2009年初秋の旅18(ロンドン&ケンブリッジ) [2009秋ローマからロンドンまで欧州周遊]
9/24(木)
London/KGX10:05→Cambgrige11:02/15:15→London/KGX16:06
地下鉄でコヴェントガーデン駅からキングスクロス駅へ行き、表示に従っていくと、国鉄駅です。切符の自動販売機も使いやすく出来ていて、クレジット・カードで、ケンブリッジ往復を購入しました。
ケンブリッジ駅には(i)のデスクが改札をでたところにあり、ここで地図をいただいて、市内バスのことを訊いたりできます。ケンブリッジ大学は開校800年記念ということで、観光客も多いようです。このデスクは今年だけの設置なのかも知れませんが。
駅前からバスに乗り、円形の教会として知られているThe Holy Sepulchre(The Round Church)の近くまで、BSから300mほど歩きました。
The Holy Sepulchre(The Round Church)
この「聖なる墳墓教会」はエルサレムのイエスの墓の上に建てられた復活の教会を模して、12世紀に建てられました。創建当時は典型的なノルマン様式でしたが、15世紀に増築され、19世紀には修復と同時に拡張工事もされました。
↓ 円形の本堂
↓ 後背部は後世に増築された側廊と聖歌隊席(今はインフォメーションになっています)。ここにも名残の赤い薔薇が咲き、イギリスらしい眺め。
↓ 周辺に古い民家が並ぶ通り。
↓ 美術館までは1キロくらい。由緒ある大学の建物や教会、商店の並ぶ通りです。のんびり散策しました。
↓ フィッツウィリアム美術館/Fitzwilliam Museum
常設のヨーロッパ絵画を鑑賞しました。カメラ禁止でした。印象に残ったヴァン・ダイクやプレ・ラファエル派のロセッティやバーン・ジョーンズ、ハントなどの画像はNetでも見つかりませんし、絵葉書も売ってませんので、ご紹介できなくて残念です。
かろうじて、絵葉書のあったのは、ドメニコ・ヴェネツィアーノ/Domenico・Veneziano(伊1405頃~1461)の2点。
ドメニコは主にフィレンツェで活躍した画家なのですが、記録があまり残っていないので、生涯についてはほとんど不明とされています。現存する作品も少なのですが、フィッツ・ウィリアムには2点あり、しかもなかなか優れた作品です。「サンタ・ルチア・デ・マニョーリ祭壇画」(1445~47頃)の一部。フィレンツェのサンタ・ルチア・デ・マニョーリ教会にあったのですが、17世紀以降ばらばらにされて、各地へ売却されたようです。
↓ 「受胎告知」(27.3×54)
↓ 「聖ゼノピウスの奇跡」(28.6×32.5)
↓ ちなみにこの祭壇画の中央部分は現在フィレンツェのウフィツィにあります。
↓ ティツィアーノ「キューピットとルート奏者を伴うヴィーナス」(149.2×194.3)
ランチはグランド・フロアの中庭にあるカフェテリアで。リゾットとサラダ。
↓ 駅まではバスが来たので乗ったのですが、「ここから歩きなさい」とBSで降ろされてしまいました。結構歩きました。小川の流れる道や語学学校の並ぶ界隈などを散策。朝出てくるときは寒いくらいでしたが、午後は汗ばむほどの陽気になりました。
疲れてぐったり、ホテルへ戻り、夕食まで休息をとりました。ピカデリー・サーカスの手前の中華街まで歩いて10分くらい。途中の何軒かあるパブはお客さんが路地にあふれるほどでした。
↓ こちらも賑やかな中華街の入り口。この近くのナントカ飯店で渡り蟹のから揚げと韮饅頭(変な組み合わせ 笑)。韮饅頭が2個も余ったので包んでもらったのですが、持って歩いてもぷんぷん臭います。ホテルの部屋には持ち込まないほうが良いと思い、道端にうずくまっていたホームレスの人に差しあげました。まだ温かい袋を手にしたその人は嬉しそうだったので、私もにっこり。
明日は最後の冒険?難関が待っています。さてどうなるでしょう・・・。今日もずいぶん歩きましたので、熟睡。
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