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2011年冬の旅(5) テネリフェ [2011冬カナリア諸島からカタルーニャの旅]

2/12(土)

8時に起床し、9時ごろ朝食。レストランではMDLGのメンバーたちと一緒になりました。皆眠そう~。

夜のコンサートまでの時間は、島の西側の海岸で、ボートでのイルカや鯨ウオッチングツアーに行きたかったのですが、サンタクルスからは意外に遠く、早朝の出発でなければ無理と分かりました。体調もまだ本調子とはいえないので、隣町のラグーナ(La Laguna)へ行くことにしました。

バス停はホテルの向かい側で15分おきに来るとのこと。15分も待つのかと思い「タイムテーブルある?」と訊いたら「ないわ」と怪訝そうです。そうね~ここの15分は私たちの5分のようなものね~と反省。

港町のサンタクルスから内陸に向かって30分ほど走りますと、ラグーナの町外れのバスターミナルに着きました。そこから地図を頼りに遠くに見える鐘楼を目指して歩きました。

この街はNHKでも放映されたことがあるそうで、1999年に世界遺産にもなっています。15世紀に建設されたカナリア諸島の古い首都だったところで、1701年には当時のローマ法王の命で大学も創立されました。スペインの南米進出(侵略?)の拠点にもなり、木製の出窓や緑の中庭などカナリア様式と呼ばれる建築スタイルの家が残っています。

↓ BTから10分ほどのLa Concepcion(17世紀)と呼ばれる教会が見えてきました

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簡素なバロック様式の教会ですが、中に入りますとお葬式の最中でしたので、遠慮しました。次は町の散策をしながら細いパサージュを抜けて

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↓ コンセプション広場では地元の吹奏楽団が演奏中

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↓ San Agustin 修道院(16世紀)

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この修道院はバロックらしくないシンプルな回廊を持つ素 敵な所でした。中庭の椿が満開でした。柱が木製なのも珍しいですし、その細い柱に石の小さな植物文様の柱頭彫刻が飾られています 。山の多い温暖な気候の島ならではの雰囲気です。

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↓ こちらの回廊は見学不可

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↓ 街角風景 カテドラル付近の池に鴨やあひるとそのハウス

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ラ・ラグーナは15~17世紀にはカソリックの国スペインの南米進出の 重要な中継地として繁栄しました。それもスペインの衰退と共に、本土からも遠いという事情もあり忘れられていったのでしょう。そのため、古い建築物も残ったのだと推察しました。今は常春の気候と美しい海を 目当ての観光客で賑わっています。しかしそれにしては、レストランなども極少ない し、リゾート地としての魅力はあまり感じられませんでした。短い滞在でしたが・・・。

ランチはラグーナでとるつもりでしたが、適当なところを探しても見つかりません。諦めてまたバスでサンタクルスに戻り、結局はホテルのレストランで、2日ぶりのま ともな食事をいただきました。

レストランの入り口近くの昨日と同じ席にミンコが座っていました。また打合わせ中のようでした。近くで見ると顔色も良く働き盛りの感じです。でも指揮台では背中が丸くなってきて、たまに椅子にも腰掛けますし、老けて見えるようになってきました。(人のこと言えませんが 汗)

隣のテーブルにファミリー5人が食事中でした。5歳の孫娘くらいの女の子がはじめは静かでしたが、そのうち飽きてお兄ちゃんと騒ぎ始めたので、iPadの猫 ちゃん崩しをして遊んであげました。ご両親はその間ゆっくりデザートもいただいたようで、感謝されました。

仮眠の後はコンサートへ。昨日も今日も8割くらいの入りです。ミンコもオッターも知名度は日本並みなのかな?オッターは一昨年のシャンゼリゼのコンサート以来でした。真紅のベルベット?のロングドレスは金髪の彼女にとても 似合っていました。

 

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Les Musiciens du Louvre II
Marc Minkowski, director
Anne Sophie von Otter, mezzosoprano
G. Fauré: Shylock
H. Berlioz: Nuits d'été
H. Berlioz: Mort d'Ophélie
G. Bizet: Symphony en ut

「Les Nuits d’ete」はフランス語の詩とベルリオーズのメロディが絶妙の大人の女の歌。5年前にジェシー・ノーマンとミンコで聴いたことがあります。アントナッチのCDも持っていますが、私はやはりオッターのほうが好き!特に第5歌の”Absence” Reviens,Reviens,ma bien-aimee~♪こういう歌を聴くと年を重ねるということ、こうやって過ぎていく時・・・寂しいとか惜しむとか言うよりも愛おしいような感じ、柔らかな気持ちになれます。

最後のMLDGだけの演奏のビゼーは 曲目変更になり、ミンコが英語でフランス人だから気 が変わりやすいなんて言ってましたが・・・どうして?と観客はザワザワ。ミンコのサービス精神でよりポピュラーなアルルの女組曲に変えたようです。これは急な変更?のためなのか、やや粗い面もありましたが、フルートの名手に支えられ、明るい気分で今夜の演奏も終了しました。

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↓  人通りが少ない帰りの夜道

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私は二晩だけのカナリア音楽祭でしたが、明日日曜日はディトワ&フィルハーモニア管の登場のようで、すでにホテルのロビーにはスケジュールなどが張られていました。ふたつのオーケストラがかち合ってるせいか、レセプションやロビー周辺は楽器を抱えた人たちが交差し、慌ただしくちょっぴり緊張した雰囲気でした。

来年はフローレスもラス・パルマスで歌うようですし、寒い時期のカナリア諸島は魅力的です。ただ遠いのが難点。モロッコの西、地理的にはアフリカですから・・・。気になる航空券はイベリア航空でパリからマドリッド経由で往復336.67€、バルセロナからは片道100.86€でした。


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