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2008年 冬の旅 (TOKYO 3) [2008冬ローマ、ナポリ、シチリア島の旅]

1/28(月)

今日も良い天気。札幌に比べると10度以上は暖かいのですが、JRのホームなどは強い風が吹き結構寒くてブルブル。今日は夜の公演なので、両国の江戸東京博物館「北斎展」へ。秋葉原からの電車には若い力士さんたちの姿、浴衣姿で寒そう。

北斎には特別な思い入れがあります。美術に目覚めた頃画集が刊行されたことや、何度かの国内での偶然に出会った展覧会、小布施の北斎館訪問などで深い感銘を受けていました。
北斎館/上町祭屋台天井絵「女浪」図(部分)
menami-n.jpg 

この絵に描かれた西洋の天使を北斎が何処で観て参考にしたのか謎だったのですが、この展覧会で疑問が解けました。
文政年間(1818~1830)に長崎の出島に滞在したオランダ商館長たちは、4年ごとに行われる江戸参府のときに北斎と接触があったとのこと。その折に風俗画を注文、故国に持ち帰ったのです。今回はそれらの作品が初めて里帰りした展覧会でした。

という訳で、「ヨーロッパを魅了した江戸の絵師」というサブタイトルで、オランダやフランスからの出品も多数。東海道五十三次や富嶽三十六景の版画以外はほとんどが初めて目にする作品で、興味大でした。この日が最終日とあって混雑していましたが、何点かの肉筆画も展示され、充実した内容。最晩年に描かれた「雪中鷲図」はやはりただならぬオーラが漂っていました。

プロコフィエフ「3つのオレンジへの恋」19:00開演 東京文化会館

指揮:ゲルギエフ 演出:アラン・マルトラ
トレーフ王:ゲンナジー・ベズズベンコフ  王子:ダニール・シトーダ
クラリーチェ(王の姪):ナデージダ・セルデューク  レアンドル(大臣):ワディム・クラーヴェツ  トルファルディーノ(笑わすことのできる人):セルゲイ・セミーシクル  パンタロン(王の忠臣):ウラディスラフ・ウスペンスキー  チェリオ(王の味方の魔法使い):パーヴェル・シムレーヴィチ  ファタ・モルガーナ(レアンドルの味方の魔女):エカテリーナ・シマノーヴィチ    リネッタ(1人目の王女):アンナ・キクナーゼ  二コレッタ(2人目の王女):エカテリーナ・セルゲーエワ  ニネッタ(3人目の王女):アナスタシア・カラーギナ

このオペラは映像で一度観ただけですが、強い印象を受け、いつか生の公演を観たいものと願っていました。プロコフィエフのフレッシュな音楽にあわせたファンタジーな演出も楽しめました。皮肉な明るさの中に一抹の不安感漂う魅力的な音楽。演奏はバランス感覚にあふれ、この日もさすがにゲルギーさまと感動でした。歌手についてはあまり印象の強い方はいませんでしたが、総じて高い水準。

遅くなった晩御飯は明日イタリアに行くというのに、ぼんやり状態でイタリアンを選んでしまいました。でも美味。(OAZO内  ☆☆☆)
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