2009年早春の旅29続編(マドリッド→セコビア→マドリッド) [2009春オペラと美術で世界一周]
4/1(水)
さて、サン・フストの予約時間まで2教会は回れそうです。セコビアにはまだ他にもロマネスク教会があるのですが、日帰りの半日では5教会で目いっぱいです。
サン・マルティン教会/インフォメーションから徒歩数分、少し坂を上った段差のある小さな広場に建っています。12世紀前半のプレ・ロマネスク様式の建築からから13世紀に大改築されました。
内部は三廊式で、大小の3後陣を持つ、正面ポーチ(ギャラリー)の扉口の人物円柱はフランスの影響がみられます。南、西、北のポーチ(ギャラリー)にそれぞれ動物文様や説話的な浮き彫りが刻まれています。
城壁からの眺めの良いところや旧市街らしい古い町並みを歩いていきます。
段差のある広場に上手く配置されています。南側のポーチのほうから。
教会もポーチも内部には入れませんでしたが、ポーチはサン・ミリアンより覗き込みやすいのでまだましでした。西側ポーチの入り口。
西から北のポーチ
後陣から南ポーチへ。段差の高いところから撮影。写真では入れそうに見えますが、階段下の手前は柵で仕切られて乗り越えられません。
望遠で写しました。シンプルな2本柱や冠板の華文様もすっきりした印象を深めています。
再び水道橋に戻り、潜り抜けて城壁の坂道を大回りして10分ほど登りますと、閑静な公園の側にサン・ファン・デ・ロス・カバリェーロス教会が見えてきました。セコビア最古のロマネスクのひとつ、後陣は11世紀末、身廊と鐘塔は12世紀の中頃の建築
南と西にポーチ、柱頭や軒蛇腹に多彩な浮き彫りが残っています。閉まっていて入れませんでしたが、全体の印象はあまり手入れされてなく、やや荒れた感じがしました。
教会脇の城壁からの眺め
内部は単廊式、南北に増築部分、半円の大きな後陣に13世紀の壁画が残っています。
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