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2012年春の旅(10) ロカルノ~シュピーツ [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

5/2(水)Locarno10:47→Spiez13:53

Hotel -Restaurant Seegarten-Marina 1泊

 朝食は4☆だけあってまあまあ豪華なもの。移動日なので、またお昼を食べそこなう危険があり、おなかいっぱい食べました。リゾート地の滞在ですが、時間もなくお天気も悪かったので、遊覧船にも乗りませんでした。今夜も湖畔の宿なので、もう少し楽しめたらと思いつつ、ロカルノ駅へ。百の谷チェント・ヴァッリ鉄道は地下のホームから出発します。

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進行方向左に座るのがお勧めと「地球の歩き方」に書いてありましたので、早めに駅に行ったのですが、1両に2、3人の乗客で拍子抜け。展望列車の追加料金は2CHF。

↓ 車窓の下にこのCento Valliライン(Locarno→Domodossola(伊)の駅名が表記されています。

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この日も曇りの天気でした。ゆっくり走る列車ですが、なかなか良いシャッターチャンスに恵まれません。

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この線はイタリア領のDomodossola駅が終点です。ここでBrig経由のバーゼル行急行に乗り換えてトゥーン湖畔のSpiezまで行きました。

↓ シュピーツ駅は高台にあります。荷物を持って湖畔の宿までは無理そうなので、タクシーで。

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↓ 湖畔の宿と言っても昨日の4☆ホテルとは違って、B&Bのカジュアルな雰囲気。部屋代も半分です。シャワーのみ。でも、長椅子つきの部屋は広々。窓から船着き場も見えて良い感じ。

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 ひと休みした後はホテルの1階のレストランでビールと烏賊のフリット、アイスクリームの軽いランチ。そして丘の上の教会とキャッスルの見学に向かいます。

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↓ 丘を登る途中のユニークな建物は 「新しいキャッスルNouveau Chateau 」城というよりお屋敷の風情。

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↓ 古いキャッスルはこちら SCHLOSS SPIEZ。

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↓ お城の真向かいにSpiez Eglise が建っています。ここはドイツ語の説明パネル。初めの教会はは700年ころ、1000年ころにクリプトと教会が拡張?みたいなことが書かれています。

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↓ 内部は三廊式。白い壁と石を煉瓦積にしたコンビネーションの半円アーケード。すがすがしく好ましい空間です。

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↓ 右側廊の突き当り、南後陣からクリプトに下りていけそうですが、木の柵にしっかり鍵がかかっていて見学できません。あとからお城の美術館の受付に確認したところ、やはり現在は見学不可とのことでした。下は絵葉書です。

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↓ 主祭室 ロマネスク期の壁画が残っています。

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↓ 南外観と後背部

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↓ お城の博物館も見学しました。見張りの塔は12世紀その他も13~18世紀の部屋があり、陶器のストーブの置かれた居室、台所など。祈祷書なども展示されています。

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 ↓ 展示室の装飾写本はブルゴーニュ家から伝わったもののようです。Book altar of Philipp the Good of Burgundy

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見学が終わりお城の周りの庭園やボート小屋、近くに建つワイナリ―など散策 

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ホテルの近くに遊覧船の船着き場があり、行ってみましたら、最終の便で1時間ほど回るコースが出発するところでした。スイスパスでフリーなので、乗船。ビールを飲みながら湖上遊覧。。。

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↓ 地名や山の名前を確かめていましたら、あら~あれが二―ゼン山!そう、クレーやホードラーが描いたあの山です。雲がかかっていましたが、均整のとれた美しい山です。

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この地方はベルナーオーバーラント地方になり、インターラーケンもこの遊覧船で行けます。かなりの人がインターラーケンの入り口の船着き場で降りました。3か所ほど寄った後、シューピツに戻りました。

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宿に戻り泊り客で賑わっている1階のレストランで夕食。これが悲惨な食事で・・・aliceの旅の歴史に残るしろものでした(涙)。お客さんの大半は山登りのための泊り客ですが、だからってこれはないでしょう。↓ 焦げ焦げのラムのグリル 野菜くらい美味しかったらまだしも・・・冷凍もの?

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街も教会もお城も素敵。そして美しいトゥーン湖の眺め。まあ食事くらいは大目に見てあげましょう。。。


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コメント 3

レイネ

フィリップ善良公の祭壇画付き写本って、ウィーンの国立図書館に本物があるはずですが、シュピーツのお城にも展示があったんですか!お写真拝見すると、祭壇画の金箔がなんだかピカピカ過ぎるような気がするので、こちらはコピーかしら。本物だったら多分めったに拝めないお宝ですから、見たい!

トゥーン湖から眺めたニーゼン山と山が吹き出したような雲が、ホドラーの絵そのものですね。(スイスで一番好きな画家です)

by レイネ (2012-05-22 04:20) 

alice

レイネさま、さすが!良くご存じですね。この写本を観たときはレイネさまが一緒だったら良かったと思ってました。

説明パネルには特にコピーとは書かれていませんでしたが、特に重要なものといった感じではなく、部屋の片隅のガラス棚にひっそり置かれていました。博物館の案内パンフレットにも記載なしなので、コピーでしょうね。Adrien de Grammot(画家の名前?)のいくつかのうちの一冊とのことです。

開いたページは善良公と息子のシャルルとのこと。この城に住んでいた統治者bunbenbergのアンリ4世(15世紀)がブルゴーニュ公国の有名な巡礼地を訪れたそうで、巡礼地のバッチが30個以上もこの写本のカバー内側に止めつけられているそうです。面白いですね。

この後、バーゼル美術館でホドラー堪能しました。あの二―ゼン山はバーゼルですが。。。
by alice (2012-05-22 14:00) 

alice

上のコメントの訂正。バーゼル美術館→ベルン美術館です。
by alice (2012-05-22 14:03) 

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