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2011年春の旅 1 (札幌~東京) [2011春東京からNY、母娘の旅]

4/9(土)

千歳10:00→羽田11:35(JAL)    三井ガーデン銀座プレミアホテル  2泊

アメリカへ行く前に東京で聴きたいコンサートがあったため、2日早く札幌を出発しました。ついでに久しぶりに歌舞伎も観たいと欲張り、偶然同日上京するという友人Nさんと空港で待ち合わせ。Nさんは毎月一度は観劇のため上京するという、歌舞伎狂のかたです。このところ東京の定宿になっている銀座のホテルも彼女の紹介です。当然今回の宿も一緒のところですから、浜松町からホテルまでタクシーで移動。

ホテルに荷物を置きひと休みしたあとは、西銀座のイタリアンレストランで1時半からのアフタヌーンランチをNさんの妹さん(東京在住)とともに愉しみました。ここはバブルの頃20年以上も前に一度来たことがありました。内装もあまり変わっていなくて、懐かしかったですし、サービス価格のランチも大層美味しくいただきました。(2名以上予約必須)

春のアフタヌーンランチコース

期間:3/1(火)~5/31(火)
価格:3,990円(税、サ込)
料理開始時間:毎日13:30スタート

  • 国産牛のタタキ 季節野菜のサラダ仕立て
  • 本日のスープ
  • 海老とブロッコリー和え リングイネ
  • 空豆の自家製ニョッキ 4種のチーズソース
  • 桜鯛のソテー 旬の山菜を添えて アンチョビ風味のソース
  • お口直しのフルーツシャーベット
  • 鹿児島産 黒豚フィレ肉のアスパラガスとモッツァレッラチーズ焼き
  • 本日のデザート2種盛り / エスプレッソコーヒー / パン

残念ですが、夕方からの歌舞伎鑑賞のためアルコール抜きでした。食後は銀座をぶらぶら。鳩居堂で鯉のぼりのモービルを初節句の孫のために買い求め、新橋演舞場へ。

4月大歌舞伎

kabuki.jpg

1 絵本太閤記  尼ヶ崎閑居の場  団十郎、時蔵、魁春、菊之助、三津五郎、菊五郎

2 男女道成寺              松緑、菊之助

3 権三と助十              三津五郎、松緑、時蔵、左團次

遅い昼食を満腹いただいたため、アルコール抜きだったのですが、途中で眠くなってしまいました。来日公演キャンセルの続く海外アーティストとは反対に気を吐く伝統芸術をになう役者さんたち。申し訳ないと思うのですが、自然に瞼が・・・。観客の入りは8割程度、昨年春の熱狂的な歌舞伎座さよなら公演に比べると節電や余震の続く東京では寂寥感が漂うのは致し方ありません。芝居どころではない立場の方も多いのでしょうが、なんとかお出かけいただきたいです。北海道からもこうしてきているのですから・・・って偉そうに(笑)

贔屓の仁左衛門や吉右衛門が出ていなかったのもあったのでしょうが、睡魔にも襲われたこともあり、あまり印象に残らないまま閉幕になりました。

ホテルに戻り、お弁当の残りの夜食を済ませ、お風呂~ベットへ。しかし、3.11以来眠ろうとするとTVや新聞などの報道が、さまざまな大震災の被害が瞼に浮かび、気持ちが睡眠前の平安には程遠くなってしまいます。

眠れないままにTVをつけました。丁度日本映画の名作選が始まったところでした。タイトルは『鉄道員ぽっぽや』、背景の雪原を走る蒸気機関車に強いノスタルジーを感じました。幼少時に見慣れた風景・・・最後に線路を走るSLを見たのはいつだったでしょう。こういう映画が今のあなたにぴったりでしょと映画の神様に差し出されたみたいな不思議な気持ちのまま引き込まれて行きました。

映画の舞台になった北海道のローカル線の終着駅・・・そう、そんな駅のある小さな町で生まれ育ったのに何故この映画は未見だったのでしょうか。私の終着駅にはいろいろな想い出が詰まっています。辛いこともあったから思い出したくなかったのかも・・・。

小学校や中学校のクラスメートの父上も鉄道員だった人も何人かいて、映画そのままの風景が目に浮かび、今はただただ懐かしく・・・北海道の山野を走るSLやディーゼル車の映像もとても美しいです。

↓ 現在も観光用に走っているSLニセコ号の写真(マニアさまから拝借)

h14slniseko20561.jpg

映画紹介 http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2337

ここのキャスト表にはでていませんが主人公の親友の妻役で最近亡くなられたもとキャンディーズの田中好子が好演しています。癌で亡くなる主人公の妻(大竹しのぶ)を看取る姿がなぜか強く印象に残っていました。この2週間後のNY滞在中に訃報を知りました。「ぽっぽやでも妻の最後は傍に居てあげて欲しかった」と主人公に迫るカーディガン姿のスーちゃん・・・ご冥福をお祈りします。


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コメント 2

kametaro07

お帰りなさいませ。
『鉄道員ぽっぽや』にもスーちゃんは出演していたのでした。
同世代のアイドルだったので、残念でなりません。

METではオリーをご覧になりましたよね。
私は初日だったのですが、心理的なものなのか?なんだか音や声が遠くに聞こえてしまって・・・。
METのご感想を含め、旅行記楽しみにしております。
by kametaro07 (2011-04-27 23:00) 

alice

Kametaroさま

>心理的なものなのか?なんだか音や声が遠くに聞こえてしまって

劇場の規模がこの作品には大きすぎると私も思いました。ロッシーニはイタリアの中小の劇場が一番しっくりくるかも・・・。

>METのご感想を含め、旅行記楽しみにしております。

オペラの感想ですが、いつもぼんやり聴いているので苦手なの。またあれこれ談義するのも正直鬱陶しくなるときもあって・・・。
by alice (2011-04-28 14:59) 

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