2009年初秋の旅2/続編(ローマ) [2009秋ローマからロンドンまで欧州周遊]
9/8 の続きです。
さて、いつまでもくよくよしてはいられません。気持ちを切り替えて、3時に予約しているヴァチカン博物館へタクシーで向かいました。空港からのタクシーは要注意ですが、市内のタクシーで嫌な思いをしたことはありません。このときも運転手さんは良い方で、私が地図を見ていると「今は○○通りだよ」とか、説明してくれて安心でした。
博物館の前で降車。予約の時間より30分ほど早かったのですが、空いていたので、即入館できました。ここは4度目の訪問です。前回絵画館が一部閉鎖され、肝心のクリヴェッリが観られなかったことと、聖ピエトロの特別展も魅力でした。寺院やシスティーナ礼拝堂などは体力的に無理なのでパス。幸い聖ピエトロの特別展は絵画館の隣で開催されていました。
絵画館Pinacoteca
第1室から素晴らしい祭壇画です。(携帯の写真なのでピンボケ)ヴェネチア方面のモザイクでも見られる聖母の表現が馬蹄形の枠に描かれています。ルネッサンス絵画の多い絵画館のなかでは異色の作品。(11世紀?)
↓ 初期ボローニャ派の聖母子
第2室以降で人気NO.1はフォルリの「奏楽の天使たち」
ようやく逢えたカルロ・クリヴェッリのヴァチカンコレクション4点(うち1点は修復中)
↓ ブックショップで購入した板絵風聖母子(一番高価なお買い物32€ 笑)。早速玄関に飾ってみました。
第8室はラファエロの作品で占められ「キリストの変容」が中央。ラファエロの下絵をもとに織られたタペストリーはが周辺に飾られていますが、ほとんど照明がなく、暗くて良く見えません。
「キリストの変容」(部分)
第12室 カラヴァッジョ「キリストの降架」(絵葉書)
サン・ピエトロ展
ヴァチカンの収蔵品が主なようでした。下の2枚のように古代ローマと初期キリスト教がドッキングされたようなレリーフなど面白い~と、つぶやきながら見学。ほとんど人が居ません。
クリスマもローマ風
↓ 9世紀カロリング時代の祈祷本(ファクシミリ版) これは普段はなかなか目にできないものなので、ラッキーでした。パネルには「新約と旧約」聖ピエトロまたはシャルル禿頭王のバイブルと呼ばれていて、同王に捧げられた写本とのこと。開かれたページは聖ピエトロの説話場面と思われます。
この後はホテルに戻り仮眠。7:30にロビーでBさんと待ち合わせ。タクシーで数分の海鮮レストランへ。マイミクのBさんは比較的最近お知り合いになったばかりです。初対面ですから、初めはやや緊張しましたが、共通の友人のお話などで次第に打ち解け、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。まだまだ話し足りなく、トスカーナを巡ったあとローマでの再会を約束しました。(しかし、私の体調不良で結局お目にかかれなかったのです 泣)
お魚三昧のご馳走の数々を一挙にアップ!!
おなかいっぱいになり、デザートは断ったのですが・・・無理やり(笑)出てきたお菓子とデザートワイン。下戸のBさんの分も飲んじゃった。(汗)
昼間のついていなかったもろもろのこともすっかり忘れました。Bさんありがとうございました。幸せな気分でホテルへ戻りました。
ヴァティカンの美術館は予約しなくてはいけないのですか。
以前何度か行ったときはいきなり行って見られたのですが。
来年三月にひょっとしたら行かれそうなのですが、カラヴァッジョの特別展もあるそうなので、無駄足はしたくないと思っています。
クリヴェッリが見られたらうれしいのですが。
by tina (2009-11-28 13:31)
tinaさん
予約は必須ではないのですが、午前中は混みますから予約したほうが良いと思います。
午後は私のように予約していても、3時過ぎれば空いていましたから予約なしでも大丈夫です。
>カラヴァッジョの特別展
人気展がある場合はやはり混むでしょうね。メッシーナからも出品されるでしょうか?
by alice (2009-11-28 20:01)