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2008年冬の旅(Giardini Naxosへ 19) [2008冬ローマ、ナポリ、シチリア島の旅]

  2/13(水)    シラクーザ→カルタジローネ→ピアッツァ・アルメリーナ→カターニャ→ジャルディーニ・ナクソス     RUSSOTT HOTEL 2泊

8:00にホテルを出発。1時間半くらいでカルタジローネに到着。この町はシチリアを代表する陶器の産地なので、大階段の蹴上げ部分に彩色陶板(マジョルカ焼)が張られています。しかし、142段の階段は私にはきつく、休み休み登りました。幸い、途中に陶器のお店が軒を連ねていますので、ウィンドーショッピングをしながら・・・。

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PHOTO994.jpgPHOTO986.jpg左は階段途中の可愛らしく花で飾られたB&B。
夏の聖ジャコモのお祭りはこの階段に蝋燭を灯し、スカーラ全体が見事なイルミネーションで飾られることで有名です。

 

 PHOTO996.jpg丘の上にはサンタ・マリア・デル・モンテ教会(12世紀PHOTO998.jpg創建)&大階段上からの眺め


 

 

 

 

 

 

PHOTO1005.jpgこの町のドゥオーモにも入ってみました。左翼廊のガジーニ派の大理石像の前に男性のお年寄りがひとり。なにげなく見たら、しょんぼりと涙を流しています。胸を衝かれました。伴侶に先立たれたのでしょうか・・・。ドゥオーモの建つ広場には元気なお年寄りが多数。春の日差しを浴びて楽しそうにおしゃべりしていました。添乗員さんのお話では、ここの広場はいつ来てもこんな感じとのこと。

   

 

 ピアッツァ・アルメリーナはカルタジローネから30分ほどです。スケジュールが変わったことに気がつかなくて、ツアーに参加した当初はカザーレ荘が修復中で行かれないと思いこんでいましたから、なんか得した気分。

ピアッツァ・アルメリーナの郊外にあるカザーレ荘は紀元4世紀、帝政時代の貴族の豪奢な別荘でした。本邸のみの発掘で、現在も発掘が続いています。北アフリカのチュニジェアを昨年訪れましたが、そのとき見学したバルドー美術館のモザイクと様式と図像の類似していることから、ここもアフリカの職人さんの手になるものと推定されています。いくつかの部屋の床モザイクを見学しましたが、一番人気のビキニの少女たちの間は修復中で見学不可。残念。
そのうえ写真も修復のせいか、土埃がうっすらとモザイクの上を覆い、鮮明な映像は撮れていません。(涙)

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ピアッツァ・アルメリーナの町に戻りランチ。セダニーニパスタ、ファルソマグロなど。

この後、カターニャの大聖堂の見学。カターニャは3日後にツアーから離団したあと1泊する予定なのですが、不法入国者も多い町だそうです。バスセンターの近辺はいままでの町とは違い危険な雰囲気。

写真は大聖堂広場。町のシンボル象の塔が立っています。黒い象はエトナ山の溶岩を使用しています。

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聖アガタ大聖堂の内部には作曲家ベッリーニのお墓があります。
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(Vincenzo Bellini 1801~1835)はカターニャに生れ、パリ近郊で没したクラシック音楽の作曲家で、主としてオペラ作曲家として有名。
オペラ『カプレーティとモンテッキ』 『夢遊病の女』『ノルマ』 『テンダのベアトリーチェ』『清教徒』が代表作。

   PHOTO1039.jpg   PHOTO1044.jpg 左 聖アガタのお祭り(2/3~5日)に担がれる御みこし。

 バスの車窓からローマ闘技場を眺め、一路タオルミナへ。夕暮れ近くのエトナ山の麓を走ります。宿泊はタオルミナの隣町、リゾート地ジャルディーニ・ナクソスです。夏には海水浴客で賑わうこの町も冬は閉まっているホテルやレストランも多く、ひっそりと静かです。心配なのは夏仕様のホテルの部屋でしたが、不安は的中。暖房設備はあるものの、さっぱり暖かくなりません。部屋がリゾート仕様で広いので、余計に暖まりません。風邪をひかないように着込んで就寝。
  夕食はホテルのレストランで。トマトソースのペンネ、ラムチョップなど。この夜はツアー参加者に誕生日の方がいて、皆でお祝いしました。


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