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2011年 秋の旅(11) ミラノ~パルマ [2011秋ウィーンとイタリアあちこち巡る旅]

11/3(木)  ミラノ10:00→パルマ11:19(FS)

パルマ/Palazzo Dalla Rosa Prati 2泊

 8:00にkikukoさんと朝食をとりながら、11/6のパロンバラ・サビーナの打ち合わせ。Kikukoさんに調べていただいたバス停の場所などお聞きして、不安が解消されました。なんとか辿り着けそうです。後は現地での天候が良くなることを願いつつ、San Giovanni in Argentella教会で待ち合わせを約束して、お別れしました。

9:30にチェックアウトし、5泊分の荷物を抱え、中央駅からパルマに向かいました。パルマからは駅前のガリバルディ大通りを歩き、8年ぶりのピロッタ宮を横目にドウオーモ広場へ。宿は洗礼堂の隣の紅殻色の建物です。表示が小さくて入り口を見逃しうろうろ。

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まだ部屋の用意ができないからと、同じ建物のお洒落なカフェに案内され、ウエルカムドリンクのサービス。

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↓ カフェのコーナーからも洗礼堂が見えます。

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30分ほどで迎えに来てくださって、部屋へ。いったん中庭にでて別棟からの2階の部屋ですが、エレベーターも有ります。

↓ 予想以上に広く素敵な部屋

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↓ キッチンつき

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↓ バスルーム。ジャグジーつきのバスタブにタオル掛けも温熱タイプ。

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↓ 窓から手が届きそうな淡いサーモンピンクの洗礼堂!

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ここで2泊できると嬉しくてうきうきしながらも、のんびりする暇もなく外出。

↓ ここは初訪問のCAMERA DI SAN PAOLO (通称コレッジョの部屋)閉まるのが13:30なので、忙しい・・・。入り口までのアプローチ。突き当たりの門をくぐると左にチケット売り場(2€)。

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↓ 「コレッジョの部屋」は門の手前右が入り口です。以前は女子修道院だった建物の一部に付随。

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見学者は私独り。写真もOKでしたが窓のない暗い部屋では上手く写っていませんでした。

↓ 天井画 Correggio コレッジョが1519年に描いた傑作。短縮法によるイリュージョニズムの表現。16に分けた傘型にプットー。リュネットには古典古代の象徴的人物。

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↓ 暖炉?のうえに凱旋車に乗るディアナ

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隣室はAlessandro Aradiが1514年に描いたという、これまた凝った壁画で埋め尽くされています。

↓ 天上画

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大聖堂や洗礼堂は昼休みが長く、午後は3時からのオープンです。それまではお待ちかね(笑)のパルマの美食を楽しみましょう~というわけで、8年前にも入ったことのあるグレッピアというレストランへ。あの時の親切なおじさんは居ませんでしたが、

↓ 懐かしい店内

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↓ ワインは白。グラスで頼んだのにボトルがきちゃいました。でも6€だったので、安い!

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↓ アンティパストはカルチョーフィ(アーティチョーク)、ソースはクラッテロが入っているとか。アーティチョークのホロ苦味とソースのまったりした味のハーモニー。

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↓ テーブルでお給仕される

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↓ エミリア・ロマーニャ名物のセコンドはトルテッリーニ・イン・ブロード。

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↓ デザートは甘くなく、オレンジピールの爽やかなもの。名前忘れ。

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↓ プチフールは1個だけいただいて、数個はこっそりお持ち帰り。

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さて、そろそろ3時です。まずBattistero洗礼堂の外観から見学。八角形の淡いサーモンピンクの大理石の壁の優美な洗礼堂(1196~1270年)はロマネスク=ゴシックスタイル。

↓ 全景は夕方暗くなってから撮ったので、こんな感じ

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 ↓ 3つの扉口はアンテラミの作品  それぞれがロマネスクの素朴さとゴシックの華麗さが素晴らしい調和を見せています。

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↓ 外壁に刻まれた浮き彫り。

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内部に入ると修学旅行?の中学生グループと一緒になりました。先生が何度も「シーッ!」と注意するほど騒がしい・・・。

↓ リブ構造のクーポラに描かれたフレスコ画はゴシック期のもの。その下は2層の小開廊に低いニッチ

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↓ ニッチの彫刻もアンテラミの作品

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他は月暦、四季、星座などの高いところにある浮き彫りは撮影に失敗。

さて、次はDuomoドウオーモ(12世紀ポー川流域ロマネスクの代表的建築)。の見学です。まずは外観を・・・あらら正面の写真がない!忘れました。一番上の写真を観るとファサードの上に3層の開廊。壁面は淡いピンク、ベージュ、グレーの石が混ざり合って、全体は蜂蜜色に見えます。

↓ 中央扉口に獅子が支える柱廊式玄関。

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↓ 左右の扉口

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↓ 北側面

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↓ 後陣外観

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内部はカメラ禁止。雨の日で、照明もほとんどなく暗かったので、撮っても失敗したでしょう。小銭を入れて点灯しなければ、クーポラ(コレッジョ)もアンテラミ作のレリーフ「キリスト降架」も闇の中状態。

↓クーポラはコレッジョの「聖母被昇天」(絵葉書)天空に吸い込まれて行きそう~。

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後陣側にサン・ジョバンニ教会があり、6時からオープンということで入ってみました。ここもほとんど明かりがなく、一部ロマネスクが残っているようです。

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↓ パルマの中心地ガリバルディ広場まで散策。

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↓ ホテルに戻りましたら、ケーキを届けてくれました。疲れたので、手持ちのカップラーメンにチョコレートケーキと美味しい苺で部屋食。

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コメント 2

tina

相変わらずきれいな写真ですね。2008年に行った時はコレッジョ展をやっていたため大聖堂の中に足場が組まれ、そばに行って眺めることができました。
aliceさんの写真を見ていて後陣を見ていないことに気がつきました!残念。
ツアーだったのですが美術ではなく美食の旅だったため他の方たちはチーズやハムの工場見学に行ってしまい、夫と二人だけでした。確か高齢者割引があって、申し込んだらイタリア人だけよ、でもまあいいやとイタリア流に融通をきかせてくれたことを覚えています。
池田先生のツアーで行った方はアンテラミだけしか見なかったとか。徹底してますね。
洗礼堂の見えるホテルなんてすばらしい。
by tina (2011-11-22 22:36) 

alice

tinaさま、今回の写真は天候が悪かったこともあって、できはあまり良くないのですが、褒めていただいて嬉しいです。
傘を差しながら撮ることもあったので、一眼レフはほとんど持って歩きませんでした。一眼レフは聖堂内の彫刻などじっくり写すのには良いけれど、街角の撮影などは軽いデジカメが一番ですね。

美食の旅はツアーが良いですね。やはり独りで食べるのはつまらないですから・・・。2月に参加したカタルーニャのグルメツアーが良かったので、次回はバスクにしようかと、画策中(笑)

パルマのホテル、本当に素敵でした。もう少し早かったらここでヴェルディのオペラも楽しめたのですが・・・。
by alice (2011-11-23 09:26) 

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