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2011年 秋の旅(16) ローマ~ミラノ [2011秋ウィーンとイタリアあちこち巡る旅]

11/8(火) ローマ15:00→ミラノ17:59(FS)

ローマ最後の日。午後からの移動に備えて、荷物の整理をしてチェックアウト。クィリナーレ広場に面したScuderie del Quirunaleでの展覧会へ。地下鉄A線でBarberiniまで行き、15分ほど歩いたのですが、後からよくよく地図を見れば、ホテルから歩いても20分くらいでした。

↓ 地下鉄からバルベリーニ宮の美術館の前の坂道を登り、

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↓ 4つの噴水の交差点。晴天で気温も20度以上に上がり、コートも要らないくらい。

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 広大なクィリナーレ宮を右手に、300Mくらいの

 ↓突き当りがクィリナーレ広場

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↓ Scuderie del Quirunale 内部は近代的な展示場

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↓ 簡単なパンフレット 「Filippino Lippi e Botticelli nella Firenze del '400」  カメラ禁止。

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Filippino Lippiフィリッピーノ・リッピの名前がBotticelli より先になっているのは主にフィリッピーノ・リッピに光を当てた展覧会ということで、80%までが彼の作品で占められています。1400年代のフィレンツェで活躍したとはいえ、偉大なる父フィリッポ・リッピや師ボッティチェッリの影に隠れた存在であることは否めません。しかし、父や師の影響を受けながらも、才能豊かであったことは確かです。父の甘美さから抜け出し、陰影に富んだ作品はマニエリスムの先駆者として評価されています。

フィリッピーノ・リッピを初めて知ったのは、塔の町サン・ジャミニャーノの「受胎告知」でした。トンド円形の対画に描かれた聖母が疲れた表情。他の可憐清純なマリアとは違っていて、驚いたのでした。

↓その時(1991.5)に買い求めた絵葉書。「受胎告知の聖母」1483-84 直径110cm

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 ↓ 代表作のミネルヴァ聖堂(ローマ)の壁画は展示されていませんでした。これも好きな作品なので、訪問した1998.3に購入した絵葉書です。「受胎告知」カラファ礼拝堂 1488-92

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父フィリッポやボッティチェリを含めて、フィレンツェはもちろんのこと、トリノ、エジンバラやワシントンDC からも集められた作品。いくつかは観たものもあり、ここで再見できるとは!懐かしく、嬉しい時間でした。

↓ 会場から展望

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ホテルの近くで遅い昼食。以前入ったことのある地元のお客さんの多い庶民的なトラットリアで。

↓ ブッフェ形式の前菜。種類も多く

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↓ コッツアのリゾットの味もまあまあ

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それに近隣の観光客向けのお店に比べると断然お安い!ホテルに戻り荷物を受け取り予定通りの超特急に乗ってミラノへ。今夜は明日の長い帰途にそなえて、休息だけ。外出も面倒になり、ホテルのバールで軽く食事をとり、ローマと違って暖房も効いた部屋で、ぐっすり眠れました。

↓ 今回の旅でこのホテルには3回泊まりましたが、一番広く中央駅に面した明るい部屋。

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