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2008年初夏の旅(Milano→Zurich13) [2008夏パリ、ロンドンと伊リグーリアの旅]

6/25(水)Milano Centrale11:18→Zurich Hb14:51(予約済み 74€)   
          Hotel Europe 2泊 (約25.000円シャワーのみ、朝食21CHF)

朝はのんびり、ミラノ中央駅を眺めながら朝食。昨日は見当たらなかったさくらんぼがあり、残り少なかったので急いでゲット。パンやコーヒーも以前より(2004.10)美味しくなり、ゆで卵もついて、改善されました。

列車での 昼食用におにぎりを作って荷造り完了。30分前にお部屋を出て悠々まにあいます。ミラノ中央駅ではホームに出るところの大時刻表示板が故障していて(まもなく直りました)、一瞬ストかと思いヒヤリ。今はサッカーのヨーロッパカップをスイス&オーストリアで開催中。列車が混むことを予想して一等車を予約していましたが、8割くらいの乗車率。一等車は1-2の配列。私は当然独り席、隣席に日本人の同年輩のご夫婦が座りました。カナダに40年永住されているという方たちでした。リタイア後は毎年ヨーロッパ旅行を楽しまれているそうです。荷物は2週間で二人分が私の半分・・・3週間でオペラがあるとはいえ、もっと工夫しなければと反省させられました。それでも、夫人は「いつも同じもの着ているのはつまらないわ」とこぼしてましたけれど・・・。確かにお洒落も旅の愉しみ。

国境付近のアルプスの眺めから、スイスに入ると湖の点在する風景、緑がイタリアより鮮やか。

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P1060581.JPGチューリッヒ中央駅はコンコースに巨大なサッカー選手の人形がお出迎え。
 

 

 

 

 

 ホテルはチューリッヒ歌劇場のすぐ裏手にあり、10分前に出かけると開演に間に合うという願ってもない宿で、好みのやや古風なインテリアのプチ・ホテル。しかし、部屋代の高い割にはバスタブもついていません。ハイシーズンなので仕方ありませんが・・・。
2002年にすぐ隣の4☆ホテルに泊まったことがあるのですが、やはり部屋の広さ、設備、朝食に違いがありました。
今夜からオペラが続きますので、すぐお昼寝。

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Rinaldo Händel ⑥ チケットOK 230CHF   20:00開演
Dirigent William Christie
Goffredo Liliana Nikiteanu
Almirena Martina Janková
Rinaldo Juliette Galstian
Eustazio Katharina Peetz
Argante Andreas Hörl
Armida Malin Hartelius

サッカーの影響でしょうか、8割くらいしか席は埋まっていません。モダ-ンな演出の多いチューリッヒでもポスターの背広姿のリナルドはいまいちだったのかもしれません。
ヘンデルのオペラのなかでは有名なのですが、生は今回が初めて。  
演出は覚悟していたとおり、中世の十字軍の戦士→現代の企業戦士。初めは通俗的な読み替えに不満でしたが、次第に惹きこまれていったのはなんといっても音楽の力。William Christieの指揮はバロックに命を吹き込むかのような、細やかな神経の行き届いたもの。
舞台は次第にスピーディに展開していき、ビジネスマンたちの動きも音楽に合わせて軽やかに、時にはユーモラスです。
Hartelius-Malin-16.jpg歌手陣で注目はArmida のMalin Hartelius(写真左)。初めて聴きましたが、歌唱、演技、容姿と揃っています。これからが楽しみ。

タイトルロールのJuliette Galstian  をはじめ、水準の高い演奏。予習はhogwood / Daniels,Bartoliでした。有名なアリア「Dove sei?」や「Lascia ch'io piantga」はDanielsやBartoli比べるとやや力不足な感じもしましたが、全体にフレッシュな趣の舞台でしたから、清新な歌唱で良かったのかもしれません。
席は1.Rang-Loge6 rechts  1-1 やや右より。 

 

 

2008.6.jpg間は外のバルコニーにでて、シャンパン。湖からの涼風が心地よい良い夏の宵でしたが、劇場の前の広場は大画面でのサッカーの試合の中継。凄い歓声!

 

舞台がはねてからホテルに戻る途中も戸外のカフェでTV観戦の方たちが大勢。

例年に増して華やかなチューリッヒの夜でした。

 

 

 

参考CD/Handel『Rinaldo』 1999年11月ロンドン・ヘンリー・ウッドホール録音

img031.jpg

指揮:クリストファー・ホグウッド エンシェント室内管弦楽団(オリジナル楽器使用)

ゴッフレード:ベルナンダ・フィンク   アルミ―ナ:チェチーリア・バルトリ

リナルド:ディヴィッド・ダニエルズ   エウスターツィオ:ダニエル・テイラー

アルガンテ:ジェラルド・フィンリー   アルミーダ:ルーバ・オルゴナソーヴァ

マーゴ・クリスティアーノ:ベジュン・メータ ほか 


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コメント 4

さくら

暫くパソコンを開けなかったのです。
本日9日からのブログを読むことができました!

コメントを書きつつやっと22日のブログに追いつきました。ロンドンでご一緒できたところはもっとコメントを書きたかったところですが、、
でも、さかのぼって少しずつは書いてきました♪

時期はずれで、ゴメンナサイ。

ゆみゆみさん、はじめまして。ご挨拶が遅くなってゴメンナサイ。よろしくお願いいたします。

スイスに入ると、写真の緑が目にしみます。
景色が、空気が変わるのですね。
気温も穏やかなのでしょうね。
「外のバルコニーにでて、シャンパン」いいな~。

by さくら (2008-07-23 02:51) 

alice

>外のバルコニーにでて、シャンパン

チューリッヒの夏の音楽祭ではこれをしなくっちゃ~。(笑)

両日ともカメラを持っていかなかったので、写せなかったのですが、ロングドレスの素敵なマダムたち・・・別世界です。ここでは私もロングスカートでしたのよ。でも足の長さが違いすぎ・・・。(汗)

さくらさんだったらイイセン行くと思います~☆
by alice (2008-07-24 17:36) 

rosina

aliceさん、

お久しぶりです。 来月突然、チューリッヒ歌劇場に行く事になったので、日記を興味深く拝読させて頂きました。 チューリッヒってドレスコードは結構ドレッシーなのでしょうか? オペラと、市内+チューリッヒ湖クルーズ観光で、1泊2日の週末旅行なので、着物とか持って行くのも大仰だなあ・・・と思っているんですけれど。

後、場所によっては舞台が見えにくいんですね?
230スイスフランもはたいてボックス最前席を買いましたがちょっと心配になって来ました。

by rosina (2008-08-23 23:35) 

alice

rosinaさん

チューリッヒは夏の音楽祭にしか行ってませんので、通常の公演はどうなのでしょう・・・。夏のせいか、お着物の日本の方は一度もみかけませんでしたが、クラシックで落ちついた感じの劇場なので、和服は似合うと思います。ぜひ!!

ボックス最前席ならバッチリ!!ですよ~♪
by alice (2008-08-24 14:04) 

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