2007冬の旅 マルタ(2) [2007冬チュニジアとマルタ島の旅]
2/3(土) イムディナ~マルサッシュロック~スリーシティ
今日の最初の観光はヴァレッタからバスで沈黙の街と呼ばれるイムディナを訪れました。ヴァレッタが要塞都市として築かれ、首都として繁栄する前はイムディナが都でした。富と人々がヴァレッタに移ってしまったため生気を失い、その静まり返った様子はいつしかサイレントシティと呼ばれるようになりました。今は観光地としてこの静寂が好まれています。住宅は手入れされ、ドアノブの表情も凝っています。しかし、住民が住んでいる割に人の気配がありません。観光客がめだつだけの生活感のない古い街並みは綺麗であっても、私にはなにか物足りない感じがしました。↓旧市街への門。
次は打って変わって賑やかなマルタ最大の漁港マルサシュロックへ。小さな漁船が沢山停泊しています。カラフルにペイントされた舟の舳先にマルタのお守りの目玉。
目玉のお守り(または守護神として)で有名なのはトルコとかエジプトです。今はアラブ系の国となっていますが、イスラム教の台頭する以前のマルタとの交流や文化的な繋がりがあったことが伺えます。詳しいことは判りませんが。
漁港に面してシーフードのレストランが並んでいます。そのなかの一軒がグループ旅行御用達レストランらしく、私たちとドイツからのグループがここでランチしました。日ごろダイエットに苦しんで?いますとはとてもいえません。隣席のドイツ人たちのボディを横目にすると超おおらかな気持ちになって、お皿いっぱいの魚介のグリルをなんなくたいらげました。(笑)
午後はヴァレッタに戻り、スリーシティと呼ばれる地区の見学。写真は日本のテレビにも登場したという物見の塔。(コウノトリと例の目玉の彫刻)
最後は小さなボートに分乗して海上からの観光です。私の乗ったモーターボートはおじいさんと可愛らしいお孫さんの操縦する舟でした。
グランドハーバーは波も無く静かですが、大海のほうへ近づいたら急に揺れだしました。救命ベストも着けていませんし、かなづちなので少々怖かったです。
イギリス方面からのヨットが多数停泊しています。陰鬱な英国の冬を逃れて、マルタで冬を過ごすという優雅な人たちがいるのです。
そういう滞在客のための宿泊、アパートメントなども多いと聞きました。マルタは観光収入が主な財源ですが、教育費は一切かかりませんし、医療費などもほとんど無料なので、お給料が安くても老後の心配がないとのこと。羨ましい限りです。どおりでマルタの人たちはおおらかで(体型も)、フレンドリー。そのへんをぼんやり歩いている猫まで太りすぎ。(笑)
夕食は中心街のヨットハーバーに面したお洒落なレストランで。ここで初めてワインリストが渡され、ようやく地元のワインから選んで注文できました。ここはお料理、インテリア、サービスとも洗練されてました。マルタでは高級レストランでしょう。この日は昼も夜も食べ過ぎ飲み過ぎでした。ダウン寸前で恒例の二次会は無し。しかし、マルタ体型になりつつあるのは確実でした。猫を笑っちゃーいられません。
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