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2011年夏の旅(7) アヴィニョン~モンプリエ [2011夏パリとフランス南西部最後はザルツの旅]

7/25(月) アヴィニョン14:48→モンプリエ16:10

Newhotel du MIdi 3泊(130€×3 朝食別16€)

 モンプリエまでは1時間少々と近いので,夕方までアヴィニョンの観光をすることになっています。のんびり朝ご飯に行くと、日本人の可愛い女の子がぴょンぴょん飛び跳ねています。声をかけるとスエーデンの赴任先から旅行に来られているファミリーでした。女の子は孫の桜子より1歳下。のびのびとした仕草が可愛くて、思わず抱きしめたくなる変なおばあさん状態(汗)今頃孫たちはどうしているでしょうか?孫恋しや・・・(それならアメリカへ行けば良かったのにね)

これからレンタカーでニースに行き、北欧に戻るというファミリーとお別れして、10時頃チエックアウトし荷物を預け、教皇宮殿の近くにあるプチパレ美術館へ行きました。何年か前のリールで探しても見つからなかったcarlo crivelliの聖人の4作品があるというのをElmoさんの日記で知ったのは2,3年前だったと思います。同じ趣味の方たちとのNETでの情報は本当に有り難いです。

↓ 朝の街は既に賑やか、気温も29度

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↓ プティ・パレ美術館はひっそり

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↓ 内部はかなり広く、中世の彫刻の並んだ部屋から

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イタリア・ルネッサンスの作品が多く、ガッディの聖母子(上)やボッティチェリも・・・。

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いくつかの展示室を経てようやく発見。久しぶりに未見のカルロの鑑賞。小品で慎ましい。

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↓ そしてカルロの弟ビットーレの作品が何点かありました。兄の名声に隠れていますが、弟の優美可憐な聖母も捨て難い味があります。たいていは兄弟並んで展示されているので、多くの作品を観てきましたが、ファンが多いのも頷けます。しかも。ここの作品はかなり秀逸。

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ここの美術館ではカルロより、ビットーレのほうが人気が高いようで、絵葉書もビットレーだけ・・・。それはいいのですが、大事な絵画を見逃してしまいました。カルトンの初期の作品「ルカン祭壇画」。あ~あ。今回は1泊しか出来なかったので、アヴィニョン近辺のロマネスクもパスしていますから、もう一度来いってことかも・・・汗。

美術館を出て同じ広場に面した↓教皇庁宮殿の見学へ行きましたが、チケット売り場は行列です。諦めてカテドラルへ。ここも今日はコンサートで一般の見学はできません。

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すでに正午を回っています。テアトル広場の海鮮レストランでランチ。サラダとデザート。

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↓ 演劇祭のデモストレーションとパレード

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↓ ホテルに戻る途中の演劇祭会場のチケット売り場と出し物の案内。

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時間が余ったので、予定を早めて、モンプリエへ向かいました。途中で天候が急変し、到着したときは豪雨になりました。タクシーも拾えませんし、雨が小降りになるのを待って、徒歩でホテルへ。思っていたより近く数分の距離。音楽祭の会場までも、↓並木道を歩いて数分という便利なロケーションの宿。ロビーはあまり好きでないデザイナーズホテルタイプ。部屋は普通ですが、ここでようやく連泊できるのでほっとしました。夕方までホテルで休み音楽祭へ。雨が降ったせいでぐっと涼しくなった。モンプリエでは昼間は暑いけれど、朝夕は必ず雨が降りました。

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♪~Festival radiofrance Montpellier

Charles-Simon CATEL (1773-1830)
『Sémiramis』Opéra Berlioz / Le Corum - 20h00 シニアチケット29€
Version concert Création

Maria-Riccarda Wesseling, mezzo-soprano, Sémiramis
José Ferrero Mathias Vidal, ténor, Arzace
Sarah Pagin Gabrielle Philiponet, soprano, Azéma
Nicolas Courjal, basse, Assur
Andrew Foster Williams, basse, Oroès
Nicolas Maire, ténor, Cédar

Le Concert Spirituel
Direction Hervé Niquet

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今夜はニケによるあまり知られていないフランスの作曲家の作品。原作はロッシーニのセミラーミデと同じ。
予習しようにも音源もないので、コンサート形式でもあり、退屈するのではないか、悪くすると寝てしまうのではと懸念しましたが、筋が単純なこともあって、音楽も特別特徴があると言う訳ではないのですが、ニケの棒にかかるとあら不思議、かなり楽しめるオペラになりました。

歌手ではメゾソプラノのMaria-Riccarda Wesselingが断トツ素晴らしく、その表現力は他を圧するできで、差がありすぎた感も。Wesselingは何処かで聴いたはずですが、思い出せません。帰国後、プログラムをチェックしたところ、2008年のパリで『オルフェ』ピナ・ブーシュのバレエつきとの記載・・・私が観た日は残念ながらWesselingではありませんでした。ミンコウスキーとの仕事も多いようですね。

ニケは細くて小柄な方ですが、お洒落~素敵な臙脂色のジャケットをお召しでした。
あまり知られていない演目とあって、お客さんの入りは8割程度。
休憩を挟んで終演は11時ころ。ロッシーニのセミラーミデより短く、ストーリーもより簡潔な印象。

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帰りは夏の夜を楽しむ人々で賑わう広場で、軽くパスタ・カルボナーラを・・・塩から過ぎ。そのうちまた雨になり、目の前のホテルに走って帰りました。

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さて、明日はいよいよラングドック・ロマネスクの初体験です。楽しみ~。


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