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2011年夏の旅(2) パリ~ボーヌ [2011夏パリとフランス南西部最後はザルツの旅]

7/20(水) パリ・リヨン駅10:28(TGV)→ディジョン12:05/12:18→ボーヌ12:45

Hotel Le Cep 1泊(174€/朝食別19€)

 パリのホテルの食堂は以前より明るくなって、椅子やテーブルも変えて、改装されていました。朝食の内容は変わっていませんが、パンやコーヒーなどの質が良くなりました。前回宿泊したときのBOOKING.COMのアンケートに朝食のことを×と書いたので・・・反映されたのかしら?コーンスープもあり、小さな子供が美味しそうに飲んでいました。

今回の部屋は今までで一番狭く、窓も小さく薄暗いし、エアコンの音が煩いのです。スイッチを止めても同じだったので、次回戻ってきた時は違う部屋にしてもらいたいな~。

9時半過ぎにチエックアウトして、徒歩数分のリヨン駅へ。13泊の荷物はやはり重い・・・雨が降らなくて幸いでした。ディジョン方面の乗り場はまだ工事中です。発車ホームが決まるのも20分前なので近くで待ち、早めに車内に入りました。1等は1ー2の配列で、ソロという一人掛けの席があります。この席をネットで予約しました(38€) ところどころに背中合わせの席の空間があり、そこに荷物を押し込めると安心便利です。これは早い者勝ちになるので、列車が入るとすぐ乗り込みゲット。

ディジョンでの乗換えは同じホームにシャロン・シュル・ソーヌ行きの列車が待っていました。ボーヌに停まるかどうか確認しようと隣の席にいたアジア系の女性に聞いたところ、日本人の若い女性でした。何とかシャンベルタンという有名なワイン農家で働いて5年になるそうです。重労働とのことですが、 日焼けした健康そうな笑顔の素敵な方でした。色々お話を伺いたかったのですが、次の駅で降りてしまいました。。。

 ボーヌの駅からは荷物があるので、タクシーでホテルヘ(1K)。Le Cepは11年振りです。初めてのロマネスク巡り一人旅の途中に寄って2泊。ここを基点にロマネ・コンテイの畑ツアーに参加したり、酒屋でワインの品定めをしたり、のんびり過ごした時の思い出の宿です。ボーヌ自体は3回目なので複雑な小径にはある程度慣れているはずですが・・・マップがないと確実に迷い子になってしまう、今回もマップをにらめっこして歩いたのに迷子になってしまった街です。

今回は見学しなかったオスピス・ド・ボーヌ。ボーヌ・バロック音楽祭の会場にもなっています。

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ホテルの部屋は狭いながら、以前も同じでしたがトイレが別になっている使いやすいバスルーム。明るく改装もされて、高級4☆。Wi-Fiもフリー。レセプションに日本人の若い女性がひとりいます。

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さて、荷物を部屋に置き、近隣の町シャロン・シュル・ソーヌChalon sur Saoneへ。宿からボーヌ駅まで歩いて20分はかかります。途中のカフェでサンドイッチを買い、列車の中で遅いランチ。このとき2時半過ぎでした。ボーヌ14:46→シャロン・シュル・ソーヌ15:08 (往復11.10eur)               
ムルソーなどコートドールの著名なワインの産地の名前のついた駅をいくつか過ぎるとシャロン・シュル・ソーヌに到着。この町の地図をプリントアウトできなかったので、下調べをした時のことを思い出しながら、旧市街を目指して歩きました。

ここも複雑な小路が続くので私にカテドラルはどこ?と聞かれた人もいい迷惑だったでしょう。全く説明の仕様がないから。。。。
↓ 何とか狭い通りの向こうにカテドラルが見えてきました。

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そのサン・ヴィンセント広場には露店と多勢な人々でごった返していました。夏祭りの催し物も開かれTVカメラも・・・そのため教会は閉まっていました。

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Ancienne Cathedrale St-Vincent  

現在のカテドラルは1080年から16世紀の建築。ロマネスクとゴシック様式。ファサードは18世紀終わりのフランス革命のとき破壊され1822年にネオ・ゴシックスタイルに改築されました。司教館と回廊もあリ、教会から入れるようですが、この日は見学不可。

↓ カテドラル裏側と司教館

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↓ 聖堂の周りの家々は木組みの民家が多く、中世の趣きのある広場です。

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帰り道はサロン・ド・テに寄り休憩。ワッフルとハーブティ。
しばらく履いていなかったサンダルが左足の外反母趾に当たって痛いので、往復4キロ近い道程はきつかったです。旧市街を回るミニバスが駅前からでているのに気がついたのは駅に戻ってからでした。

↓ シャロン・シュル・ソーヌ駅。右のバス停からミニバスがでます。

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予定より30分早い17:15の汽車に乗ってボーヌ(17:50)に戻りました。駅からホテルに戻る途中、ノートル・ダム教会が見えたので、ついでに立ち寄り見学。

Collegiale Notre-Dame  クリュニーの娘寺院として1120年に創設。オータンのサン・ラザール教会から大きな着想を得ています。その後の相次ぐ改築もありましたが、ブルゴーニュ・ロマネスクの美しい例として残っています。

↓ 11年前と同じ姿で迎えてくれた後陣外観。鐘楼の屋根の上のランターンは16世紀。

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↓ 高さのあるアーケード、三身廊。天井の横断アーチと複合柱がロマネスク。柱頭彫刻はアカンサスなどの植物文様がほとんど。

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↓ ノアの箱舟?

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↓ 回廊も一部しか残っていません。

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↓  大きなポーチは14世紀の建築。ファサードを飾っていた彫刻はフランス革命のときに破壊され
ました。

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宿の近くのレストランが11年前良かったので、予約に寄ってみたのですが、お一人は。。。と断られてしまいました。仕方がないので、ホテルのレセプションに頼んで、ホテルと同じ建物内のレストランを1時間後に予約してもらいました。

以前はホテルから直接入れるレストランでした。美味しかったのですがかなり高かったので、明日のこともありますし、カジュアルなのが良かったのに。。。と反省しつつ着替えて、レセプションの人に案内されて入店。そして初めて気がつきました。経営が変わってなんと!ロワゾーのボーヌ店になっていたのです。

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内装もサービスも洗練されているお店。それに壁面いっぱいに設けられたワイン棚は圧巻です。

↓ しかもグラスワイン用です。

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ムニュは皿数が多いのでステーキをはずしてもらえる?と聞くと、快く対応してもらえました。ワインはアプリティフ、グラスで白1赤2、12~16ユーロでコート、ド、ボーヌのニュイ、サンジョルジョ、ムルソーなどのプルミエクラスが飲めて、さすが!。

しかし、お料理はイマイチ。。。ここはあくまでもワインが主体というコンセプトのようです。

↓ 前菜のフォアグラ

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↓ ロブスターソースのクネル

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お勘定のとき、明日はソーリューのロワゾーに泊まるのよというと「楽しんできてね!」と嬉しそう~。ホテルで予約してもらわなければ、ここもテーブルは取れなかったでしょう。満席でした。酔ってふらふらになっても隣がホテルというのが何といっても心強く、飲み過ぎました。
胃薬を飲み就寝。


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コメント 2

tina

ボ―ヌ、懐かしいです。先日、テレビでブルゴーニュが紹介されていて、ホテルはセップでした。私たちは何というホテルったか覚えていませんが、ホテル内のレストランが一つ星だったのにたいしたことがなくて、夫が流れ星だと言っていたのを覚えています。
ほんとにその後、星を落としてしまったのですがまた取り戻したとか。夫と娘夫婦はワインカーブめぐりに夢中でしたが、私には猫に小判。
コートドールではロワゾーのところに一泊。そのあと残念なことになりましたが、三つ星を維持しているそうですね。
だいぶ前なのですが、その時ですらおなかいっぱい。次の朝食が食べられませんでした。いまはもっとだめですね。
by tina (2011-08-11 16:47) 

alice

tinaさま、私は最近テレビを見なくなりました。それで、番組表をチエックすることもなくなり、あとから人に聞いてあらら見ればよかったと後悔したりしています。

ブルゴーニュは何といってもワインが有名ですから、今回のように汽車で周遊する旅では1本も買えないのはやはり悔しいです。前回はまだ夫も禁酒ではなかったので、6本を選んで日本まで船便で送ってもらいましたけど・・・。

前回はヴェズレー近くの、これまた名料理宿レスペランスに泊まったので、今回はロワゾーにしました。マダムが挨拶してくれました。
by alice (2011-08-11 21:33) 

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