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2005年夏の旅(3) ローマ~ペーザロ [2005夏2 ペーザロ、ザルツブルクから北伊への]

ローマ・テルミネ駅~アンコーナ乗り換え~ペーザロ

ペーザロ/Hotel Savoy3泊

 この日から3泊の予定でペーザロへ行きました。オペラ用の洋服と靴もあり、小さなキャーリーバックにガーナメントと結構な荷物になりました。スーツケースはホテルに預け、チェックアウト。この日も朝から暑い日でしたが、夏休みの混雑を懸念して1等座席指定にしたので、特急車内は快適でした。

おまけに娘からメールが入り、昨年に続いて駒沢大付属苫小牧高校が夏の甲子園で優勝した知らせです。思わず「わ~い!」と叫んで、自分の声の大きさにきょろきょろ。赤面でした。前年もこの年も優勝旗が津軽海峡を渡った時はイタリアに居たことになりました。後日談ですが、翌年は札幌に居ましたので、惜しいところで早実に敗れ準優勝。お母さんがイタリアに行けば優勝して史上初?の3連勝になったかもなんて、言われました(汗)

 アンコーナで乗り換え、ペーザロへ。アドレア海に面したペーザロはロッシーニの故郷です。ここで夏にロッシーニ音楽祭が開かれ、世界各地からロッシーニファンが集まります。私のオペラ仲間うちではペーザロ音楽祭に集まる比率は他のザルツブルグやミュンヘン、エクサンプロヴァンスより高く、今回も札幌からの友人2人に加えて、数人の方たちと一緒になりました。2005年の演目はビアンカとファッリエーロ、新聞、セビリアの理髪師 それにマリア・バーヨのリサイタルとスタバト マテールを聴きました。

ペーザロ市内のホテルは当然この期間は混み合いますので、チケットを確保した時点で予約は遅いくらいで苦労しました。今回予約したホテルは当時はあまり人気がないところでした。そのうえ銀行から海外送金で前払いをしなければなりませんでした。今はBOOKING.COMからも簡単に予約ができるようです。駅からタクシーでホテルへ。

ホテルのロケーションも良く、内装は古いものの思っていたより部屋もバスルームも広く、使いやすく快適に過ごせました。札幌の友人たちはボローニャからすでに到着していて、観光に出ていました。私は恒例の午睡。。。夕方になり風が出て涼しくなり、オペラに出かけるころは雨が降ってきました。

8/20  『BIANCA E FALLIERO ビアンカとファリッエロ』 TEATRO ROSSINI 20:00開演

指揮:RENATO PALUNBO  演出:JEAN-LOUIS MARTINOV

Priuli:DARIO BENINI    Contareno:FRANCESCO MELI   Capellio:CARLO LEPORE   Falliero:DANIELA BARCELLONA    Bianca:MARIA BAYO

オーケストラ:SINFONICA DE GALICIA   コーラス:CAMERA DE PRAGA

 予習は2000年にロンドンで収録されたCDで聴き流し程度でしたが、あらすじも単純なので飽きることなく楽しめました。今となっては細かいことはほとんど忘れていますが、2年前にボローニャで聴いたとき以来のバーヨはやや不調、ロッシーニよりヘンデルのほうが合っています。そして残念なことにバロチェッローナも同じく高音が苦しげでした。新進テノールとして注目のメリは声は良く通るものの発声&表現に難というか癖があり、私は好きになれないタイプです。舞台は一幕のヴェネチアの広場に美しい衣装のビアンカ、凛々しいファリエッロ・・・美しい。全体にぎこちなさの残る舞台でしたが、ロッシーニらしい華やかさをペーザロで楽しめたので、それだけで嬉しい夜でした。

pesaro2.jpeg

 雨も上がり、帰りはホテル近くのレストランで夜食。ペーザロ初日と甲子園での北海道の高校の優勝のお祝いも兼ねて乾杯!盛り上がる道産子3人組(笑)ボッタルガのパスタが美味でした。写真は一枚もないという私にしては珍しい一日でした。


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コメント 2

hbrmrs

こんにちは。ご無沙汰しております。
実は、私も来月、初めてペーザロに行く予定です。いいタイミングで過去旅行記書いてくれてありがとうございます(笑)。

8月のイタリアはきっと暑いんでしょうねー。
何かお薦めの観光ポイントやレストランなどがありましたら、是非教えて下さいませ。

by hbrmrs (2012-07-12 23:16) 

alice

hbrmrsさま、ペーザロは2004と2005の2回だけなので、あまり詳しくないのですが、近郊の町ウルビーノ、リミニ、アンコーナは日帰りできますので、ぜひお出かけくださいませ。レストランはさすが海沿いの町ですから(美食家のロッシーニの町でもあり)、新鮮美味な魚介イタリアンをぜひお楽しみくださいね~☆

Kikukoさまは何度も行かれてますので、HPを参考されてください(ご存知かもしれませんが)。
http://belcanto.music.coocan.jp/nikkinomokuji.htm

by alice (2012-07-13 15:02) 

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