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2010年秋の旅 4(ウィーンからパリへ) [2010秋仏のブルゴーニュからロアールのロマネス]

9/23(木)

ウィーン12:30→パリ14:35 (OS)
Pavillon Saint-Louis Bastille 2泊 1泊119€(ダブルのシングルユース 朝食付き)

早くもウィーンからパリに移動の日になりました。昼ごろのフライトなので、ゆっくり荷造りをし、留守宅に電話。長女が膝の手術をしたばかりなのに、旅にでてしまった非情な母ですが、お互いに元気を確認してほっとしました。入院は1週間で済み、経過も順調とのこと。私が膀胱炎でクリニックに行った話には驚いていましたが、軽症のうちにお薬を飲んで、オペラ観劇にも支障がないことを告げると安堵の様子でした。時間があるので、もう一度Wi-Fiにトライしてみましたら、あら!ちゃんと繋がるではありませんか・・・ようやくこつが飲み込めて来ました。

空港まではタクシーで。預かり荷物があるからとうっかりして、チェックイン・カウンターの列に並んだら、すぐ後ろにいた日本人の若い男性が機械で自動チェックインしてからのほうが良いですよと教えてくれました。列の順番も確保してくれて、親切な方で助かりました。その方はローマ経由で帰国されるとのことでチェックインが済んだらお別れ。パリへの便には日本人の姿はありません。全般的に日本人の旅行者は減っています。アジア人は中国人が圧倒的に多く、私たちがヨーロッパに来始めた頃を彷彿とさせる目の輝きetc・・・。日本人は(もちろん私を含めて)多くは<すれっからし>かも。

エール・フランスは1時間遅れで離陸しました。パリには3時半に到着しましたが、荷物の出るのが遅くイライラ。そしてタクシーに乗ったのですが、中国系の運転手さんがバスチーユは難しいよ、大きなマルマルだから通行止めと言うのです。
そのマルマルの意味が分からず、遠回りでも良いからと行ってもらったのですが、いつもよりストを警戒して車も少なかったため、タクシー代も安くすみました。後から大規模なゼネストと知ったのですが、ホテルに着くころは、それも終わった様子でした。

ホテルは初めて泊まるところ。リヨン駅とバスチーユ・オペラの中間にあるローケーションが今回の旅に好都合なので予約。またbooking.comでのユーザーの評判も良かったのが決め手になりました。
部屋はダブルベットで広いし、バスタブ付き。朝ごはんは不味いのですが、パリのホテルには珍しく朝食込みでリーズナブル。その割安料金のため、予約時に1泊分は前払いしなければなりません。

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エレベーターはありますが、2階の部屋だったので、この階段を使って中庭からロビーに行ったりしました。

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洗濯などしているうちに時間になり、着替えてバスチーユオペラへ。徒歩で数分の距離ですが、初めて歩く通りはゴミだらけです。治安の悪いマズイところに泊まったかしら?そしてバスチーユ広場もごみが散乱、警官の姿が多く、まだストライキの興奮が冷めて居ない感じです。

劇場に入ろうとしたら、入り口ストップされ、今夜はストライキのためキャンセルになったと言うのです。払い戻しは即してくれるそうなので、チケット売り場へ行ってみると長い列です。どうせオペラがないと何も予定はありませんから、列に並んで数分後に払戻してもらいました。140€

どっと疲れが出て、遠くに行くのも面倒になり、ホテル近くのベトナム料理店で夕食。コースメニューのチョイスが悪かったのかもしれませんが、あまり美味しくありませんでした。けれど生春巻きなど3皿、ビール、水で12€。この近辺はマレ地区よりも庶民的な感じです。

黒い看板がホテル。

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食べ物屋さんが並ぶ通り。アーチを抜けて左斜めの道を行くとリヨン駅。

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ホテルの前の通り

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今夜予定していたオネーギンはヴィックの演出で、7年前に観ていたのですが、かなり気にいっていましたから、再び観られると楽しみでした。残念に思いながらお風呂に入って就寝。今日は曇り時々晴れの暖かな一日でした。


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お散歩犬

オネーギン、残念でしたね。私共は、その日はガルニエで、三部作の
予定でした。こちらは舞台装置なしのホールオペラ風で我慢するか、払い戻しというチョイスが残されていましたので、結局は見ることにしましたが、
痛し痒しの感も。(23日のストの情報は、事前につかんでいましたので、
まぁダメかなと心の準備は、できていました)
実はALICE様と同様、セメレ(19日でしたが)を見にウィーンへ出かけて22日のパリ入り、その夜にDIDONATOのコンサートを入れていましたので、
9月7日の次のストがいつになるかというのは重大な関心事でした。でも
楽しみにしていた10月4日のガランチャのコンサートは本人の健康上の理由でキャンセル!12日もゼネストでまたオペラのキャンセルが出ている筈です。お互いフライトキャンセル等なかったのを良しとしますか。でも、METのナタリーのHAMLETの降板は、いまだにガックリです。ですから、バルトリ、カーテンコールでのご機嫌が少々悪くても大目に見てやってください。因みに、19日は最後まで、大サービス、翌朝偶然街で見かけたときもこれから食べるケーキが楽しみといった感じでニコニコしていましたよ。

by お散歩犬 (2010-10-13 11:11) 

お散歩犬

先のコメントの訂正です。23日はアルジェのイタリア女、ガランチャのコンサートは5日でした。失礼しました。12日のストでキャンセルされたのが、
三部作でした。
by お散歩犬 (2010-10-13 12:38) 

hbrmrs

こんにちは。秋の旅行記楽しく読ませてもらってます。
私も今回パリにちょっとだけ立ち寄ってプッチーニの三部作を観たのですが、上記のお散歩犬さんのコメントの通り、私が観たその次の公演がスト中止だったみたいで、自分はたまたま観られたとはいえ、立て続けのストキャンセルに、非常にムカムカと腹が立ちます。

私はストによってオペラ公演がキャンセルになる事態に遭遇したのはイタリアでだけですが、フランスでは、特に飛行機やその他交通機関でとにかく何度も痛い目にあっています。本当にフランス人には頭に来ることばかりです。

今回テロの計画が発覚したという嫌なニュースまでおまけで付いていましたが、お互い無事に帰ってこられてなによりでした。

続きも楽しみにしています。
by hbrmrs (2010-10-13 19:58) 

alice

お散歩犬さま

初めまして!同じ頃にウィーンやパリでオペラ行脚をされていたのですね~♪

年金問題のゼネストとのことですが、日本よりはまだ条件が良いではありませんか・・・。60歳年金開始が3年遅れるくらいで、日本は5年遅れになったときでもおとなしいものでしたね。それどころか、きちんと仕事をしていなかった社会保険庁にさえも・・・。

ガランチャのコンサート、無理したら行けないこともなかったのですが、パスして良かったです。
by alice (2010-10-14 14:53) 

alice

hbrmrsさま

こちらこそ、hbrmrsさまのブログをいつも楽しませていただいてます。

今まではストでオペラをキャンセルされたことは一度もありませんが、フライトキャンセルで開演に間に合わず、チケットを無駄にしたことがあります。海外でオペラを観るようになってから十数年で2/150くらいは結構恵まれているほうでしょうか。
by alice (2010-10-14 15:05) 

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