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2007年ヨーロッパ初夏の旅(ロンドン2) [2007夏ベルリンからブリュッセルまで周遊の旅]

5/24(木) ロンドン一日観光

昨夜の「ペレアスとメリザンド」の興奮がまだ残っていて、朝はぼんやり、頭が働きません。(←いつもでした 笑)、予定ではケンウッド・ハウスでしたが、郊外なので億劫になってしまい、近場のナショナルギャラリーへ。徒歩数分で到着。全部を見る体力はありませんし、13年前と14年前に通い詰めたので、今回は好きな作品が揃っているウィングから入場。イタリア・ルネッサンス絵画のフェッラーラ派の部屋から回りました。撮影禁止なので、画像はナショナルギャラリーのHPから拝借しました。下の2枚はあまり覚えていませんでしたので、今回はじっくり鑑賞しました。

Cosimo Tura 「聖ヒエロ二ムス」1474頃

Piero della Francesca「キリストの降誕」1480年代

1時間ほどの鑑賞のあとはお隣のNational Portrait galleryへ。ここは初訪問。絵画より最上階の眺めの良いレストランがお目当て。そういう人は私ばかりではないようです。随分混んでいました。サーモンのサラダとデザート。味は普通でもお値段は高めでした。★★☆

眺めは↓の程度。なぁんだ~です。

せっかくですから、上階から順に回ってエリザベス1世やヘンリー8世の奥方たちの肖像画を鑑賞。英国の歴史に詳しくないので、この後はヴィクトリア朝まで、あまり面白くありませんでした。

↓路上でアート・パフォーマンス。一心にペイントする女性はなかなかの美人ですが、ちらっと寄付籠を見た目つきは鋭くて、やや興ざめ。

トラファルガー広場は人がいっぱい。

 もうオペラも無いのに怠けてお昼寝。それでも今夜は旅の最後のディナーですから、食い倒れの旅?にふさわしく、ストランドの向かいに建つ高級ホテルSavoyのローストビーフで有名なSimpson'sへ。

エントランスからして立派でおどおど。レセプションのおじさまに「今夜は予約でいっぱいですよ」と断られたので、「この近くにナイスレストランないかしら?」、すると、ご親切に地図を描いてくれました。歩いて2,3分RULESというアンティックな内装の素敵なお店でした。どうしてここを紹介してくれたのかも分かりました。一人客用のテーブルがあるのです。先客が席を立つまで、食前酒をいただいて30分待ちました。次々に入ってくるお客さんは予約なしだと断られてます。とても混んでいます。でも、なんたってお一人様御用達!です。落ち着いた気分で、美味しいお料理を満喫しました。

前菜は季節の野菜のお皿。アンティショークとアスパラ。

メインは骨付き子羊のロースト。ソースが抜群に美味!2003年ブルゴーニュ赤にぴったり。

デザ-トはラズベリ-のブラマンジエ。両脇の丸いのはマカロン。

このレストランは1798年創業という老舗、ロンドンでは有名なお店のようです。サービスもさすがに年季の入った年配の方がとても感じよく対応してくれました。グラスワインもこういうお店ですから高めです。お勧め度 ★★★★★

オペラではキャンセルが多く残念に思うことも多かったのですが、パリやロンドンは予想以上に素晴らしい公演でしたし、 最後にこんなに美味しいものにめぐり合えて、楽しい旅になりました。終わりよければすべて良しです。

翌日は昼にチェックアウト。夕方のフライトまでブリテン・テイトで過ごしました。撮影禁止を知らずに撮ってしまった2枚。(ごめんなさい)

Dante Gabriel Rosseti「聖母マリアの少女時代」1849

同上「見よ、われは主の端女なり」(受胎告知)1850

テイトの別館ターナー・コレクションの前庭。マーガレットが満開。

5/25(金)ロンドン19:00~   5/26(土)成田14:45/18:35~20:15

帰りの飛行機は週末のせいか満席。でも順調に乗り継いで、元気に札幌の我が家に辿り着きました。

迎えた長女が「次はいつ行くの?」私「6.7.8月は出かけないわ」長女「そんなに長く日本に居るの」って・・・ <完>

 


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コメント 7

さくら

私も眺めの良さを求めてポートレートギャラリーのこのレストランでランチ。

>味は普通でもお値段は高めでした。★★☆
>眺めは↓の程度。なぁんだ~です。

同感、同感!グラスワインもあのサービスにしてはお高かった(笑)

シンプソンズの方は本当にナイスなレストランを紹介してくれましたね、テーブルを待つ間の食前酒がまたおしゃれじゃありませんか♪

Piero della Francesca「キリストの降誕」は前回見逃した、今度行く時ははゆっくり鑑賞します。

ステキな旅のアップをありがとうございました。
6・7・8月は日本にいらっしゃるんですね(また笑)
by さくら (2007-06-11 00:40) 

alice

さくらさん

>同感、同感!グラスワインもあのサービスにしてはお高かった(笑)

やっぱり!ね。隣のテーブルに日本女性のシニア一人旅の方がいらして、随分混んで人気あるようだけれど、こんなもん・・・とふたりで悪口言ってました。(笑)
関西からのその方は息子さんがロンドン在住(15歳のときから留学&就職)なので30回もロンドンに来たとのこと。羨ましいお話、宿代も只で済みますしね。しかし、物価が高くて驚きのロンドンでした。
by alice (2007-06-11 10:57) 

yoku

alice様
私の記事にお越し頂きありがとうございました。
今、貴方様の記事を拝見しています。
イタリヤの小ぶりの教会(ロマネスク)、いいですね。
まるで宝石のようです。実は私も大きい教会より
小さい日常村人などに使用されたいる教会が好きです。
そのほかオペラ、料理と内容が豊富ですね。
素晴らしいです。これからも寄らせて頂きます。
ありがとうございました。
by yoku (2007-06-14 19:35) 

alice

yokuさま

ようこそ!お越しいただき光栄です。中世の町や村の素敵な話題満載のyokuさんのブログで、いろいろ勉強させていただいてます。

ここに来られる方たちはオペラだけでなく、ロマネスクの教会巡りにはまってらっしゃる方が多いので、yokuさんのところへ間違いなく(笑)飛んでいかれると思います。よろしくお願いいたします。
by alice (2007-06-14 19:59) 

わに子

『今度はいつ行くの?』
私も最近、仕事場に戻ると必ず聞かれます。^^
で、すかさずチャンスを逃さず休み確保のためにふれ回ります。
状況によっては、次の次とか・・・・。

yoku様初めまして。
既に、拝見し参考にさせていただいておりました。
これからも、aliceさまともども、すばらしいブログをよろしくお願いいたします。m(_ _ )m
by わに子 (2007-06-16 23:56) 

alice

わに子さん

私からも質問で~す・・・『今度はいつ行くの?』(笑)

8月のマチェラータとペーザロでしたか?今年のマチェラータは良さそうですね。デヴィーアはご主人を亡くされたそうですが、キャンセルなしに歌ってくれることを願っています。

5月の旅ではキャンセル続きだったので、もう歌手の追いかけするより、指揮者や演出を優先させようと決意したのですが・・・来年の計画で、すでにぐらついています。フローレスのマントヴァ公、聴きに行くのは私だけ?
by alice (2007-06-18 20:53) 

わに子

次回は8月6日夜発でマチェラータで2泊の後、ペーザロ入りで第3金曜日には仕事をしなくてはいけない縛りが9月まであるので、16日の夕方帰国です。本当は17日までペーザロにいたかったのですが・・・(TT)

ロンドンの一人ディーナ情報ありがとうございます。
早速来年つかわせていただこうっと!
ここ、ランチはやってないかな・・・。
ためしに行ってみる価値はありそうな・・・。
または到着の日に元気ならトライです!
by わに子 (2007-06-25 14:57) 

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