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2008年初夏の旅(London→Genova 8) [2008夏パリ、ロンドンと伊リグーリアの旅]

6/20(金)London heathrow9:35→Milano リナーテ12:30 (AZ予約済み 74.74€)→中央駅14:10)→Genova 15:42    hotel continental 3泊  (130€ 朝食込み)
  7時過ぎにチェックアウト。ホテル専属の白タクでヒースロー空港へ。ミラノへはほぼ時間通りのフライト。リナーテ空港からはバスで中央駅まで行き、駅前のホテル・アオスタへ。中央駅のバス停からホテルまでの100メートルくらいの短い間に、汗が流れ落ちるほどの暑さです。両手に荷物で汗も拭けません。ロンドンから比べると確実に10~15度は高いでしょう。イタリアの6月はすでに真夏です。

ホテルのレセプションに3日後に戻るからトランクを預けたいとお願いします。宿泊のチェックをしてくれて、「確かにそうなっていますが・・・なんとかかんとか・・・そこにトランクルームがあるから、アドレスとかつけておいてください」・・・はっきりしないまでも、あまり喜ばれていないのはありあり。そんな感じなので預り証ももらえないので、不安。でも、この暑さとわき腹の痛みを抱え、大荷物を持って歩くのは不可能です。さっさと他の預ける方たちに混じってトランクを隅に納め、中央駅へ。まあ割合スムーズに事が進み、計画より1時間ほど早い列車に乗ることができました。駅はまだ大改装中です。列車は数年前に訪れた懐かしいパヴィアを通過し、冷房の効いた快適なICで1時間半、初訪問のジェノヴァに到着。


P1060248.JPGホテルは駅前の4☆。はじめの部屋はバスタブなしでした。4☆でバスなしに泊まる気はないわと換えてもらいました。窓からはお隣の5☆ホテルとジェノヴァP・プリンチペ駅の眺め。ロンドンの2倍はあろうかという広々した部屋でのんびりしたいところですが、元気なうちに美術館をひとつでも消化したいと思い・・・外で夕食も済ませられるように着替えておでかけ。

 

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 気が急くのでタクシーでビアンコ館palazzo Biancoへ直行。                          港町の坂道や狭い路地など、イタリアの街の風情が漂って・・・気持ちが弾んできました。

P1060249.JPG右にビアンコ館 左にロッソ館と向かい合う通りはガリバルディ通り。16世紀と17世紀の建物が並んでいて壮麗。通りに面したブックショップでチケットを購入してから、ビアンコ館美術館に入館。

http://www.museopalazzobianco.it/

 

 

 見学者は極わずかで、独占状態。セクションごとに係員がいて、次はこちらと案内してくれるので恐縮。 たまにもう一度観たいと後戻りしたりすると、驚かれたりします。(汗)
カラヴァッジョの「この人を見よEcce Homo」 やや迫力に欠ける印象

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スルバランの2枚「Sant’Eufemia」「sant’Orsola」 白い壁に架かる額なしの2枚の絵画。白いカーテン、中央の赤い革張りの椅子とセンスの良いこの部屋でしばし、旅の疲れを忘れるひとときでした。

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階段上にフィッリッピーノ・リッピの祭壇画。ネーデルランド絵画の部屋にはメムリンクやヘラルド・ダーヴィットなど。

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ここの絵画部門だけでも満足だったのですが、待機中の係員に当然のようにバルコンを渡って別棟(トゥルシ館)にも連れて行かれました。こちらはジェノヴァ出身のマニャスコがどっさり。

Alessandro Magnasco(1667~1749) 18世紀ジェノヴァの画家。ミラノで活躍した後、ジェノヴァに戻り製作。鋭い風刺精神に富んだ風俗画によって当時の宗教界、上流社会を揶揄。激しく踊るような筆致と素早い描線によって、荒涼感の漂う幻想的なヴィジョンを生み出した。

マニャスコの部屋は暗く、写真がぼやけてしまいました。左「アルバーロ庭園での園遊会」(部分)          右「Sant'Agostino e il bimbo sulla spiaggia

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カノーヴァー「悔悛のマッダリーナ」、パガニーニのヴァイオリンの展示室など。

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ロッソ館は入り口だけ見て、ガリバルディ通りの建物を覗きながら、カルロ・フェニーチェ劇場まで歩きました。

P1060282.JPG   P1060283.JPG←ある館の中庭 犬も暑くてばててます

左 カルロ・フェニーチェ劇場  右 劇場界隈の細い路地

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 劇場近くのレストランで夕食。プリモは海の幸の盛り合わせ。セコンドはジェノヴァ風パスタと定番の味。

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地下鉄Ferrariでプリンチペ駅まで戻りました。地下鉄はまだ新しいようで、勿体ないことに私の乗った9時のFerrari発が終電。夜遅くなると危険なので地下鉄構内を閉鎖するのでしょうか。ジェノヴァはやはり物騒なのかしら?と、緩んだ警戒心を引き締めなおす私でした。心配だったプリンチぺ駅の付近は夏なので、まだ宵の口といった感じ。明るいので、危ない感じはありません。駅構内の自販機で明日の切符を購入。これで明日はギリギリまで朝寝坊できます。


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kikuko

たまたま私だけがそうなのかもしれませんが、イタリアのホテルに荷物を預けて、預り証をもらったことは一度もありません。というか、預り証をもらったのは、いまは消え失せたベルリンの国立劇場の近くのホテルだけ。MINI AOSTAはあれでもよくなったんですよ。以前は荷物室に鍵がなくて、心配でしたが、昨年、改装したときにフロントで遠隔操作して、鍵がかかるようになりました。ずっと素敵なホテルに泊まられてAOSTAではさぞびっくりされたことでしょう。あそこはAliceさんがお泊りになるところではありませんよ。
by kikuko (2008-07-15 14:10) 

alice

Mini Aosta、便利、格安、清潔ですし、とても気に入っていますよ。今回も1泊9.000円で泊まりました。朝食にゆで卵とさくらんぼがあってびっくり!イタリアは朝食込みなので、余計に割安感がありますね。

パリ、ロンドンは3☆でも高いのは仕方ないと思いますし、慣れると居こごちも良くなってきて・・・しかし、ユーロ高は辛いです。これからカードの請求書がやってきます。恐怖~~~。




by alice (2008-07-16 16:17) 

さくら

aliceさんは前日、ナクソスを見て、それから荷造り。ロンドンのホテルを朝早く出発でしたから、とてもお疲れだったと思います。それに私のお世話もずっとしてくださっていたから2人分の疲れですよ~。
イタリアに着かれて移動したあと、美術館も行かれたのですね~。すごいです!

しかし、ロンドンのホテルとは大違い。広いし安いし。窓からの景色も明るい。日差しがまぶしい。これで暑すぎなければ最高。イタ~リア♪
ロンドンはその後も20度前後。寒めの日もありましたが過ごしやすい気温でした。

一人になった私は朝ゆっくりでした。送れなくてごめんなさい(ペコり)。午後テートギャラリーに行き、オフェリアが日本に巡業に行ってるのを確認(笑)

夜は当日券で2度目のドンカルロ。キーリンサイドのロドリーゴを聞きました♪姿かたちはピッタリ。ドキドキ~。
ただし後半息切れ気味でした。ホロ様は後半独り舞台の熱唱でしたから反対ですね。他の日はどうだったのでしょう?ヴィラゾンキャンセルで代役のキムさんはハリのある声で熱唱。カーテンコールでは出演者やパッパーノから良くやったと肩をたたかれていました。ヴィラゾンの演技力が加われば◎
でもでもヴィラゾンとキーリンサイドの2重唱を聞きたかった!オペラペラは一期一会なのですね~。ハ~。

憧れのフラネットは2日目も渋い演技とブーンと奥深い声で聞かせてくれました。拍手!



by さくら (2008-07-23 01:55) 

alice

>午後テートギャラリーに行き、オフェリアが日本に巡業に行ってるのを確認(笑)

ピカソも世界巡回中で、東京に来るらしいです。

キーンリーサイド、それでも観られて良かったですね。羨ましい!!

キャンセルはつきものとはいえ、遠方から追っかけして行く訳ですから、ふられるとやはり辛い・・・。(涙)

キーンリーサイドにはオネーギンと床屋さんで振られた経験があるのですが、来年はリベンジになるのかどうか・・・。

by alice (2008-07-24 17:01) 

ゆみゆみ

アリーチェさん!!イタリアは暑かったですか。昨年帰りに熱を出した苦い思い出がよみがえりました。今の東京があんな感じ。
「お仕事したくない。お昼寝したい。」気持ちがよく理解できました^^。
 
さくらさん!!今頃読んでいてピンボケですが、ホロ様と呼んでくださるのですね。何だかお仲間のような気分がいたします。(勝手に申し訳ありませんが)

御二方は「フィガロ」はご覧にならなかったのですね。お~~~残念。
マッティが舞台狭しとあの大きい体で飛び回っていました。出口でお目にかかりましたが、本当に優しくて、良い方です。
今度は、何処かでご覧くださいね。

アリーチェさんは、痛みをお持ちなのに、本当に頭が下がる想いです。早速見習いまして、秋にミュンヘン→パリ→ミュンヘン  経由で日本。を行います。スーツケースをどうしたものかと思っていましたが、アリーチェさんはお泊りになる前に、預けておいてジェノヴァへいらしたのですね?
私は、その逆で 『泊まった後にホテルへ荷物を預け』 レーゲンスブルグへ行き1泊して、ミュンヘンで荷物を取ってすぐに飛行機でパリへたちたいのですが、ホテルは許可してくれるのでしょうか?
スイスでしたか、鉄道が運んでくれ、預かってくれるシステムがありましたね。あれが、EUでできたら最高です。
お怪我をされながら、これだけ動かれたのですから、やはりお帰りの後お疲れが出ても致し方ないのでは?!
私など昨年機中で発熱し、帰国して目眩のため、ひっくり返りました。

どうぞこの暑さです、お大事になさってくださいませ。
又旅行のヒントを頂きました。感謝申し上げます。

by ゆみゆみ (2008-08-09 11:01) 

alice

>私は、その逆で 『泊まった後にホテルへ荷物を預け』 レーゲンスブルグへ行き1泊して、ミュンヘンで荷物を取ってすぐに飛行機でパリへたちたいのですが、ホテルは許可してくれるのでしょうか?

多分大丈夫と思いますが、なるべくならきちんと荷物室にいれてくれると安心ですが・・・。

>スイスでしたか、鉄道が運んでくれ、預かってくれるシステムがありましたね。あれが、EUでできたら最高です。

初めての一人旅でアムステルダムからアントワープにそのチッキ・システムを使って失敗・・・現在はスイス以外は廃止になったようです。日本の宅急便がEUに進出してくれると良いわね。切望です。
by alice (2008-08-09 13:46) 

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