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2012年春の旅(15-2) トゥール~二オール [2012春ブリュッセルからスイスとフランスの田舎]

5/7(月)

・・・続きです。

サン・ジュアン・ド・マルヌから南西に9キロでエルヴォーの町に着きました。後陣脇の駐車場で降りて眺めますと、あらら鐘塔が工事中・・・。

St-Pierre de AIRVAULT  エルヴォーのサン・ピエール教会  トゥアールの子爵夫人アルデアルドによって創建。11世紀から12世紀そして13世紀にまたがって建設された印象深く壮大な教会建築。

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↓ ファサードは12世紀、非対称な形をとっています。

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↓ 目に付くのは左手北扉口上部の「馬上のコンスタンティヌス」とされる像。ずいぶん壊れた状態ですが・・・

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↓ 中央扉口アーチに「ユダヤの長老」が勢ぞろいでお出迎えの浮彫

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↓ ここも見学者は私だけなので思わず「綺麗!」と賛美状態のナルテックス。ポワトー地方でもユニークなものとか。中央の2本の四角の柱は10世紀のもので、サンティアゴ巡礼者のシェルターとしてここに建っていた名残です。

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↓ 広大な中央身廊は12世紀ロマネスク様式ですが、天井は先ほど訪れたばかりのサン・ジュアン・ド・マルヌと同じように、アンジュ―ヴォールトと呼ばれる13世紀のゴシックで改築されています。新旧聖書からの場面がパラレル・キーストーン(傘状にある要石)の3か所に見られます。

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↓ ヴォールトが壁面まで伸びて、そこにも彫刻

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↓ 南側廊

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↓ 周歩廊の天井

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↓ 柱頭彫刻/馬上の3人と墓所

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↓ 獅子の穴のダニエル

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↓ 北翼廊にピエール・ド・サント・フォンティーヌの記念墓。1110年に亡くなったエルヴォーの初代司教とのこと。9人の浮彫はキリストと8人の使徒と思われる。12世紀。

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↓ 祭壇前飾りの浮彫「荘厳のキリスト」12世紀

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↓ 教会前南側に昔の回廊の一部が残っています。アーチは修道院のチャプターハウスの一画でした。ここから見る教会も静かな街の様子も忘れ難い風景です。

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さて、ここでは見るべきものも多かったので、25KのParthenayまで、間に合わなければ次のバスと思ったのですが、5分前に到着!しかも目の前にバスが停まっていて、ぴったり間に合いました。Parthnayにもロマネスク教会があって、つぎのバスになると時間があるので、もしかして見られるかもと思ったのですが、2つの教会と移動だけで頭も体もフルに使い切った感じ。バスでもボーっとしているうちに二オールの大きな広場に到着。ホテルはすぐ近くなので、部屋に入ってしばらく休憩しました。

↓ 部屋は普通 バスなし

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↓ 夕食はホテルのお勧めの広場近くのレストランへ。7時はまだオープンしたばかり。

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↓ まず豚肉のリエットがたくさん出てきて、なんせランチ抜きでしたからパクパク

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↓ 前菜にサーモンのカルパッチョ(二オール風?)

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↓ 主菜は鴨肉のファルシー

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なかなか美味しい夕食で、満足満腹でした。お勘定のときホテルの紹介だからと10%引きにしてくれました。外に出ると9時近くなのにまだ明るい二オールでした。


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