2011年 秋の旅(6) ウィーン~ベルリン [2011秋ウィーンとイタリアあちこち巡る旅]
10/29(土) ウィーン10:50→ベルリン12:00(Berlin air)
ベルリン/Comfort hotel an der Oper 2泊
今日はベルリンへ。荷物は2泊分だけ持ち、他はホテルに預けました。地下鉄カールスプラッツからミッテ駅へ。ところが乗り換えはミッテ駅が大改装中で、空港までのスカイライナーの乗り場まで遠くて、うろうろ。しかも30分に1本しか運行しないので、結局1時間以上もかかって空港ターミナルに到着。ベルリンエアーは機内持ち込みの重量制限が厳しく、手荷物は預けることになりました。
この日はかなり寒かったので、背中にホッカイロを貼って出かけのですが、空港ターミナルの移動にトイレを探したりで、思わぬ時間がかかり、最後は小走り。そうなると空港内は暖房が良く効いてますから背中が熱くなってきて・・・かちかち山の狸さん状態。「アチ~!」と言いながら座席につくなり、もぞもぞホッカイロを引っ剥がし・・・火傷はしませんでしたが(笑)。
昼過ぎにベルリンのテーゲル空港に到着。タクシー(15ユーロくらい)で、シャルロッテンブルグ宮殿の横を通り、まもなくビスマルク大通りに面したホテルへ。ドイッチェオッパーの劇場や地下鉄もすぐ近くです。国立歌劇場ウンター・デン・リンデンが改装中のため、しばらくはこの近くのシラー劇場で公演することになっているのですが、そのシラー劇場までは徒歩数分足らず。
このホテルは建物の外観やレセプションやロビーが狭くしょぼいけれど、部屋は広くて清潔快適です。
↓ バスルームも真っ白でピカピカ。タオル掛けにヒーターも入っているので、洗濯物もすぐ乾きます。
↓ ビスマルク大通り 今回の旅で初めての青空。
昼食は大通りの向かい側の中華レストランへ。ビール、餃子と焼きそばで15ユーロくらい。
今夜はコンサート形式ですが『ノルマ』です。昼食の後は外出はしないで、たっぷり休みました。
↓ 夜のシラー劇場 仮小屋とはいえ立派な建物
↓ 内装も木をふんだんに使って、音響も良い。収容人員は900くらい?
Vincenzo Bellini 『NORMA』 STAATSOPER im Schiller Theater 19:30開演
Dirigent:Andriy Yurkevych
Norma:Edita Gruberova Adalgisa:Sonia Ganassi Clotilde:Carola Hohn
Pollione:Johan Botha Oroveso:Alexander Vinogradov Flavio:Kyungho Kim
Sttatsopernchor Staatskapelle Berlin
ホテルのエレベーターで一緒になった老婦人にグルベローヴァでしょう?と言われた。彼女はグル様の追っかけ歴21年、チューリッヒから来られたそうです。そういう熱いファンたちが集まったコンサート形式のノルマは脇も一流の歌手たちの素晴らしいパフォーマンスもあって、もう、最高でした。
ボータだけは楽譜を見ながらの歌唱でしたが、グル様はもちろんガナッシやヴィノグラドフの気持の入ったアリア、重唱の数々は聴き応え充分。こんなに演奏時間が短く感じられた公演もあまりありません。まだまだ聴きたいという想いは他の観客も同じで、熱く長いカーテンコール・・・。
グル様は原発事故後の日本に来てくれたばかりなのに、その疲れも見せず、登場して歌い出した途端に青白い月の光りのさす深い森のシーンが目に浮かぶほど・・・。カスタデーヴァのアリアだけがやや声がつまり気味になったのは惜しかったのですが、他は完璧!ベルリンまで来て良かったとつくづく・・・幸せ。
宿に戻り手持ちの物で夜食を済ませ就寝。
お帰りなさいませ。いつもながら充実の旅程&詳細な旅行記、楽しみに読ませて頂いてます。
シラー劇場のすぐ近くにも、手ごろなホテルがあるんですね。次回行く時の参考にさせて頂きます( ..)φメモメモ
「ノルマ」のレポートもありがとうございました。11月3日に観た友人からも、終演後カーテンコールがなかなか終わらず、グル様も含め、極めて高水準の素晴らしい演奏で、涙が止まらなかった…との報告もありましたし、アリーチェさんからも私のブログへのほかほかのコメントに引き続き、このような嬉しいご報告を頂けて、感謝してます。
行けば良かった…との後悔もちょっぴりありますけど、このように他の方からの報告を伺うのも、ちまちま極東の地から追っかけている身にとっては、嬉しい限りです。
21年かぁ…私もそんな風になれるといいんですけど…
記事をリンクさせて頂きました。不都合があったら、仰って下さいね。本当にありがとうございました。
http://darkhoneybass.info/2011/11/oroveso/
by ヴァランシエンヌ (2011-11-17 19:36)
ヴァランシェンヌさま、リンクありがとうございます。11/3の公演も素晴らしかったようですね!
ヴィノグラドフにとってもグル様との共演は貴重な経験になったと思います。喝采を受けて嬉しそうに微笑む彼を見て、私もヴァランシェンヌさんの気持ちになって手を振ったりしました。
カーテンコールが長いので、舞台近くまで行ったり、いつもはあまりしないことなので、背後で誰かさんが操っているとしか思えませんでした(笑)
by alice (2011-11-18 00:28)