2011年 秋の旅(9) ウィーン [2011秋ウィーンとイタリアあちこち巡る旅]
11/1(火)
今日は久し振りに美術史美術館の中世からの彫刻部門を見学の予定でしたが、行ってみるとそのフロアは全面改装中。。。それではともう何度も訪れてやや飽きていますが、上階の絵画部門へ。
今開催中の特別展はDepictions of Winter in European Art from Bruegel to Beuys<ヨーロッパの冬の風景>。ここのコレクションのブリューゲルの作品から始まり、モネのかささぎ(パリ、オルセー)やマルヴィッチの吹雪の翌朝(MOMA)まで展示されていました。けれど、冬の風景ばかり集めてみましたと言うだけ?なのか。。。詳しいことはよく分かりませんでした。
展示作品から絵葉書
↓ Meister der Münchner Marientafeln「キリストの降誕」1450 チューリッヒ美術館蔵 雪の中のNativityはそういえば珍しいかも。
↓ ピーテル・ブリューゲル「嬰児虐殺」のコピー。長男の描いたコピーのうちの1枚(16世紀)。ウィーン美術史美術館蔵
↓Caspar David Friedrichフリードリヒ「雪の中の樫の木」1829ベルリン・ナショナルギャラリー蔵
ここのコレクションも観て歩きました。
↓ 洗浄したばかり?ピカピカのカラヴァッジョ「キリストの受難?」(タイトル不明)
↓ Lorenzo Lottoロット「聖母子とアレクサンドリアの聖カタリナ、大ヤコブ、天使」1529(?)
↓ Martin Schongauerショーンガウアー「聖家族」
↓ Albrecht Durer デューラー「切った梨を持つ聖母子」1512
ランチは館内のカフェで。ハンガリアンスープは美味でした。
今夜は初めてのウィーンナー・コンツエルトハウスでのコンサート。楽友協会ホールより数分のところ。建物は古いが優雅な装飾の大ホール。席は平土間5列目右寄り
Emmanuel Pahud Kammerorchesterbasel Giovanni Antonini
前半はモーツアルトのフルート協奏曲とグルックの「オルフェとエウリデーチェ」より。後半はベートーヴェンの交響曲8番。
アントニーニは手兵のバロックのアンサンブル(ジョルダーノ・アルモニカ)を持っていて、来日して好評だったので、一度は聴きたいと思っていました。今夜はそのジョルダーノ・アルモニカではないけれど、バーゼル室内楽団といえば不足は全然ありません。前半はパユの華麗なフルートが際立つ美しさ。アンコールはオネーギンの手紙の場、ロマンティック!うっとり~♪後半はベートーヴェン、アンコールはセビリアの理髪師の序曲。ベートーヴェンよりロッシーニのほうが好みでしょうが良かったです。
後半になって二階席に演奏の済んだパユが座っていました。つい、ちらちら見てしまいました。ついでにパチリ(ぴんぼけですが)パユもベートーヴェンよりロッシーニのほうに拍手を盛んにしていたみたい。
夜はかなり気温が下がって、朝方は寒くて目が覚めました。ここは個々の部屋で暖房の調節が出来ないのがマイナスです。
ハンガリアン・スープの横に写っている紅型っぽい布が気になります。風呂敷、ハンカチもしくはポーチでしょうか。。。カフェのインテリアにマッチしてます。
今回のご旅行では着物お召しになりました?
by レイネ (2011-11-20 07:48)
レイネさま、>紅型っぽい布 和紙の表紙の手帳です。なかのノートを変えたり、ブックカバーとしても使えます。
今回は和服は持ちませんでした。合わせは重いので、2~3週間の移動の多い旅では無理です。
パリとウィーン、1週間ずつくらいの旅でしたらOKでしょうね。そういう旅は今後の計画に入ってませんが(汗)
by alice (2011-11-20 12:53)
こんにちは。旅行記、楽しく読ませてもらってます。アリーチェさんのように2週間くらいゆっくりたっぷり旅ができたら、どんなに楽しいことか。羨ましいです。今回はオペラだけでなく、ムジークフェラインやコンツェルトハウスでのコンサートもあって、相変わらず充実していますね。ウェルザー・メストやネルソンス、良かったのではないでしょうか?
私も年末ウィーンに行く予定で、ウィーンの観光ポイントは既に行き尽くしている感があるのですが、それでも「どこに行こうかなー」と検討しているところです。あんまり時間はないのですが・・・。
by hbrmrs (2011-11-20 16:16)
hbrmrsさま、ウィーンはティーレマンのリングがとれなくても、コンサートがあれこれあって、もう飽きたといいながらも(笑)楽しい滞在でした。
今回は寒いこともあってあまり街歩きをしなかったのですが、次回はアールヌーボー建築をちょこちょこ観て回りたいと思っています。
帰ってからチェックしたら、定宿の近くにもオットー・ワーグナーの代表作があったのです~。
もう行かれてらっしゃるかもしれませんが、建築がお好きでしたら、お勧めです。
by alice (2011-11-21 13:07)