2009年初秋の旅10/続編(フィレンツェ~サン・クィリコ・ドルチャ) [2009秋ローマからロンドンまで欧州周遊]
9/16の続きです。
サン・ガルガノの見学が終わりました。時計を見るとバスの時間まで30分しかありません。カーブの多い山道の箇所もあり、40分はかかりますから・・・やはり間に合いませんでした。
シエナ駅に戻り、もう一度バス停に張ってある時刻表をチェックしました。モンテプルチャーノ行きが1時間後にあり、サン・クィリコを経由することがわかりました。NETで調べたときは2時間後だったので、やはり、現地に来てみなければ分からないものです。
駅構内のBARでピザ一切れとカプチーノの簡単なランチを済ませ、友人に絵葉書を書いているうちに発車の時間になりました。バスはシエナから南下、トスカーナらしい糸杉の見える丘を幾度も越えて、ここも丘の上の町のサン・クィリコ・ドルチャに到着しました。町やホテルの地図を忘れたため、チェントロで降りましたが、かなり歩きました。道行く人に尋ねながら、旧市街のホテルへ。
此処に限らず、資料さえきちんと揃えていたら、困ることは少なかったと思います。いろいろ忘れ物などもして、不備があった旅でした。我ながら「どうしちゃたのだろう?」と自問自答・・・。(涙)
ホテルは広い庭園のついた2階建てのプチホテル。田舎のお屋敷風なところが素敵な宿でした。メゾネットになっていて、梯子を昇るとソファーの置いてあるリビングですが、その梯子が急なのでちょっと覗いただけで使いませんでした。(怪我が怖いですから)
↓ バスルームは奥の石段のほう。石段の左にリビングエリアへの梯子がかかっています。
↓ バスタブなしですが、窓もあり広々。
↓ 窓から庭を見たら猫が棚の上を歩いています。
↓ 庭から見たホテル。
参事会教会/Collegiata
宿の前の道からすぐの小さな広場に、12~13世紀のロマネスク様式の教会が建っています。正面扉口(11世紀)と広場に面した2つの扉口(13世紀中ごろ)があります。シエナの影響を受け、砂岩とトラバーチンで構築されています。
↓正面の前は坂道になっています。
↓ ファサードは簡潔な切妻に薔薇窓、束ねた円柱のある柱廊がついています。
↓ まぐさ石に2匹の龍がご対面。
↓ 旧市街入り口の門Porta Nuova 右のバールのテラス席はお爺さんたちが、いつも大勢でおしゃべりしていました。
↓ メインの一本道を行きますと、徒歩数分で町外れです。
↓ サンタ・マリア・アッスンタ教会/Santa Maria Assunta
教皇べネデット8世により11世紀に建てられた小さな教会です・
↓ 教会の裏手に座っていた猫。
↓ 町の酒屋さんのショーウィンドウに、シエナのグイドリッチョのラベルの貼られたワイン。美味しそう~。
↓ 夕暮れが迫ってきました。西日がコッレジャータに当たり、先ほどとは違う姿を見せていました。
↓夕食はホテル(別棟)のレストランがこの日はお休みとか・・・美味しいと聞いていたのでがっかり。紹介された近くのレストランへ。
アンティショークなど野菜のグリルと生トリフのパスタ。
味は普通でしたが、お腹も空いているはずなのにあまり食べられません。サン・ガルガノで興奮しすぎたのかしら・・・ひどく疲れていました。
夜中に発熱と下痢が始まりました。他に風邪の兆候もありませんから、疲労からきたのでしょう。明日、ローマへ戻るまで、どうしてもサンタンティモだけははずせません。高熱に震えながらよろよろとトイレとベットを行き来しました。そのうえ教会の鐘が深夜でも毎時鳴り響き、ほとんど眠られないまま朝になりました。
はじめまして。
カザーレ荘の修復の様子が知りたくて「カザーレ荘の修復」と検索した結果ヒットしました。
同じソネブロだったので足跡残していきます。
又時々おじゃまします。
by yukitan (2009-10-14 18:18)
yukitanさん
ようこそ!!イタリアがお好きなのですね。シチリアに行かれるのですか?
ガザーレ荘は修復はまだ続いているのかしら?
全部閉鎖しているのではないので、観れることは観れますが、私のときはあのビキニの少女たちが観られなくて・・・残念でした。
ビニールで覆って作業をしていましたが、観られる箇所でも土埃がうっすら積もっていて、あまり良い状態ではなかったです。
by alice (2009-10-15 13:53)
体調をくずされたのはお辛かったことと思いますが、それでも見るべきところはしっかりいらっしゃって凄いです。
フィレンツェに1週間ぐらい滞在したことはあるのですが、まだまだ知らないところがあるんだなーと、また行きたくなってます。
行くのだったらやはりポルチーニ、白トリュフのおいしいシーズンがいいですね。
by kametaro07 (2009-10-16 19:48)
kametaroさん
フィレンツェは5回行きましたが、それぞれ2~4泊なので、まだまだ観たいものはあります。近郊の町や村も魅力的なところが多いですし・・・。
あまり、丈夫なほうでないので・・・過去にも何度か熱を出したことはありますが、下痢と一緒というのはエジプト以来、辛いものです。お腹を空っぽにしなければ、移動が心配なので、余計に元気がでません。それでも好きなものを観ていると、辛さも忘れました。
それでも、苦行の割りに1キロしか痩せていませんでした。長女にその体重をキープするようにと言われましたが・・・。
by alice (2009-10-16 23:07)