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2011年夏の旅(19)  ザルツブルグ~ウィーン [2011夏パリとフランス南西部最後はザルツの旅]

8/6(土)  ザルツブルグ11:01→ウィーン西駅13:44

Best Western Hotel Beethoven 1泊(113€朝食含む)

 いつもの移動日用に朝食はルームサービスで。ところが、ここのホテルは朝食は部屋代に含まれて居ますが、ルームサービスは手数料がかかります。チェックアウトのとき気がついて、シマッタ!

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↓ この花形のパンが、今回の旅で一番美味しいパンでした。さすが!

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のんびり荷造りをして、駅へ。ここの駅から以前はイタリアに入ったことがあり、エレベーターがあることは分かっていましたが、今回は工事中なので以前の場所が分からず、階段の下で足が止まったその時自転車の青年がさっさと運んでくれました。ダンケシェーン!ウィーン行きの特急電車は1時間に1本くらいですが、このときは遅れがでて、結局1時間前に来るはずの列車に乗ることになったのです。それで問題が起きたわけです・・・。

↓ ファーストクラスはがらがら。数名の日本人とドイツ人?らしきご夫婦だけ。発車して間もなくミネラルウォーターとジュースのサービス。

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↓ 車内モニターのマップは現在の位置が表示されます。

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↓ ランチのオーダーを取りにきましたが、私はコーヒーだけを頼み朝の残りのパンと質素な食事。

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↓ 特急からの眺めは青空と緑の美しい田園や丘の風景

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ここで車掌さんに到着時間を確かめなかった私がうかつでした。まだウィーンに着かないと思って(はじめに乗るはずの列車で計算)、トイレに行きました。がたんと音がしたので、何処かの駅に着いたのかしら?と化粧直しもしてのんびり出てきました。ところが私の席に車掌さんが怖い顔で立っています。もう終着のウィーンに着いたのだから、早く降りなさいと言ってるようです。あれ~っ!車両には誰も居なくなって、ホームを見ると人が歩いています。慌てて、荷物を運び始めたのにその車掌さんはさっさと居なくなりました。電車の階段が3段ほどで、ホームまで差があります。慌てていたのでスーツケースを下から引っ張ったら勢い良く、角が左手首にドンと当たりました。痛い!そのときはそれでおさまったのですが・・・。

旅の最終地ウィーンの定宿に着きました。↓3度目の部屋は

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部屋に荷物を置いてすぐ、気になっていた今夜のチケット引き換えに国立劇場傍のチケット・センターへ。ところが、夏のオフシーズンなので、クローズなのです。無駄足でした。このチケット屋さんの説明が不十分で、チケットを引き換えてくださいとしか書いてないのです。普通は開演30分前に会場の窓口でとあるのですが・・・初めてのコンサート会場なので、少し不安。

仮眠の前に家にメールして、とても元気と送信したのですが、その1時間もたたないうちに手首が痛み出して・・・ほとんど眠れませんでした。それでも時間になったので湿布薬を貼り付け、後ファスナーのワンピースも何とか着られて、タクシーで会場へ。

会場の前は大勢の人でごった返し。窓口で、チケット屋からのコピーを出しましたら、はじめはこちらにチケットは届いてないというのです。「え~っ!チケット屋は閉まっていたわよ。今日ウィーンに着いたばかりなの」というと、隣の窓口の人が覗きにきて、FAXが届いているといって、そのFAXがチケットの代わりだからと渡してくれました。隣の人が気がつかなかったり、席をはずしたりしてたらどうなったのかしら・・・不愉快。おまけに会場は体育館みたいなところなのです。

Kaufmann,Netrebko,Schrott@Wiener Stadthalle   275€

↓ カテゴリー2番目、日本円で30.000円でも遠い席で双眼鏡が要るくらい。ステージ左右に見える画面に曲の紹介や映像が写ります。

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ですからマイクを使って、それも大音量なので、平素のコンサートとはまったく異なった世界。雰囲気もオペラ界のスーパースター(一人は?)が観れる!といったことになってしまいます。

その軽い雰囲気で始まったにしても、シュロットの冗談もなんか上滑り。ネトレプコとカウフマンのマノンの場面でのキスをからかったり、下品な男!カウフマンも困っていました。ネトレプコは初め黄色のドレスだったのですが、やけに太って見えて、会場から「あら~」みたいながっかりした?囁き・・・それを感じたのか、蝶々夫人のアリアは冴えなかったのですが、カウフマンがそんな雰囲気を一変させるような真摯な態度と歌唱で、盛り上げてくれました。少し痩せて見えたのですが・・・。シュロットは最近タンゴのCDを出したようで、タンゴも何曲か歌いましたが、拍手もネトレプコやカウフマンに比べると気の毒なくらい少なく、ちょっとしょげた感じでした。ネトレプコはそんな夫を気遣って、なんか可哀想~。婚約寸前までいったというウィーンの上流階級の人と結婚したほうが良かったのに・・・なんて思ったり。ズキズキと痛む手首をさすりながら、ホテルに戻りました。

レセプションの人に訳を言って、包帯してもらって部屋に帰りましたが、ワンピースを脱ぐのも大変でした。このままワンピースで寝なければならないのかと、奮闘してようやく・・・そして痛みはこのとき一番ひどく、明日は病院に行かなければならないと思うほどでした。暖めると良くないのでお風呂にも入れず、睡眠導入剤を飲んでベットへ。

 

 

 


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コメント 8

ご~けん

シュロットはMET来日でのドン・ジョヴァンニ役で、結婚前のネトレプコと共演したのを聴きました。印象良かったんですけどね!
http://gohken.exblog.jp/3676145/
しかし体育館みたいなところに、たくさんの人が集まったのですね。様子がよく分かりました。
by ご~けん (2011-09-02 06:46) 

にしむら

その後お怪我は大丈夫ですか?骨にひびが入ったのでしょうか?お大事になさってください。6日のコンサートの様子が良くわかりました。aliceさんの予定表を拝見したとき、ネトレプコ・ファンの私としてはすごく羨ましかったのですが、ブログを読んで(やっぱり、と)妙に納得しました。この3人によるミュンヘンやベルリンのツアーもきっと同じような感じのコンサートだったのでしょうね。
by にしむら (2011-09-02 10:17) 

alice

ごーけんさま、シュロットの日本公演は行かなかったのですが、評判は良かったのですね。そういえば私は彼のCDも映像も未経験で、今回のザルツのフィガロが初めてでした。こればかりは好みの問題なのでしょうね。

結婚前のネトレプコが素晴らしかったので、彼に対する反感もあるのかな~。
by alice (2011-09-02 14:50) 

alice

にしむらさま、ご心配おかけしました。あの後痛みは少しずつ治まり、帰国後はひびくらいなら医者に行っても、何の治療もしてくれないのは経験済みなので、そのままになっています。重いものを持ったり、手首を捻ったりすると少し痛みますが・・・。

>この3人によるミュンヘンやベルリンのツアーもきっと同じような感じのコンサートだったのでしょうね

そうだったと思います。昔の三大テノールもこんな風だったのでしょうか?ネトレプコもカウフマンも日本には来なかったので、ついでのコンサートとはいえ複雑な気持ちでした。
by alice (2011-09-02 14:59) 

kametaro07

こんばんは。
電車のあの階段は難所です。
私が顔面骨折したのも降車時でした。
その後治まりつつあるとのことですが、どうぞお大事になさってください。
ところで残念ながらフローレスが「清教徒」をキャンセルしてしまいました。
仕方なしとはいえ、やはりガッカリです。
by kametaro07 (2011-09-02 21:12) 

Sardanapalus

そうか、お怪我をされたのはこの時だったのですね。お大事になさってください。

ヨーロッパの電車のあの階段は、大きな荷物を持っていると本当に大変ですよね。イギリスの電車なんて、外からしか明かない扉が使われているので、降りる人は①扉の窓をあけ②扉の外についているレバーを下げ③扉を開けて細くて狭い階段を下りる、という面倒なことをしなくてはなりません。なぜまだそんな危険な車両を使っているのか、全く理解に苦しみます。

しかし、ネトレプコ夫妻とカウフマンのコンサートって、会場はこんなところだったのですね!?まるっきり三大テノールコンサートのようですが、こういうたぐいのコンサートって、「こんなもの」なのでしょうか?チケット代もかなり割高に感じますが…。
by Sardanapalus (2011-09-03 00:04) 

alice

Kametaroさま、フローレスのキャンセルがショックで、本当は東京も行きたくないくらい・・・でも、ボータのローエングリンやF・フルラネットそれに歌舞伎もあるのだからと自分を鼓舞しています。

フローレスの代役はまだ決まらないですね。最後は日本人になるかも。歌える人はいるのかどうかわからないけれど・・・。

Kametaroさまが顔面を怪我されたのも電車を降りるときでしたね。お互いにあわてんぼうなのね~。
by alice (2011-09-04 13:24) 

alice

Sardanapalusさま、イギリスの電車はロンドン郊外だけしか経験が無いので、あまり気がつかなかったのですが、かなり旧式なのを使っているのですね。

私の手首は腱鞘炎、捻挫などもしていて弱いみたいなので、これからの老化と共に、一層気をつけなければと思っています。

三大テノールほど高額ではありませんが、プラチナ席は5万円以上して、そのブロックは満席でした。ザルツブルグとは客層が全然違って、ミーハーっぽい人が多かったです。
by alice (2011-09-04 13:35) 

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