先ずはミラノからがんばります。

ヨーロッパは、レートは安くはありませんが、ホテルにシングルが有るのが
嬉しいです。それと朝食ですね。
ミラノでは、スカラ座の側の小さなホテルを選びました。
ホテルの人は歩いて5分ほどと言っています。
とても可愛いです(写真では・・・)
ですから、教会は歩いて行けそうな感じもいたします。

来年も楽しい旅ができ、感動溢れる舞台に巡り会いたいです。
アリーチェさんに色々教えていただきながら、出かけたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。



by ゆみゆみ (2009-12-30 08:55) 

ゆみゆみ

戻ってまいりました。
カメタロウさんのところへアドヴァイスを頂きありがとうございました。
今回はやはり怖いので、“お迎え”を依頼しました。
ヨーロッパはツアー参加の方が多くて、飛行機を降りた所で大勢の人がたむろ。私はいつもそこに紛れ込んでしまうので、何処へ連れて行かれたのかわからなくなっていたのだと判明しました。勿論今回は、1番にターンテーブルに着きましたが、残念ながら荷物が出てきたのが最後で、飛行機も延着。結局、オペラハウスに走りみセ-フの有様で、お迎えがなければ、全く間に合わなかった。
ヨーロッパは着いた日の劇所行きは本当に危険です。NYと同じに考えてはいけないことを今頃痛感いたしました。

帰国の日に、乗り降り自由のツアーバスに乗り、ミラノ市内を一巡しました。
サンタンブロージョ教会では、1時間ほど見学しました。
この場にアリーチェさんもお立ちになったのかな?と思うと、何だか感慨深い思いがし、「1人で来たという気がしない」のも不思議でした。
ここの柱に見られる模様が≪アラベスク≫模様と言うのでしょうか?
今生徒達が≪アラベスク≫という曲を弾いています。どんな模様なのか説明してあげたいと思っていましたが、もしあれが≪唐草模様≫なら、感激です。
何ともいえない入り組んだ模様。音楽も色々な音の組み合わせなのでこの様な題名がつくのだそうです。
それにしましても、ミラノは道がゴチャゴチャしていて、何とややこしい所ですね。賞味2日の滞在にオペラ付きでは、直ぐにもう一度行きませんと忘れてしまいます。
本当に色々ありがとうございました。
by ゆみゆみ (2010-02-16 23:11) 

alice

ゆみゆみさん、ミラノから無事にお戻りになられて良かったです。

今回はミラノだけだったのですね。スカラ座があるので、そのうちゆっくり滞在を楽しまれるときが来ると思います。
私もイタリアの中ではミラノが一番多く訪問しています。

アラベスクの意味はあまりよくわかりませんが、オリエント起源の抽象的な草花の模様をいうのではないかしら。だから唐草模様ももちろんアラベスクでしょうね。
そういえば、ロマネスク美術ではあまりアラベスクと言う表現は使われないような気がします。イスラム的だから?

お役に立てませんでしたのに、お疲れのところコメントをありがとうございました。まだ寒い日が続きます。ご自愛くださいませ。




by alice (2010-02-19 21:19) 

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