2010年秋の旅 7(トゥルニュ~クリニューへ) [2010秋仏のブルゴーニュからロアールのロマネス]
9/26(日)Tournus9:00(TAXI)→Cluny11:30
Cluny/ Le Potin Goutmand 1泊 90€(朝食別10€)
クラッシクな内装の静かな朝食室で、美味しい朝ごはん。卵2個のプレーンオムレツにカリカリベーコンなどいただいて、9時にチェックアウト。今日は朝から晴れて、暖かい日差し、紅葉もそろそろ始まっています。昨夜予約していたタクシーで、いよいよ南ブルゴーニュの小教会巡りへ出発です。
当初のプランでは今日はマコネ地方の6箇所の教会を見学する予定だったのですが、Malayはやや遠く、道も外れているのでパス。もう一箇所のTaizeは町を通り抜けたとき教会はあったのですが、新しい教会なのでそのまま通り過ぎました。運転手さんは古い教会は見たことがないし、場所が分からないと言うのです。というわけでクリュニーの道すがら4教会を訪問しました。
最初のOZENAYはトゥルニュから南西7Kほどの小さな村。教会は道路に面して建っています。
↓ 玄関ポーチは後世にかなり修復されたようです。
↓ 単廊式、天井の横断アーチは尖頭形で、窓を縁取るアーチは半円形、石積の素朴な風合いが好ましい。
↓ 交差部の鐘塔、翼廊、後陣と方形が積み木のように可愛らしい。
向かい側には素朴な佇まいのシャトー。
Ozenayから7Kほど走るとBrancionです。ここは観光客で賑わっていました。駐車場から歩いて丘の上のEglise St-Pierreを目指します。この蔦で絡まったシャンブル・ドット?の道を右にそれて、裏道からアプローチしてみました。
↓ こういう小路を辿るのが大好き!人もいません。
↓ 西正面外観 朝なので逆光です。
↓ 内部は三廊式で、先ほどのオズネーと似た横断アーチ。
↓ 壁画(13世紀)は10年ほど前に修復されたようです。
↓ 左小祭室の半天蓋に残る天使と神の子羊
↓ 南外観、明るい薄茶色の石が綺麗。墓地教会です。
↓ 教会の前からの眺め。
↓ 丘を降りていきますと正面にシャトー。両方見学する人が多いようです。意外に観光化されている(それだけ人気がある)ブランシオンでした。
ブランシオンを後にChapaizeへ。↓絵葉書のように美しいパノラマティックな景色を楽しめたドライブでした。「どうだ!綺麗だろう」と運転手さんも自慢げです。
↓ 道の彼方にシャペーズの高い鐘塔が見えてきました。
↓ Eglise St-Martin(Chapaize) 最初の建築は11世紀でしたが、12世紀に半円ヴォールトが落下したため、尖頭ヴォールトに建て替えられたそうです。後背部は13世紀の再建。
↓ 内部の太い柱がまず強く印象に残りました。三廊式、装飾も少なく古さと質実さが好ましい空間です。
シャペーズから南下してクリニューに向かう途中Ameugnyに寄りました。
↓ Eglise Notre-Dame de L'Assomption
村の民家と墓地に囲まれてひっそり建っています。強固な補強壁のどっしりした外観。赤い煉瓦積の古びた感じが素敵でした。残念なことに扉口は堅く閉ざされていました。1170年創設。
アムニューを最後に一路クリュニーへ。旧市街はずれのホテルで下車。9~11:30まで約45K走り見学時間も含めて、タクシー代は120€でした。
↓ ホテルの入り口
まだお部屋の用意が出来てないので、レセプションに荷物を預けてクリュニーの見学へ。続く。
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