2012年春の旅(12-1) ローザンヌ(ロマンモティエ) [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]
5/4(金) Lausanne9:32→Romainmotier10:05/11:45→Lausanne12:27
↓ 鮮やかな黄色の菜の花畑が続く風景を眺めながらロマンモティエへ。
鉄道駅Croy-Romainmotierを降りますとすでにバスが待っています。↓ 乗車数分で村の入り口です。
↓ 坂道を降りて行きますと時計塔(14世紀)教会を囲むように中世の街並みが…静かです。
↓ ホテルもあります。ぎりぎりまでこの村に泊まりたくて迷いましたが・・・
↓ 修道院の前に黒猫ちゃん
ロマンモティエRomainmotier 修道院教会
ジュラ山中に建つスイス最古の教会として知られています。5世紀に聖ロメンが建てた礼拝堂がオリジナルです。7世紀にはブルグントの国王によって新しく建設され、聖コロンバンの修道院の規則に従った僧院になりました。8世紀には内陣を改築、聖ペテロとパウロに捧げられたベネディクト派の傘下に入りました。990~1028の間にはクリュニー修道院によってロマネスク様式に建て直され、14&15世紀には内陣が改増築という教会建築史が明らかになっています。
↓ 教会の正面 ポーチは13世紀の増築。
↓ 12世紀のナルテックスから石段を上って上階の聖ミッシェルの礼拝室(12世紀)へ
↓ 聖ミッシェル礼拝堂(ビザンティンの影響が伺えるという)
↓ ナルテックスに残る天井壁画 説明パネルも置かれていましたが、首が痛くなってギブアップ。
↓ 身廊の手前から10mは10~11世紀、交差部手前までは13世紀、交差部と内陣は10~11世紀、後陣の3つは14~15世紀の建築と複雑です。
↓ 7世紀のAMBOの浮彫はランゴバルト美術の貴重な作例
↓ 身廊の彫刻とフレスコ画は13~14世紀でしょうか。
↓ 交差部の天井
↓ 回廊のあった場所 南壁にその一部が残っています。
↓ 後陣の大木は新緑で眩しい。この散歩道を行きますと、小川に架かる橋、農家や馬・・・のどかです。
帰りはインフォメーションの前からバスと列車で、予定より早くローザンヌに戻りました。続きます・・・
ロマンモティエ、人も空気も優しいところですね。写真に写っているホテルで昼食をとりました。二階の礼拝堂に気づかなかったのは痛恨の極み。AMBOはメル友さんに「世界の美術」に出ていると教えていただいたので、しっかり見てきましたが、とても美しいですね。
by kikuko (2012-05-24 10:35)
kikukoさまのHPをたよりに行って参りました。おかげさまで、お天気も良かったので、ロマンモティエののどかな雰囲気を楽しめました。インフォの方も小さな博物館お方も親切で、ここの修道女さんも見かけました。
2階の礼拝室は階段のドアが開いていて、案内板もあったので気がつきましたが、Kikukoさまが行かれた時はなかったのかも。。。
AMBOは新潮社の「カロリング美術」のほか小学館の「西欧初期中世の美術」のランゴバルト美術にとりあげられていました。
by alice (2012-05-24 14:49)
上のコメント、間違っていました。『人類の美術』です。お恥ずかしい。
by kikuko (2012-05-25 09:09)