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2011年 初夏の旅 (3) 東京 [日本の旅(東京)]

6/17(金)

今日の予定はまず新橋演舞場での六月大歌舞伎の昼の部鑑賞です。会場までホテルから徒歩数分なので、10時30分過ぎまでお部屋でのんびり新聞を読んだりして過ごしました。

雨が降り、気温は20度と肌寒いほどの天候。新橋演舞場のチケット引き取り機は珍しく行列です。ネットで購入する人が多くなった証拠でしょう。席は舞台向かって左側、花道に近い桟敷席です。二人一組の席ですが隣が空いていたので、広く使えて楽チンでした。最近は1年にせいぜい2回くらいしか来られないので、桟敷席(16.000円)を奮発するようになっています。足が自由に出来るのでとても楽なのです。1.000円のお弁当を買って、席に着き用意されたお茶をいただいていると、開演の時間になりました。

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(1)「頼朝の死」 (2)梶原平三誉石切 (3)連獅子

今月は客足も戻ったそうですし、4月に比べると雰囲気もかなり華やいで来たように思います。それぞれなかなか見応えのある内容でしたが、感想を述べるのは省略させていただきます。7月の遠征がせまり、旅や留守中のことなどやるべきことが多く、時間が取れません。

終演後はホテルの部屋でひと休みし、JR新橋駅から錦糸町のすみだトリフォニー・ホールへ。30分くらいで到着しました。新橋は浜松町にも近く、何処へ行くにも便利です。

♪~新日本フィルハーモニー交響楽団 6月演奏会 17:15開演

ブルックナーの交響曲第8番 ハ短調 /指揮:ダニエル・ハーディング

席は3階中央でした。ここは2回目ですが以前は1階でしたので、迷うことはなかったのですが、今回は席は3階でもエレベーターで5階まで行き、それからチケットに記載された扉を探すのですが、通路も複雑で分かりにくかったです。早めに来たので慌てないで済みましたが・・・。

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ハーディングはザルツブルグ夏の音楽祭(2006)で「ドン・ジョバンニ」を振ったときだけで、コンサートを聴くのは初めてです。期待が大きすぎたのかもしれませんが、このブルックナーには違和感がありました。ゆっくりめのテンポなのですが呼吸感が乏しく、荘重さがあまり感じられません。第4楽章になってようやくハーディングらしい新鮮な息吹の感じられる素晴らしいフィナーレになり、ほっとしました。

絶賛されている方も多かったので、帰宅してから、ティーレマンのも聴いてみました。ブルックナーらしいのは、やはりティーレマンです。好みもあるのでしょうが・・・。新日本フィルはハーディングの棒に良く反応して、その点はブラボーでした。機会があったら次回もこの組み合わせで聴いてみたいと思います。

気になるのはザルツブルグでは当時若き指揮者のホープとしてかなりの期待を集めていたのですが、ウィーンフィルと上手く行かないと言う噂が流れ、第一線から(特にオペラ)やや遠のいたように見られることです。私がチェックする公演に引っかからないと言うだけかもしれませんが・・・。

今夜は最後の夜なので、ホテルのイタリアンの独りごはん。夜遅いのでア・ラ・カルトで前菜とパスタ(ほうれんそうとチーズのラビオリ)の2皿で済ませました。でも苺ベースのシャンパンと白ワインを飲んでしまいました。かなり美味しい店ですが、サービス料10%もかかり(お代7.000円のうち半分はワイン代)高いです。酔ってタクシーに乗ることを考えると、まあ我慢でしょうか。

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顔なじみになったサービスの女の子(ソムリエ?)と「また来るからね~」とお別れ。千鳥足で部屋へ。

「あ~帰りたくない」(涼しいし)。暑かったらさっさと逃げ出しますが・・・笑。

 


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コメント 3

ご~けん

ウィーン・フィルと若い指揮者の組み合わせって、難しそうですね。アバドだって最初は苦労させられたらしい、、、。ハーディングとマーラー室内の組み合わせはとても良かった。まだこれからですね!
ティーレマンだって、以前の来日公演でコウトと比較されてケチョンケチョンだったし、ここまで立派な指揮者になるとは思わなかった、、、でも私は好きになれないなぁ。
by ご~けん (2011-06-25 21:23) 

alice

ごーけんさん

ウィーンフィルは保守的な感じがしますよね。10年位前までは女性のメンバーさえ入れなかったですし。

ティーレマンは曲によりますね。ワーグナー、ブルックナー、R・シュトラウスなんか音源だけですが(生は未経験)いいと思います。

このブログを書いた後、ハーディングのHPを見つけて、スケジュールをチェックしたのですが、5月にウィーンフィルと指揮していました(ほっ)。オペラの予定は極僅かですね。
by alice (2011-06-25 23:22) 

ご~けん

1998年NHKホールのタンホイザー(ルネ・コロ)で、ティーレマンに当たってしまいました。Niftyフォーラムでは圧倒的にコウトを褒めていました。
サヴァリッシュの代わりにウィーン・フィル引き連れて来日した公演、ブルックナー7番は楽しめなかった、、、「祈り」のようなものが感じられなかったのです。
by ご~けん (2011-06-26 00:38) 

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