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2009年早春の旅11(インディアナポリス→ニュ-ヨーク) [2009春オペラと美術で世界一周]

3/14(土) インディアナポリス10:39→ニューヨーク12:49

Empire Hotel 3泊

新しいインディアナポリス空港なので、当然自動チェックイン機が完備され、しかも日本語対応!荷物も機内持ち込み手荷物だけなので、手続きは並ぶこともなく1分くらいで完了。素晴らしい!!

新しいショッピングゾーンはそれほどの魅力はありませんが、自動販売機でi podsやデジカメなどを売っているのにはびっくり。自動チェックイン機といい、こうして人手のかからないシステムが増えていくのね~。普通の主婦のおばさんが世界が変わっていくのを実感するのも、旅の良さでしょうか。

さて、ニューヨークのエンパイヤーホテルに戻ってきました。8日前とは違って雪はすっかり消え、春らしい陽気のN.Yです。ホテルで一休みした後、近所のお洒落なワインバーBar Bouludで軽めの遅いランチ。グラスワイン、パン、前菜の盛り合わせでおなかがいっぱいになりました。リンカーンセンターの真正面のビルにいくつかのレストランが並んでいるうちの1軒です。

今夜のオペラは「夢遊病の女」です。同じホテルに泊まってらっしゃるオペラ仲間のNさんと連絡がとれないので、ひとり淋しく部屋を出て、エレベーターに乗って降りる途中、Nさんが乗ってこられて、びっくり!!Nさんのお友達も含めて5人がこのホテルに何日かのずれはありましたが同宿でした。他にも何人かの日本人をお見かけしました。夜は気温が下がり寒くなりますが、なにしろ劇場が100mほどしか離れていませんので、ジャケットの上はストール巻いて、コート無しで駆け込みOK。

「La Sonnambula 夢遊病の女Vincenzo Bellini  
Saturday, March 14, 2009, 8:00 pm - 10:40 pm  ORCH W-22 $221.50
Conductor:Evelino pido
Production: Mary Zimmerman
Amina:Natalie Dessay
Elvino:Juan DiegoFlorez
Rodolfo:Michele Pertusi   LISA Jennifer Black

この日はライブ・ビューイング収録があり、カメラがあちこちにセットされ舞台の手前は移動するカメラが歌手たちを追って撮影。席はオーケストラ席の後方やや右より。

フローレスの歌う「La Sonnambula」は2003年の春、ウィーンで経験しています。相手役はボンファデッリでした。彼女の一番輝いていた頃の舞台で歌もまあまあ、スタイル抜群、お人形のように綺麗でした。ボンちゃんの話はともかく、その時のフローレスも初々しく、歌唱も大層進歩していたのですが、6年振りに彼のElvinoを聴き、大感激!!あれからの精進が伺える最高のElvinoでした。Elvinoの心理を深く理解し、最大限の表現のできた歌唱だったと思います。収録の日なので硬くなるのでは?明日はガラだし・・・との心配も第一声を聴いただけで吹っ飛びました。反してデセィはやや不調(彼女でも緊張?)。脇役を固めたPertusiは歌唱はもとよりその洒脱な演技力で喝采。メトデビューのJennifer Black、コケテッシュな魅力は高音が苦しいために大分棒引きといった感じ。

演出は劇中劇の形をとるものの、そう複雑ではありません。大きなメトの舞台を活かし5~60年代のアクタースタジオの雰囲気を出しています。そのせいか、フローレスが革ジャン、ジーンズスタイルで登場すると、ジェームス・ディーン・・・そしてデセィはナタリーウッドと我らがアメリカ青春映画がオーバーラップしてしまうのでした。しかし、最後のハッピーエンドのシーンになるといきなりチロルっぽくなるので、観客の笑いを誘うのでした。

カーテンコールの写真はスタンドオーべーションになり、後方の席では無理でしたので、18日の分を分けてアップします。

PHOTO216.JPG

PHOTO218.JPG

PHOTO215.JPG

18日にもう一度この舞台に、フローレスの素晴らしいパフォーマンスに接することができる~♪ああ、その前に明日15日のガラでの歌唱が楽しみ~♪とても幸せ気分で眠りに落ちました。

 


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コメント 2

kikuko

やっとコメントが入力できました。認証は英数半角ですよね。やはり『夢遊病の娘』がいちばん羨ましいです。ペルトゥージも頑張っていたのですね。1994年のペーザロの『セミラーミデ』がいまだに忘れられません。昨年のペーザロではちょっと・・・でしたので、心配していました。
by kikuko (2009-04-11 13:35) 

alice

ペルトゥージ、特別追っかけしているわけではありませんが、当たる率の高い方です。それぞれ印象的でしたが、今回も複雑なキャラクターを洒脱な演技でカバー、大受けでした。まだまだ活躍してくださることでしょう。

咳は止まりましたが、微熱が続いて、寝たり起きたりの毎日です。子供のときから春は風邪を引きやすい体質なのですが、今回は長引きます。
by alice (2009-04-14 15:14) 

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