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2011年夏の旅(13) トゥールーズ [2011夏パリとフランス南西部最後はザルツの旅]

7/31(日)   トゥールーズ

朝はゆっくり大物の洗濯をしたりで過ごし、10時半過ぎに外出。キャピトル広場を経由してサンセルナン教会までを歩きました。

↓ キャピトール広場/市庁舎の広壮な建物。向かって右側にテアトル・ドゥ・キャピトル(オペラ劇場)

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 ↓ 來シーズンのポスター。ロシア出身の若手指揮者Togan Sokhievが音楽監督を務めています。

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↓ 市庁舎の中央 観光客も見学できますが、今回はパス。

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季節の違いもありますが、13年前の秋に比べるととても賑やかです。キャピトール広場は日曜市がたちパン屋さんの大きなパンが目を惹きます。

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↓ 市庁舎と反対側の建物はカフェやレストランがが何軒も並んでいます。

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↓ 広場からはサン・セルナンの塔が見えます。

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↓ サンドイッチやアイスクリーム、ビストロなどの食べ物屋さんが軒を並べています。

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Basilique St-Sernan  250年に牛に繋がれて引き回され殉教したサン・セルナン(前日カベスタニーの石棺に彫られた聖人を見たばかり)の墓は巡礼の対象となって、5世紀初頭に礼拝堂が建てられ、9世紀には教会が再建されはじめ、徐々に12世紀前半まで建築は続いたようです。その後の革命時の略奪もあり、教会本体以外の回廊や付属の建物は失われました。この後の修復のためオリジナルな部分は限られてしまいましたが、巡礼教会としてはフランスでも最大級の規模。薔薇の街トゥールーズのなかでも中心的存在です。

赤煉瓦の聖堂は青空を背景に誇らしげに建っていますが、教会の回りは日曜市が賑やかに立ち、ミサも始まっていました。

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まずはここのロマネスクの大事なポイント、ミエジュヴィルの門をしばらく鑑賞しました。ここもすっかり綺麗に洗浄修復されて、初見のとき感じたオリエンタル色はかなり薄まってしまいました。黒く汚れていたときは石灰石かと思っていたのですが、大理石でピカピカ真っ白なので、まったく印象が変わってしまったのです。

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↓ タンパンは「キリストの昇天」

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↓ 持送りの「獅子を抱く女」

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ミサの邪魔にならないように、南翼廊の開いていた礼拝室へ。柵越しで眺められる祭壇や柱頭彫刻を見学しました。

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12時にはミサが終わり、北礼拝堂がオープン。周歩廊とクリプト(有料)を初めて見学しました。ツアーで来たときはミサの最中で入れなかったのです。ただクリプトにあるはずのサン・セルナンの殉教の浮き彫りは見当たりません。切符売りの人に聴いても当然?分からないと言いますし・・・。残念に思いながら絵葉書だけは購入してきました。

↓ 周歩廊

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↓ クリプト

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↓ 周歩廊の石彫パネル「荘厳のキリスト」

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↓ 右上の天使が可愛い。足元がソフトクリームのコーンカップのよう。

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↓ セラフィム

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北翼廊のギャラリーも、全然覚えていなかったので、壁画など写真を撮ったのですが、大半がぼけてしまいました。
↓ 4~5世紀の石棺(トゥルーズ伯ギレームの?)

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↓ 天井の中心は「神の子羊?」

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↓ 「墓に詣でる聖女たち?」

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↓ 後陣側の広場にも軒を連ねて出店が・・・これがギリギリのアングル。

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↓ シャツを柵に掛けて売ってるおじさん・・・文句も言えませんし。

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キャピトル広場のレストランでランチ。前菜盛り合わせとフォアグラ。お料理の味はまあ普通でしたが、ここの地元のロゼはとても美味しかったです。

↓ 中庭の席で食べる人が多いので、なかは空いていました。

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ここではみみっちくサービスの目を盗んでパンに残したフォアグラをはさんで、こっそりお持ち帰り。アメリカは残したものは当然包んでくれるのですが・・・フランスではみたことがありません。

↓ 帰り道にジャコバン修道院(左の建物)に寄って

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↓ 蜘蛛の巣のようなゴシックの天井を見上げ、

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↓ ゴシックの回廊も懐かしく

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↓ 涼みながら読書中のお嬢さんはちょっとお行儀が悪いです(老婆心)

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夕食はビールに先ほどのフォアグラサンド。今日も暑くて疲れました。早めに就寝。




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コメント 4

tina

ガイドの手抜きで危うく見損なうところだった周歩廊。
添乗員は碌な知識がないらしく、なにも言いませんでした。
なにしろガイドがシャルルマーニュと言ったらシャルルという王様ですと訳すのですから。
ツアーの時は勉強しておいて強く主張しなくては駄目ですね。この荘厳のキリストは何となく仏像を思い出させるのですがなぜでしょうね。
さすがにきれいな写真ですね。
by tina (2011-08-25 13:17) 

alice

tinaさま、ツアーはガイドによって随分印象が変わりますね。参加する人の知識もさまざまですが、詳しく予習してきた方に合わせてくれると、私も質問しやすくなります。

この街ではこことここは外せないというところをパスされると辛いですね。

オーギュスタン美術館は初めに行ったのはツアーで、予定に無かったのですが、美術に詳しい添乗員さんが、ミディ運河巡りから早めに切り上げてくれて、閉館間際に飛び込んで鑑賞できました。嬉しかったです。
by alice (2011-08-25 16:11) 

hbrmrs

こんにちは。私もトゥールーズに行ったことがあるので、写真を懐かしく拝見しました。天気が良くてきれいですね。(暑かったのでは??)

記事によると、以前も訪れたことがあるようですが、キャピトル劇場に行かれましたか?

早くザルツの記事にならないかなーと楽しみにしております(笑)。


by hbrmrs (2011-08-26 20:44) 

alice

hbrmrsさま、キャピトル劇場に行かれたのですか?

私は以前に行ったときはツアーだったこともあり、またオペラベースでチェックすることも知らなかったときで・・・キャピトル劇場でなにかやっていたような記憶もなく、惜しいことをしました。今回は夏のシーズンオフなので、仕方ありませんが・・・。

ザルツはもうすぐですが、Wグートだったので、ミンコ礼賛で終わりそう~(笑)
by alice (2011-08-27 01:24) 

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