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2005年夏の旅(8) ローマ~ザルツブルグ [2005夏2 ペーザロ、ザルツブルクから北伊への]

8/25 ローマ→ウィーン(チューリッヒ?)乗り換え→ザルツブルグ

B.W Elphant Hotel 3泊

 まだ暗い早朝の出発でした。広場のTAXI乗り場までホテルの方に送ってもらって空港へ。ここから記憶が途切れ、ウィーンまたはチューリッヒ乗り換えだった?で、正午ごろザルツブルグ空港に到着しました。ホテルはまだチェックインの時間前でしたので、荷物を預けて友人たちの泊まっているホテルへ。私が自分のホテルやチケットを手配した後に、一緒に行くことになったので、同宿はできませんでした。またチケットもムーティの「魔笛」が手配できず、やむなく30%手数料込のチケット屋から購入。それもなんどかアクセスしてようやくとったのですが・・・。この件で友情にひびが入るとは予測もしなかったことでした(くわしいことは割愛)。

ボローニャから友人たちもすでに到着していました。ランチは私の泊まっているホテルの1階にあるレストランで、ウィーン風カツレツなど。いつも一人なので、お喋りしながらの食事は楽しいです。旧市街を散策の後、3時ごろ友人たちと別れホテルにチェックイン。部屋で休憩ののち、ザルツブルグ音楽祭の会場へ。

モーツアルト『ポントの王ミトリダーテ Mitridate』 レジデンス(司教館中庭) 20:00~

 指揮:Marc Minkowski   演出:Gunter kramer

Mitridate:Richard Croft   Aspasia: Netta Or   Sifare :Miah Persson

Farnace: Bejun Mehta   Ismene:Ingela Bohlin

オーケストラ:Les Musiciens du Louvre-Grenoble

 司教館の中庭にオペラのために設えられた会場は、即席プレハブとはいえトイレなども完備されています。8月末の夏の終わり、夜も更けて8時になりました。ミンコウスキが登場し、指揮台に上がった時に8時の晩鐘が鳴り響きました。じーっと鳴り終わるのを待つ静かな表情のミンコウスキ。ザルツでミンコ&MDLGを聴くのは初めてでした。舞台は上部に鏡を配置し観客に直接見えない裏側を写し出すというモダンなもの。衣装も現代的なものなので、当然現代の中近東の紛争を思い起こさせます。リチャードがフセインに似ていなくて良かった(笑)以前見たことのある映像(オリンピア劇場版)の古代風な舞台とは違って、モーツアルトの初期の作品の瑞々しさを巧みに演劇的に表現。フレッシュ感漂う素晴らしい演奏とともに忘れられない舞台になりました。歌手陣も、これ以上は望めないと思うパフォーマンス。特に若々しい兄弟役の二人メータとパーソンは忘れられません。ミンコフスキもカーテンコールでは楽譜にキスして、今夜が最終公演になった成功の喜びを表していました。チケットの売り上げも評判もムーティを上回っていたという噂でした。

 幕間にトイレを済ませて友人のところに戻りますと、見知らぬ初老の男性が友人と談話中です。その方の佇まいを拝見してピーン!「あの~失礼ですが沖縄のおじさんではありませんか?私Mさんの知人なのです」「Mさんのおかげで、あちこちで声をかけられるんだ~苦笑」 オペラ仲間のMさんは『オペラ放浪記』を著され、そのなかのエピソードで、同じようにオペラ放浪されている沖縄のおじさんを好意とユーモアで語られているのです。一度お会いしたいと思っていましたから、とても嬉しかったです。また、お会いできると思っていましたが、その後はすれ違いのまま・・・北海道のおばさんは淋しい~。

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帰途はお互いに移動その他で疲れていたため、友人たちと別れホテルに戻りました。夜食を部屋で済ませ就寝。


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