SSブログ

2005年夏の旅(4) ペーザロ [2005夏2 ペーザロ、ザルツブルクから北伊への]

8/21  ペーザロ滞在

 いったいこの日は私はどこにいたのでしょうね(?笑)ペーザロ2日目と3日目はオペラとコンサートのダブルヘッダーでしたので、今回は近郊の日帰り観光はしないで、街中を散策程度だったと思います。それで記憶もあいまいなのか・・・。昨年同様、美術館へ行ったことは確かですが、翌日の可能性も・・・。

 ペーザロの市立美術館で観るべきものは

↓ G・ベッリーニの「ペーザロの祭壇画」です(絵葉書)2009年にムラーノ島の教会で観た「バルバリーゴ祭壇画」と背景の「グラダーラ城」がそっくりというBowlesさまのご指摘がありました。

ペーザロのサン・フランチェスコ教会旧蔵 (1475頃)中央パネルは262×240、 トップの「ピエタ」は現在ヴァチカン美術館に収蔵。 中央パネルは聖母戴冠、左右の小パネルに聖人たち、下のプレデッラに聖ゲオルギウスと龍などの場面。

pesaro5.jpeg 

↓参考に「バルバリーゴの祭壇画」(1488) 背景部分

pesaro6.jpeg  

 美術館の近くにペーザロのユダヤ人の居住区ゲットーがあります。ローマに続いてシナゴーク見学に寄ってみましたが閉まっていました。窓から古代風の柱が見えましたので、ローマのシナゴークと似ているのかしら?以前行ったことのあるプラハのシナゴークはこじんまりとした狭い空間でしたので、国によってまちまちなのかも。。。

 ランチはペーザロで一番美味しいと評判のレストランLo Scudieroで。昨年は満席に近く繁盛していましたが、この日は私たちのほかは1組だけ、がら空きでした。気のせいか味も落ちたように感じました。

↓ 近くにゴシックのタンパンのある教会があり入ってみました。

P1000422.JPG

↓ 内部は意外に広く、壁に後期ゴシック?のフレスコ画

1126.jpg

 さて、夜は5時からのオペラ『新聞』と10時からのコンサートのダブルヘッダーです。ホテルに戻り休憩と仮眠をとりました。夕方になると雨が降るイタリアの夏の終わりに多い気候。雷のとどろく音に目が覚め、ロングスカートの裾を気にしながら会場に向かいました。

 ロッシーニ『LA GAZZETTA 新聞』 AUDITORIUM PEDROTTI 17:00~

指揮: ANTONELLO ALLEMANDI   演出: DARIO FO

Don Pomponio :BRUNO PRATICO   Lisetta: CINZIA FORTE
Filippo: LORENZO REGAZZO    Doralice: FRANCESCA PROVVISIONATO
Anselmo: ANDREA PORTA    Alberto :JOSE MANUEL ZAPATA
Madama La Rose: MANUELA CUSTER    Mons Traversen :PAOLO BORDOGNA

コーラス: CAMERA DI PRAGA    オーケストラ:SINFONICA DE GALICIA

  2001年好評だった演目なので、大層楽しみにしていました。その時の録音を友人のご厚意で事前に聴くこともできました。2001年のシラクーザと比べると酷だとは思いましたが、乗れなかった最大の原因は若いテノールのサパータと容姿は抜群だけれどキンキン声のフォルテでした。プラティコはこういう役にぴったりで、歌唱と演技のマッチングが素晴らしい!レガッツオはやや元気がなかったような…でも好きな声です。

pesaro3.jpeg

 珍しいロッシーニを2夜連続で観れて満足でした。友人たちと次のコンサートまでカフェでおしゃべりしながら、夜更けの開演まで時間をつぶしました。同じようなお客さんがあちこちに。。。海沿いのリゾート地でもあるペーザロの夜は華やかでした。

コンサート「スターバト・マーテル」  palafestival  22:00~

Direttore・・・ ALBERTO ZEDDA

ELIZAVETA MARTIROSYAN, MARIANNA PIZZOLATO, FRANCESCO MELI, MIRCO PALAZZI

CORO DA CAMERA DI PRAGA Maestro del Coro Lubom r Matl
ORCHESTRA DEL TEATRO COMUNALE DI BOLOGNA

 指揮のゼッタのすぐ後ろの席2列目中央でした。大好きな曲ですが、生で聴くのは初めてですからオペラに負けず劣らず楽しみでした。ゼッタの指揮のもと、ソリストたちも健闘して良い演奏でした。

 さすがに疲れましたが、眠くなると思って夕食はパスしていましたので、真夜中でもまだオープンしていたレストランでペスカトーレのパスタをいただいて(もちろん、ワインも)ホテルに帰りました。バタン、キュー(爆睡)


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。